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製品カタログなどの印刷を内製する避難器具総合メーカーがPOD機の活用で、ハイスピード・ローコストの製作環境を構築

オリロー株式会社 導入事例

2017年12月取材

製造業101~1,000名複合機・コピー機活用営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

各種避難器具を製造・販売するオリロー株式会社は、社内にオフセット印刷機を擁し、会社案内や製品カタログなどの印刷物を内製していたが、機器の老朽化による業務効率の低下が目立つようになった。このほど大塚商会の提案を受けてカラーPOD機を導入し、断裁機や紙折機などの周辺機器もリプレース。その結果、印刷速度が目覚ましく向上し、印刷物の出力単価も低減。多品種印刷が可能になり、製品カタログなどの記載内容の修正反映がスピーディーにできるようになるなど、大きな導入成果を収めている。

オリロー株式会社

導入先の概要

業種
製造業
事業内容
避難器具オリロー製造販売(緩降機・ハッチ・はしご)、消火器など各種防災用品販売、消防用設備などの保守点検
従業員数
189名(2017年12月現在)
ホームページ
https://www.oriro.co.jp/

お客様の声をご紹介

専務取締役 埼玉工場長 松本 功氏

「火災発生時の避難器具は、社会になくてはならない製品です。お子様からご高齢の方まで、どなたでも迅速かつ確実に避難できるよう、画期的な製品の開発に尽力しています」

執行役員 埼玉副工場長 設計部部長 佐渡山 肇氏

「万一の際により安全な避難を促す製品開発に注力しています。避難器具は仕様変更が多いので、製品カタログをすぐに修正できる印刷体制が整ったことに満足しています」

埼玉工場 一課 印刷班 主任補 佐藤 公治氏

「カラーPOD機だけではなく、断裁機や紙折機などの周辺機器に関しても、当社の業務環境にマッチする優良製品を紹介してくださった大塚商会さんの提案力を高く評価しています」

埼玉工場 一課 印刷班 大井川 薫氏

「操作性に優れ、紙詰まりなどのトラブルも少ないのが『RICOH Pro C7100S』の魅力です。機器の活用レベルをさらに高めることが、今後の印刷班の課題です」

大塚商会担当者からのコメント

「今後もカラーPOD機の効率的な運用をしっかりサポートします」

オリロー株式会社様の印刷ニーズに適したカラーPOD機をご導入いただき、課題解決に貢献することができました。引き続きさらなる印刷業務の改善をお手伝いさせていただきます。

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導入事例詳細

火災時に人命を守る安全性の高い避難器具を製造

安全性が高く、緊急時に操作しやすい各種避難器具を製造・販売

東京都文京区に本社を置くオリロー株式会社(以下、オリロー)は、「オリロー」のブランド名で知られる火災時の避難器具を製造・販売する企業だ。1928年の創業時には消火器の製造を中心に手がけ、のちに緩降機(使用者が自重で自動的に連続交互に降下できる機構を有する避難器具)を開発した。
「火災時の避難器具は消防関係法令にのっとり、建築物の収容人数や階段の個数に応じて適切なものが設置される決まりとなっています。その品質基準は非常に厳しく、材質や強度はもちろん、設置や維持の方法についても細かく定められています」と説明するのは、専務取締役 埼玉工場長の松本 功氏。
同社の緩降機は1968年に国家検定品として認定され、その後、避難用はしごや垂直式救助袋が組み込まれた避難ハッチも製造するようになった。
こうした避難器具は6カ月に一度の保守点検を行うことが法令で定められており、同社は製品の製造・販売・設置だけではなく、設置時の消防用確認申請や、設置後の保守点検までを一貫してサポート。そのための営業拠点が北海道から九州まで全国各地に開設されている。
生産拠点は埼玉県と新潟県にあり、埼玉工場(比企郡)では緩降機の特殊金具などのオーダーメード品、新潟工場(燕市)では避難ハッチ・緩降機などの量産品が主に製造されている。
2001年に新宿歌舞伎町の雑居ビルで多数の死傷者を出した火災が発生したことを受けて消防法が改正され、ワンタッチで使用可能となる「一動作型避難器具」の設置が特定の建物で義務付けられるようになるなど、安全性の高い避難器具に対するニーズが高まりを示す中、オリローの緩降機は国内シェア約50%を占めているという。
「緩降機による降下速度や使用荷重も法令で定められていますが、当社の製品は規格内最大使用荷重が他社製品と比べて大きく、使用時の最長ロープ長も業界トップを誇ります」と話すのは、執行役員 埼玉副工場長 設計部部長の佐渡山 肇氏。

2017年11月には、一回のレバー操作ではしごが開き、避難時の恐怖心を和らげるための防護柵も備えた「一動作対応型収納式固定はしご」も販売され、大きな反響を呼んでいる。
「現在は2020年の東京五輪開催に向けた建築需要の高まりに伴い、新規に着工されるビルなどへの避難器具導入が増加しています」と松本氏。
同社は救助袋を備えた避難ハッチも開発し、幼稚園や高齢者向け施設などへの販促活動にも力を注いでいる。
「降下させた布状の袋の内部を滑り降りる救助袋なら、緩降機やはしごを使って自力で避難することが難しい子どもや高齢者の方でも比較的安全に避難することができます」(松本氏)
同社はこのように創業以来手を緩めることなく、万一の災害時に人命を守るためのより安全な製品の開発に全社を挙げて取り組み続けている。

オフセット印刷機の老朽化による業務効率の低下が課題に

多様な製品カタログを内製。記載内容をすばやく修正でき、必要に応じて必要な部数を出力できる体制を整えたことは、営業力の向上にも貢献している

オリローの埼玉工場には印刷班があり、会社案内や製品カタログから、製品価格表、さらには封筒や名刺まで、社内で必要とする多様な印刷物の製作を一手に引き受けている。
「以前の社長が印刷に関する専門知識を持っていたことから社内に設備が整えられ、印刷を内製化するようになりました」と話すのは、埼玉工場 一課 印刷班 主任補の佐藤 公治氏。
グラフィックデザインソフトで製版用フィルムが作られたのち、以前は複数の単色オフセット印刷機を使ってフルカラー印刷が行われていたが、A3中折(両面カラー)5,000枚を印刷するのに数日要していたという。
そのオフセット印刷機は老朽化が進み、メンテナンスや部品交換をたびたび必要とするようになったが、既にメーカーが製品の取り扱いを中止しているためにサポートを受けることができず、機能を維持することが困難になってきた。
佐藤氏と共に印刷業務を担当する埼玉工場 一課 印刷班の大井川 薫氏は、「当社の製品カタログは50~60種あり、多品種印刷に対応できる体制を整備することも課題となっていました」と語る。
そんな同社に大塚商会が提案したのが、オフセット印刷機に替わって最新鋭のカラーPOD機を導入することだった。
「以前からカラーPOD機に関心を抱いており、他ベンダーの製品展示会に足を運んだこともありますが、機器本体も印刷単価もかなり高額だったため、導入を本格的に検討するには至りませんでした。その後さらに経年劣化が進み、オフセット印刷機を買い替えるよりPOD機に更新した方が低コストだと大塚商会さんに勧められ、リプレースすることを決断しました」(佐藤氏)

こうして選定されたのが、高い彩度と発色を実現し、高精細が求められるポスター印刷などにも対応する『RICOH Pro C7100S』である。
リコー製カラーPOD機には多様な機種がラインアップされているが、「印刷スピード、印刷可能な紙種、本体の適切なサイズ」などの観点から、同社の印刷ニーズや環境に適した機種が絞り込まれていった。
「大塚商会さんと取引するのは初めてでしたが、営業担当者の方は当社の業務環境をよく理解したうえで、最適な機種を提案してくださいました」と両氏は語り、ベンダーに対する信頼感を抱いたことも、導入を決める大きな要素になったという。

煩雑だった印刷工程が省力化され印刷速度も飛躍的に向上

2016年4月に稼働を始めた『RICOH Pro C7100S』は、旧来の印刷機に替わってオリローの印刷業務を担うようになった。
その導入効果としてまず特筆されるのは、印刷速度が飛躍的に向上すると共に、印刷コストも大幅に圧縮されたことだ。
「オフセット印刷機で数日かけていた印刷が、POD機ではわずか半日程度で済むようになりました。製版や刷版といった煩雑な印刷工程も省略されるようになったことから、印刷コストは以前と比べて60%カットできています」(佐藤氏)
同社が製品カタログなどに用いる主な紙は5、6種あり、パンフレットなどの用紙として代表的な紙種であるマットコートを使用することが多い。一般のコピー用紙などと比較して厚みのある紙でも印刷スピードが十分で、紙詰まりなどのトラブルもほとんどないという。大塚商会の『マテリアルカタログ』を通じて適宜調達することで、用紙の補充も迅速になされるようになった。
もう一つの大きな成果は、製品の仕様変更に伴う印刷物の内容修正依頼にスピーディーに即応できるようになったことである。
「一部の数値や製品の写真を差し替えるだけの場合でも、オフセット印刷では製版や刷版を一からやり直す必要がありました。しかし現在はPCに保存されている印刷データを修正するだけで即座に出力することが可能になり、印刷業務の効率性が大幅にアップしました」(佐藤氏)
印刷物の細かな修正が直ちになされるようになったことで、営業部門などの販促活動がよりスムーズになったのは言うまでもない。また、必要なときに必要な部数だけ刷れるオンデマンドプリントは、各部署が印刷物の在庫を管理する負担を軽減する効果も生み出した。どの部署も以前はまとまった部数をストックしていたが、現在は残部が少なくなり次第、印刷班に発注するようになっている。

カラーPOD機と周辺機器の刷新により、印刷班の業務効率が大幅にアップ

印刷コストの圧縮も実現した

大井川氏は、インターフェイスに優れた『RICOH Pro C7100S』の操作性を高く評価する。
「私は印刷に関する専門家ではありませんが、『RICOH Pro C7100S』の使い方は非常に明快で、操作に迷うことも全くありません。複数のトレイに異なる紙種をプリセットしておけば、印刷のたびに紙を交換する手間がないのも便利です」
そう話す大井川氏は、POD機導入後に印刷班に配属された。オフセット印刷に携わった経験はないものの、以前と現在との印刷班の作業環境の大きな違いを実感しているという。
「別の部署にいた私が印刷現場を通りかかると、オフセット印刷機が発する熱で周囲が高温になり、特有のインク臭も漂っていましたが、POD機に更新されてからは、そうしたことが一切なくなりました。また、オフセット印刷機は使用するインクの色を変えるたびに部品の洗浄が必要でしたが、今はそうした細かなメンテナンスも必要ありません」(大井川氏)
このように、オフセット印刷機からPOD機へのリプレースは、労務環境の改善や作業の省力化にも多大な貢献をしている。

周辺機器もリプレースして万全の業務体制を整備

同社はオフセット印刷機と共に断裁機や紙折機などの周辺機器も備えていたが、こちらも老朽化による故障やトラブルが目立つようになった。そこでカラーPOD機の導入後、大塚商会を通じて製本機などで定評のある国内メーカー・ホリゾン製の断裁機と紙折機にリプレースし、製本作業の効率性を高めた。
あわせて、全社の名刺印刷ニーズに対応するため、名刺カッター『PROSCUT PCM-15』も導入。この名刺カッターは多様なサイズのカードをカットできることから、名刺だけではなく製品に添付する保証カードなどの作製にも応用されている。
「カラーPOD機と周辺機器の刷新で印刷業務全体が効率化されましたが、現状に満足せずにさらなる効率化を追求していくつもりです。機器の活用レベルを上げるため、大塚商会さん主催の製品セミナーなどにもぜひ参加したいですね」(佐藤氏)
「『RICOH Pro C7100S』ではクリアや蛍光色といった特色トナーも利用できるので、製品カタログの表紙などに使って、より訴求力の強い印刷物を作製したいと思っています」(大井川氏)
両氏は今後の活用についてそう展望し、「引き続き機器の充実したサポートや、業務改善につながるIT情報の提供をお願いします」と大塚商会への要望を口にした。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

  • カラーPOD機『RICOH Pro C7100S』

    優れた色再現性と印刷精度で、付加価値の高い印刷を実現します。ホワイトやクリア印刷も可能な5色目トナー対応です。

その他の導入システム

  • 断裁機『Horizon Paper Cutter APC-660』
  • 紙折機『Horizon Paper Folder PF-2』
  • 名刺カッター『PROSCUT PCM-15』
  • マテリアルカタログ

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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