生産管理システムを新規に立ち上げ多品種少量生産・即日納品に対応し、情報漏えい対策やBCP対策も同時に実現

「大塚商会のきめ細かなサポートにより、生産管理システムを新規に立ち上げ、多品種少量生産・即日納品に対応できる業務基盤が整いました」

進栄化工株式会社 導入事例

製造業1~100名ERP・基幹業務・業務管理セキュリティ営業・業務プロセス効率化経営基盤強化・リスク対策機密漏えい・外部侵入対策

大阪市鶴見区に本社のある進栄化工株式会社は、多種多様な分野で活用されているシールやステッカーなどの製造・販売をしている。経営改革を断行することで、多品種少量生産・即日納品を実現していることが大きな強みだ。その重要な業務基盤を支えているのが、大塚商会から導入した「生産管理システム」である。受注から発送に至る一連の生産管理業務の効率アップを図り、製品ごとの進捗(しんちょく)状況や在庫数の「見える化」を実現している。同時に情報漏えい対策やBCP(Business Continuity Plan)対策を強化し、取引先との信頼向上に結び付いている。

進栄化工株式会社

導入先の概要

業種
製造業
事業内容
タック紙、両面テープ、印刷用フィルムなどの製造・販売、ラミネート加工、貼り合わせ、抜き加工全般・ハーフカット、断裁加工
従業員数
45名(2019年6月現在)
ホームページ
http://www.shineikakoh.co.jp/

導入の狙い

  • 多品種少量生産・短納期に対応できるシステムを構築したい
  • 製品ごとの進捗状況や在庫の「見える化」を実現したい

解決策

生産管理システムの構築から運用までトータルにご支援

導入したメリット

  • 生産管理の効率アップで多品種少量生産・短納期が実現された
  • 情報漏えい対策とBCP対策が強化された
  • 進捗状況や在庫数を正確に把握できるようになった
  • 取引先との信頼向上に結びついた
  • 代表取締役社長 竹内 祐樹氏

    「大塚商会さんに相談すれば、一つの窓口でどんなものでもすぐに提案してくれるのでありがたいです。各種セミナーも勉強になるので、とても助かっています」

  • 業務課 係長 東木 誠氏

    「今回構築した生産管理システムはまだまだ改善していく必要があります。2020年2月には新社屋も完成するので、今後も引き続きサポートしていただきたいです」

導入製品情報

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
生産管理システム生産革新 Ryu-jinお問い合わせ
セキュリティシステムSKYSEA ClientViewお問い合わせ
勤怠管理システムTimePro-XG 就業お問い合わせ
アマノ製 入退室管理
基幹業務システムSMILE BS 2nd Edition 販売お問い合わせ
Microsoft AzureAzureサイトリカバリーサービス
バックアップサービス拠点間データバックアップお問い合わせ
セキュリティアプライアンスCloud Edgeお問い合わせ

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進栄化工株式会社 導入事例(PDF:2,768KB)

導入事例詳細

経営改革で町工場から製造企業へ飛躍

進栄化工株式会社(以下、進栄化工)は、シールやステッカーなどの製造・加工をする会社として1980年に創業。当初は、関西地域の大手家電メーカーが自社製品に取り付ける銘板の製造を中心に事業展開していた。しかし、大手家電メーカーの製造拠点が人件費の安い海外にシフトしていく中で、銘板の受注件数が激減。そこで、現在の代表取締役社長の竹内 祐樹氏が中心となって経営改革を断行し、町工場から製造企業へと一気に進展させた。新しい製造設備を導入する際には、標準仕様では3工程かかるものを1工程に集約するなど、メーカーと掛け合って自社仕様に改良を加え、生産性を向上。少人数でも良質な製品を、極力手間をかけずに短時間で製造できる体制を整えた。
また、1社の粘着剤では貼り合わせることができなかったものを、複数メーカーの粘着剤を組み合わせることで貼り合わせられるようにするなど、素材の研究にも力を注いだ。そうした努力が実を結び、多品種少量生産・即日納品を実現。その結果、受注案件が急増し、関西地域のみならず東京近郊の新規顧客からも直接製造の依頼がくるケースが増えたという。

現在、進栄化工が取り扱っている製品は驚くほど多岐にわたる。一部を挙げるだけでも、家電製品のロゴや注意書きシール、電車やバスの広告パネル、スマートフォンの保護フィルムなどを製造。最近では、東京オリンピック・パラリンピックのステッカーや、警察が犯人の足形を取るために使用する特殊なシートまでをも手掛けている。
「経営改革を進めている最中に、従業員の8割が退社してしまい、過度のストレスで大病を患ったこともありました。しかし、タイミングよく若い有能な人材が入社してきたので、従業員が一丸となり何とか苦境を乗り切ることができました」(竹内氏)

その一方で、数年前から殺菌効果のある電解水と装置を販売する「環境ビジネス」にも参入。既に幼稚園や老人ホームなどへの導入実績があり、新たな市場を切り開いている。

東京オリンピック・パラリンピックのステッカーや、警察が犯人の足形を取るために使用する特殊なシートも手がけている

紙ベースの生産管理の課題解決に着手

経営改革の重要な柱となる多品種少量生産・短納期を実現するためには、受注から材料の発注、印刷(外注)、ラミネート加工、断裁、抜き加工、検査、発送までの一連の生産工程を円滑に行う必要があったため、生産管理システムの導入が必要不可欠だった。
ところが、竹内氏が社長に就任した当時は、ほとんどの業務を紙のドキュメントで管理していた。Excelで作成した製造指示書を紙にコピーして作業内容を手書きで記入、それを見ながら各工程の担当者が作業を行っていたのだ。
「とにかく紙の書類が多く、誰がどこでどの作業を行っているのか、進捗状況が見えませんでした。また、手書きの文字は数字がほかの文字より判別しづらいので、製造する個数を間違えるという人的ミスもしばしばありました。製品や材料の在庫数も、工場に出向いて数えないと把握できない状態だったのです」(竹内氏)

こうした状況を打破するために、生産管理システムの構築に着手し、ITベンダー数社に提案を依頼。その中から最終的に選定したのが、大塚商会が提案した『生産革新 Ryu-jin』と『SMILE BS 2nd Edition 販売』だった。
「大塚商会のシステムは、生産管理業務の一連の流れがスムーズで、販売管理とシームレスに連動するので、一番使いやすい印象を受けました」(竹内氏)

さらに、導入から運用までのサポート体制が充実していることも重要な決め手となった。特に営業やSE担当者のフットワークが軽く、どんなことにも真摯(しんし)に対応してもらえることを高く評価している。
「従業員のITスキルを引き上げるために、さまざまな勉強会も開いてくれました。何か質問をすると、きちんと回答してくれるので、とても頼りになります」(竹内氏)

何も分からない状態から最適なシステムを構築

生産管理システムが本稼働するまでには少なからず苦労があったという。まず、製造業務の流れを把握して、システム上に反映させる作業に多くの時間を費やした。業務課 係長の東木 誠氏が中心となり、製造現場の担当者と大塚商会の調整役を果たすことで、具体的な取り組みを進めていった。
「現場の従業員からは、『なぜ、そんなことをしなくてはいけないのか?』と文句を言われることもありました。しかし、現場の意見を吸い上げて、それを大塚商会さんに伝えてシステムに反映してもらうことで、IT化の機運が徐々に高まっていきました。大塚商会さんが第三者の客観的な視点からシステム化を図るメリットを分かりやすく説明してくれたのが、大きな原動力となりました」(東木氏)

一部の工程だけを請け負う案件にも柔軟に対応

その後、マスター登録作業などを行い、本社と工場をVPN(Virtual Private Network)でつないで生産管理システムの情報を社内で共有できる環境を整えた。しかし、いきなり全ての受注案件で運用を開始すると、予期せぬトラブルを招く恐れがあるため、メインの取引先の案件から徐々に新システムへ移行していった。その間、運用上の問題点を洗い出し、業務内容に合わせて一部カスタマイズも施している。
「基本は業務を標準機能に合わせていますが、運用してみると不都合な点が出てきました。例えば、製品や材料を販売する以外に、一部の工程だけ請け負うケースもあるので、工程単位で請求できるように改善していただきました。同時に、取引先の仕様に合わせた専用伝票も新たに作成しました」(東木氏)

製品ごとの進捗状況や在庫数の「見える化」を実現

『生産革新 Ryu-jin』で一貫生産体制を確立。多品種少量生産・短納期に柔軟に対応できる業務基盤を構築し、製品ごとの進捗状況や在庫数の「見える化」を実現している

生産管理システムは2017年に本稼働し、製品ごとの進捗状況や在庫数の「見える化」を実現している。
「複数の製造工程がある中で、各案件がどこまで進んでいるのか、システムの画面を見れば一目で分かるので、その導入効果は極めて大きいです。以前は、材料の在庫数をExcel上で管理していたのですが、データを入れ忘れることもあったため、正確な在庫数を把握することが困難でした。しかし、現在は材料を発注する段階でデータが確実に入力され、在庫数を正確に把握することができます」(東木氏)

従来あった、製造指示書に手書きで記入されている数字を見間違えるなどのケアレスミスがなくなったことも大きな導入効果だ。それにより、データの精度が格段にアップしている。今後、実績データが蓄積されれば、リピート生産のときに過去の案件を検索して順次に参照できるようにもなり、業務効率がより一層高まると大きな期待を寄せている。
「お客様が工場を視察されたときに、生産管理がシステム化されていることに驚かれます。業界内では、今も手書きで管理しているところが多いので、お客様の信頼性向上にも寄与しています」(竹内氏)

システム化に伴い、情報漏えい対策とBCP対策も強化

進栄化工は、生産管理システムの構築に伴い、大塚商会からセキュリティツール『SKYSEA ClientView』を導入。IT機器やソフトウェアの資産管理の一元化を図るとともに、外部デバイスによるデータの持ち出しを禁止するなど情報漏えい対策も行っている。また、大塚商会の『クラウドバックアップサービス』も有効活用。システムデータのバックアップをデータセンターで実施し、万一サーバーのデータが消失しても、即座に復旧できる体制を整えることでBCP対策を実現している。

また、大塚商会から勤怠管理システム『TimePro-XG 就業』も導入。従業員がICカードをかざすと自動的に勤怠のデータが保存され、給与計算などに反映される仕組みになっている。
「2020年2月には、本社と工場を統合した新社屋が完成する予定です。より風通しの良い組織体制にすることで、生産効率をさらに高めていきます」(竹内氏)

大塚商会担当者からのコメント

「きめ細かなサポートでお客様の期待にお応えします」

進栄化工株式会社様は、新規に生産管理システムを立ち上げることで多品種少量生産・短納期に柔軟に対応できる業務基盤を構築されました。今後も導入から運用まできめ細かなサポートでお客様の期待にお応えします。

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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