オフィスのIT全般の導入について、分かりやすくお答えします。

自社のニーズに合う業務アプリをアジャイル開発で作成。属人的だった業務情報が一元管理され、経営戦略立案に役立つ多角的なデータ分析も可能に

「部門や担当者ごとに管理していたデータを一元化。あらゆる情報を全社員が共有することで業務効率が高まり、経営管理に資するデータ分析も容易にできるようになりました」

株式会社イエムラ 導入事例

2018年10月取材

製造業1~100名情報共有・会議システムERP・基幹業務・業務管理業務データの活用営業・業務プロセス効率化

高い技術力を武器にステンレス鋼の加工を手掛ける株式会社イエムラでは、膨大な業務データが部門や担当者ごとに作成・管理され、全社で共有されていないという課題を抱えていた。情報の一元化に向けCRMの導入を検討したが、より自社の業務内容によりマッチするシステムを構築するため、業務アプリ作成システム『kintone』を選定。大塚商会による『訪問開発サービス』で必要なアプリを低コストかつ短期間で作成し、社内の誰もが目的のデータへ瞬時にアクセスできる環境を実現した。蓄積されたデータは経営分析にも有効活用されている。

株式会社イエムラ

導入先の概要

業種
金属製品製造業
事業内容
金属製品の設計・製造・施工・販売
従業員数
20名(2018年10月現在)
ホームページ
https://www.sus-iemura.co.jp/

導入の狙い

  • 必要な業務アプリを低コストかつ短期間で開発したい
  • 全社員が多様な業務データを共有できる環境を構築したい
  • 蓄積した業務データを多角的に分析して経営管理に役立てたい

解決策

『訪問開発サービス』による業務アプリの開発をご提案

導入したメリット

  • 各部門の業務内容にフィットするアプリを、低コストかつスピーディーに開発
  • 多角的なデータ分析が可能になり、的確な経営戦略を立案できる環境が整った
  • 業務データが電子化され、必要な情報に即座にアクセスできるようになった
  • 代表取締役社長 家村 秀也氏

    「各部門の要望を反映しながら、操作性の高い業務アプリケーションをスピーディーに構築していただけました。大塚商会さんの『訪問開発サービス』は、費用対効果の面で当社のような小規模企業によくマッチするサービスだと思います」

  • 営業部 課長 渡邊 義記氏

    「『kintone』の活用により、お客様ごとの取引履歴や案件ごとの収益率などがしっかり把握できるようになりました。集積したデータを幅広い視点で分析し、さらなる業務改善につなげることが今後の目標です」

導入製品情報

製品カテゴリー製品名・型番
業務アプリ作成システムkintone
システム開発支援サービス訪問開発サービス

この事例を印刷、保存しますか?(無料)*内容は同じです

整形ずみPDFを入手

株式会社イエムラ 導入事例(PDF:2,647KB)

導入事例詳細

高度なステンレス鋼加工技術で多様な金属製品を受注生産

ドアやサッシなど、ステンレス鋼の加工品を製造/販売。東日本大震災以降は復興関連事業も多数受注し、CSR活動による社会貢献にも注力している

宮城県名取市の株式会社イエムラは、宮城を中心とする東北6県と首都圏を市場にステンレス鋼の加工を行う企業だ。ビル建築に伴うドアやサッシの製造を主力事業とし、公共交通機関等のインフラ関連施設にも製品を納入している。ビルや駅など、不特定多数の人が毎日のように利用する場所で使われるため、その製品には確かな安全性が求められる。公共建築協会の評価書認定を単独で取得するなど、同社の技術力に対する顧客の信頼は非常に厚く、金融機関から特注設備等の製造も依頼されている。
「東日本大震災以後は、宮城県仙台市のイベント会場『夢メッセみやぎ』など被災した公共施設の復興事業も手掛けてきました。病院建て替えに伴い使用されるステンレス製ドアなど、復興需要は依然として続いています。当社の事業の特長は、製品の全てがフルオーダーメードで、受注品の設計から製造、施工まで一貫して行えることです」と話すのは、代表取締役社長の家村 秀也氏。

東日本大震災時には、社屋のすぐ近くまで津波が押し寄せた。「確かなモノづくり」が人々の命を守るという思いを強くした同社は、「のこすモノ・つくるヒト」を新たな企業理念に掲げ、持ち前の「創造力」「技術力」「提案力」による社会貢献を実践。より信頼性の高い製品づくりを進めながら、近年は学生インターンシップの受け入れといったCSR活動にも力を入れている。

部門・担当者ごとに管理されている業務データの一元化を検討

同社の大きな課題は、年間約1,000件の製造案件の受注から納品に至る過程で各部門の担当者が個別に業務データを作成するため、全社で情報共有ができていないことだった。

「顧客データも案件データも紙帳票としてバラバラに存在しており、必要な情報にすばやくアクセスすることができませんでした」と語るのは、営業部 課長の渡邊 義記氏。見積り、積算や製造工程の管理もサポートする同氏は、社内に点在する業務データを一元化する必要性を以前から強く感じていたという。業務データに検索性がないばかりか、顧客や案件ごとの営業収支が把握できない丼勘定状態だったため、「PDCAサイクルがなく、収益性アップに結び付く的確な営業戦略が立てられずにいた」と家村氏は振り返る。こうした状況を改善するべく同社はCRMの導入を検討したが、数社のベンダーが提案するパッケージソフトはいずれも、製造品の規格が受注ごとに異なるという同社の事業内容にフィットするものではなかった。

自社の業務内容に即したアプリを作成できるツールを選定

そんな折、業務アプリ作成システム『kintone』の存在を知って興味を抱いた家村氏は、開発元のサイボウズ社が主催するセミナーに参加し、30日間の無料試用サービスを利用。一般的なパッケージソフトより低コストで、必要な機能を自在に盛り込んでカスタマイズできる点に魅力を感じた。
「複合機やLEDなどで取引のあった大塚商会さんに相談したところ、『訪問開発サービス』を利用して『kintone』を自社向けにアレンジすることを勧められました。また、国の推進する『IT導入補助金』の申請手続きも含めてサポートが受けられるということで、導入を決めました」(家村氏)

『訪問開発サービス』は、大塚商会の担当者が企業を訪問し、打ち合わせをしながらその場でアプリケーションを構築するアジャイル型開発サービスだ。アジャイル型開発サービスは、パッケージソフトと比べて運用開始までの準備期間が短いうえ、より業務内容にマッチしたシステム構築が可能という特長がある。訪問開発の過程では家村氏や渡邊氏だけではなく、各部門で業務を担当する社員も同席して意向を述べ、全社員にとって使い勝手の良いアプリ開発を目指した。大塚商会の担当者は業務の流れに沿って、その場でスピーディーかつきめ細かにアプリケーションを構築し、一部機能は訪問期間中に先行して運用をスタートさせた。

あらゆるデータが共有され業務の効率と品質が向上

膨大な紙帳票をめくることなく、全社員が必要な情報に即座にアクセスできるようになり、業務全般が効率アップした

1回4時間、全5回の訪問で「顧客管理」「案件管理」「月次売り上げ管理」「製造進捗管理」「営業日報」「請求管理」などの業務アプリが開発され、社内の業務データを一元管理できる体制を構築。その結果、膨大な紙帳票や個別のExcelデータから必要な情報を探す手間がなくなり、必要な情報に全社員が即座にアクセスできるようになった。納期に関する問い合わせに対しても、製造進捗管理表を見ることで社内の誰でもすぐに答えられるようになり、「顧客対応力が向上したことも、業務アプリの導入成果の一つ」と渡邊氏。

「各部門の担当者があらゆる情報を共有できるようになり、業務の効率と品質が向上しました。経営管理面では、お客様や業種別の情報が『見える化』されたことで収益傾向が把握できるようになり、経営資源の的確な配分が可能になったことが大きな収穫です」(家村氏)

情報の可視化で全社員が経営課題に気が付ける環境を実現

『kintone』の稼働後は、それまで周知されていなかった売り上げ目標や達成状況も、全社員が認識するようになったという。

「業務アプリの開発は、『気が利かない人でも気が付く』をコンセプトに進めました。さまざまな業務データを分析して、そこから経営的な課題を見いだせるのは一部の『気が利く人』だけですが、『kintone』によって情報を可視化することで、社内の誰もが重要なことに気づけるようにしたかったのです。また、企業規模が小さいので、デジタルとアナログをバランスよく取り入れる形が最適だと思いました。承認申請機能を実装することもできましたが、同じオフィスにいるのですから、社員の申請に対する承認は直接、口頭で行えばお互いの交流にもなりますし」と家村氏。
「営業日報」には経営層がコメントを書き込めるような仕様にもできるが、その機能も付与しなかった。社員に直接声を掛けることで、会社組織に不可欠な“対面コミュニケーション”を実践する余地を残したのである。

『kintone』のさらなる活用で生産/経営管理体制を一層強化

現在、製造部門の進捗管理は渡邊氏が工場からヒアリングする形で行っているが、リアルタイムの進捗状況を社内で共有できるよう、今後は担当者自身が『kintone』のアプリに入力する体制へ移行していく予定だ。それにより、進捗管理のみならず各担当者の生産管理能力も把握できるようになる。結果として『kintone』から得られる情報が、現状では評価基準が定められていない製造部門の社員の人事考課の指標として活用できるのではないか、と家村氏は期待する。同氏は、営業部門に支給している携帯電話をスマホに切り替えることも検討中だ。そうすれば出先でのデータ閲覧や営業日報の作成ができるようになり、営業社員の機動性や利便性が一層高まることになる。

「今回の導入を通じて、当社のような規模の企業には、業務内容をシステムに合わせるパッケージソフトより、必要な機能だけを盛り込んでカスタマイズできるアジャイル型の開発がふさわしいことを実感しました。大塚商会の担当者の方は手際よく短時間で私たちのニーズを反映させてくれたので、今後『kintone』の機能をアレンジしたり、新たな業務アプリを開発したりする場合は、再び『訪問開発サービス』を利用するつもりです」(家村氏)
同社は『kintone』の活用を基軸として、生産/経営管理体制のさらなる拡充を図る構えだ。

大塚商会担当者からのコメント

「業務アプリ開発ツールのさらなるご活用をサポートいたします」

株式会社イエムラ様は業務改善に対する意識を非常に高くお持ちで、どのようなアプリを作成すべきかの方向性が明確だったので、開発はスムーズに進みました。これからも必要とされるサポートを全力でご提供します。

この事例を印刷、保存しますか?(無料)*内容は同じです

  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

整形ずみPDFを入手

株式会社イエムラ 導入事例(PDF:2,647KB)

  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

関連する導入事例を見る

大塚商会は、オフィスIT全般について、幅広く対応します

大塚商会は、お客様のビジネスチャンスの獲得やコスト削減・生産性向上・競争力強化といった課題や要望に対するソリューションをワンストップでご提供しています。
また、販売したコンピューター・サーバー・通信機器・複合機などのあらゆるオフィス機器、ネットワーク設備、ソフトウェアの保守サービスを、当社が行う「自営保守」の原則があります。そして、多くのスタッフや専用回線を持つたよれーるコンタクトセンター、全国に展開するサポート拠点、社内に数多く在籍する公的資格・メーカー認定資格者が、お客様を強力にサポートしています。

大塚商会の企業情報

大塚商会のサポートは、さまざまなメーカー・機器にも対応!

お客様のお手間を取らせず、一つの窓口でいつでも対応します。

導入後も支持される安心のアフターフォローとは?