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高度なセキュリティを担保しつつ、シングルサインオンで業務用ツールの利便性を促進。社員が働きやすい職場環境を実現

「シングルサインオン方式の採用でカード業界標準のセキュリティを保ちながらも、業務用ツールの使い勝手が向上」

株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス 導入事例

2018年9月取材

運輸・通信業101~1,000名クラウドセキュリティサービス&サポート(たよれーる)経営基盤強化・リスク対策業務データの活用ネットワーク環境の構築・改善

電子マネーやクレジットカードなど、決済サービスのインフラを提供する株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス。クラウド側で決済処理を行うシンクライアント方式を採用し、低コストかつ、信頼性や拡張性にも優れた決済サービスを提供している。社内にも高度なセキュリティが求められるネットワーク環境は、大塚商会が構築した。また、社員の業務効率化や「働き方改革」を進める同社は、ADFSサーバーによって各種業務用ツールへのシングルサインオンを実現。『たよれーる Office 365』を中心に、社員にとっての利便性の高いシステム環境を構築している。

株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス

導入先の概要

業種
インターネット関連
事業内容
電子決済サービスに関連するインフラの提供
従業員数
250名(2018年9月26日時点)
ホームページ
https://www.tm-nets.com/

導入の狙い

  • 強固なセキュリティが担保されたシステムの構築
  • 業務効率化と「働き方改革」の推進
  • 社員にとって働きやすい環境の構築

解決策

AD ConnectとADFSサーバーで、より高度なセキュリティによるシングルサインオン環境を構築し、『Office 365』や各種業務ツールへのアクセスをシングルサインオン式に統一

導入したメリット

  • 緊急時の在宅対応や、外出先での業務用ツールへのアクセスが可能になった
  • シングルサインオンで各種業務用ツールの活用が促進された
  • 代表取締役 大高 敦氏

    「ビジネスを成長させているのは自分たちだけではありません。変化する競合他社や環境にどう立ち向かうか。どんな時代にも常に無敵であるために、自分たちの対応力を高く、広くしておきたいと考えます。そのために、ITの力は必要不可欠です」

  • 経営管理部 情報管理グループ マイクロソフト認定システムエンジニア 村上 仁孝氏

    「まだ認証連携ができていない勤怠システムなどとの連携も進めていきます。社員が本来の業務に集中できるよう、一本化できるところは一本化に向けて整備を行い、社員が利用するシステムの利便性を高めていきたいです」

導入製品情報

製品カテゴリー製品名・型番
クラウドサービスたよれーる Office 365 プランE3
ネットワーク環境構築ルーター
ファイアウォール
L3スイッチ
バックアップソリューションArcserve UDP Advanced Edition
サーバー/ストレージサーバー
ビジネスPCノートPC

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導入事例詳細

シンクライアント方式の電子決済サービスを提供

電子決済サービスのインフラ提供だけではなく、読み取り端末の製造も自社で行っている

電子マネーやクレジットカード、プリペイドカードなどによる電子決済サービスのインフラを提供する、株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(以下、TMN)。一般的に電子決済は、店舗に置かれているカード読み取り端末機に決済処理やセキュリティのソフトウェアを組み込んで運用するものだが、TMNのサービスは、電子決済処理をクラウド側で行うシンクライアント方式を採用している点が他社と異なっている。「シンクライアント方式では、店舗の端末機導入コストが大幅に削減され、優れた拡張性や高いセキュリティを実現できます。現在、当社のセンターに接続されている端末はおよそ30万台あり、そのうち約7割はリアル店舗でご利用いただいています」と、代表取締役の大高 敦氏は説明する。

政府は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、“キャッシュレス決済”の利用比率を海外レベルにまで引き上げる目標を掲げており、同社にとっては強い追い風となっている。大高氏は「シンクライアント方式なら、駐車場の自動精算機や家庭用のゲーム機など、端末の種類を問わずに決済が可能です。今後、IoTの普及と相まって、シンクライアント方式のニーズはますます広がっていくでしょう」と期待を寄せる。

高度なセキュリティを担保しつつ、業務の効率化を目指す

電子決済サービスには、金額や個人情報のやりとりを間違いなく処理・記録する正確さが求められる。当然ながら、そのシステムやネットワークは強固なセキュリティを保たなければならない。「当社はクレジットカード業界のセキュリティ標準化協議団体(PCI SSC)が定める『PCI P2PEソリューション』の認定を取得済みです。これに基づき、万全のセキュリティ環境を整備しています」と大高氏は説明する。

これまでも社内では、『今後のビジネスの伸長を踏まえ、社員が働く環境にも高度なセキュリティを維持しつつも、業務効率化や在宅勤務導入なども見据えた「働き方改革」を実現したい』と考えていた。その意向をくんでシステムやネットワークの見直しに取り組んだのが、経営管理部 情報管理グループの村上 仁孝氏だった。村上氏は、「これらを実現するには、高いセキュリティが担保されたうえで、社員がロケーションを選ばずに自分のPCから会社のネットワークにアクセスできる環境が不可欠でした」と振り返る。

高度なネットワークとVDIで安全な接続環境が実現

24時間365日、止まることが許されない電子決済サービスを提供する同社では、社員が深夜に緊急対応をしなければならないケースもある。そのような場合でも、出社せずに自宅から対応できる環境を整えられれば、社員の負担は大幅に軽減できる。そこで課題となるのが、外部からのアクセスを可能にしながら、どのようにしてセキュリティを担保するかだ。

村上氏は、これまでの社内ネットワークの環境を見直し、2017年2月にエンタープライズ向けファイアウォール『FortiGate-200D』を導入。「比較的リーズナブルでありながら、不正アクセスや攻撃を強力にブロックできるなど、信頼性の高さが大きな決め手でした。これにより、社員が自宅や外出先からでも社内ネットワークへ安全にアクセスできる環境が整いました」(村上氏)。

また、クライアント側のシステム運用環境にも、シンクライアント方式で主流となっているVDI(仮想デスクトップ基盤)を導入し、サーバー上のデスクトップ環境を社外から利用できるようにした。VDIであれば、OSやアプリケーション・データ領域の全てをサーバー上で処理。クライアント側は通信と操作だけを行うため、PC上にデータが残ることはない。漏えいや改ざんが絶対に許されない個人情報や決済情報をしっかりと守ることができる。「大塚商会さんには、これまでもネットワーク機器をはじめとした導入・構築をお願いしてきました。取り扱う製品の豊富さや導入支援サービスなど、ワンストップで対応していただける点が一番の魅力です」(村上氏)

シングルサインオンで各種業務用ツールの利便性を図る

シングルサインオン方式の導入によって、各種業務ツールの利便性が向上した

これらの取り組みは、村上氏がTMNに入社した2016年11月から始まったが、それ以前にも同社では社員の業務効率化のためにさまざまな製品・サービスを大塚商会から導入していた。その中でも特に村上氏の目に留まったのは、2013年8月に全社的に導入したクラウドサービス『たよれーる Office 365』だった。このサービスでは、クラウド経由でメールやスケジュール管理ができる「Exchange Online」や、社内ファイルの共有や掲示板の機能が使える「SharePoint Online」、Web会議やチャットが利用できる「Lync Online」など、業務効率化や円滑なコミュニケーションをサポートする製品が含まれている。

しかし、村上氏がシステムやネットワークの構築・運用改善に着手し始めた時点では、『たよれーる Office 365』は、「Word」や「Excel」「PowerPoint」と「Exchange Online」によるメールといった『Office』の基本的なツールしか利用できていなかった。「社内ではさまざまな業務用ツールを利用していましたが、それらの連携や一本化が行われていない状態でした。例えば、『たよれーる Office 365』にスケジュール管理機能があるのに、他社サービスのグループウェア内の予定表を利用しているといった、一貫性のない利用状況だったのです。また、各種業務用ツールはそれぞれログインが必要だったので、一回のログインで全てのツールが使えるようにした方が業務の効率化につながると考えました」(村上氏)。

ADFSサーバーを介してADとクラウドサービスの同期を実現

「業務用のツールを『たよれーる Office 365』に一本化すれば、教育や運用、コストの面で有益なだけでなく、何より社員にとっての利便性が向上するはずだ」と考えた村上氏は、マイクロソフトのアクティブディレクトリー(以下、AD)と同じIDとパスワードで『たよれーる Office 365』を利用できる仕組みを検討した。

ADは、社内ネットワークに接続する端末機器を一元管理するためのシステムだ。同社も以前から利用しており、社員が使用しているPC端末には既にADのIDとパスワードが割り当てられている。それをクラウド上の『たよれーる Office 365』と同期できれば、シングルサインオンでどちらも利用できるようになる。村上氏は大塚商会に相談し、『Office 365』とローカルにあるADとの同期をAD Connectによって構築。また、ADFS(アクティブディレクトリー フェデレーションサービス)サーバーを介することで、セキュリティ面をより高度に担保したシングルサインオンを実現している。現在は、その他のシステムもシングルサインオンで利用できるように段階的に準備を進めており、各種業務用ツールの利便性は、ますます高まりつつある。

『たよれーるOffice365』の各種サービスをフル活用

「SharePoint Online」で社内用のポータルサイトを開設し、社内規定集やリンク集、ワークフロー、ストレージサービスなどを利用できるようにしている

シングルサインオンの取り組みによって、村上氏の期待どおり、社員による『たよれーる Office 365』の活用は進んでいった。『Office』の基本的なツールはもちろん、希望する開発担当社員には、設計図などの作図ツールである「Visio」やプロジェクト管理ツールの「Project」なども活用してもらっているという。

また、Web会議用ツール「Skype for Business Online」や、チームの共同作業を加速させるコラボレーションツール「Microsoft Teams」の活用によって、TMNの社内コミュニケーションがさらに活発化した。このほか、「SharePoint Online」で社内用のポータルサイトを開設し、社内規定集やリンク集、ワークフロー、ストレージサービスを簡単に利用できるようにしている。

同社では、同社が提供する電子決済サービスのインフラ利用数は、2020年までに現在の倍近くになると見込んでいる。「今後も高度なセキュリティを担保しつつ、社員にとっての働きやすい職場環境を提供していきたいと考えています。まずは『たよれーる Office 365』を軸としたシステム活用をしっかり促し、浸透させたいです。今後も業務拡大に当たっては、大塚商会さんの提案力に期待しています」と村上氏は話を締めくくった。

大塚商会担当者からのコメント

「セキュリティ担保と、システム活用の両立をお手伝いします」

株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス様には、電子決済サービス会社として必須の高度なセキュリティと、社員の方々によるシステム活用の両立が実現できたことに大変ご満足いただいております。これからも、ご期待に添える提案を積極的に行ってまいります。

この事例を印刷、保存しますか?(無料)*内容は同じです

  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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