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象のショーで人気の動物園が、オリジナルグッズ開発にカラーPOD機を導入。園内掲示物の制作をはじめ業務の省力化にも貢献

有限会社市原ぞうの国 導入事例

2017年12月取材

サービス業1~100名複合機・コピー機活用営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

有限会社市原ぞうの国は、国内最大の象の飼育数で知られる動物園の運営会社だ。多様なアトラクションを通し、象の魅力を多くの人に伝えると共に、国内では2例目になるアジアゾウの出産に成功するなど、絶滅が危惧される象の繁殖にも積極的に取り組んでいる。民間動物園の経営が特色あるグッズ販売にも支えられる中、同園はオリジナルグッズの内製化を目的にカラーPOD機を導入。リピーターも思わず手を伸ばす魅力的なグッズ開発に取り組む一方で、耐水紙や長尺印刷機能を活用し、業務の省力化も実現している。

有限会社市原ぞうの国

導入先の概要

業種
動物園
事業内容
動物園の運営、動物のレンタル
従業員数
50名(2017年12月現在)
ホームページ
http://www.zounokuni.com/

お客様の声をご紹介

取締役 佐々木 麻衣氏

「園内キャプションのラミネート処理が不要になったことは、業務の大幅な省力化に貢献しています。またカラーPOD機を使った新商品の開発には、今後も積極的に取り組んでいきたいと考えています」

大塚商会担当者からのコメント

「カラーPOD機の活用を支援します」

有限会社市原ぞうの国様は、園内のキャプション作成からお土産グッズの印刷物まで、豊富な用紙対応力を生かしたカラーPOD機による内製化を実現されています。これからもカラーPOD機の活用を支援します。

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導入事例詳細

絶滅の危機にある象の繁殖に力を注ぐ動物園

3.5ヘクタールの敷地に約100種500頭羽の動物を展示。身近に触れ合えることが魅力だ

有限会社市原ぞうの国(以下、市原ぞうの国)は、国内最大の象の飼育数を誇る動物園の運営会社だ。CMやテレビ番組などに動物を貸し出す動物プロダクションだった同社が動物園事業をスタートしたのは1989年。その理由を取締役の佐々木 麻衣氏はこう説明する。
「動物プロダクションの動物たちは、タレントさんや撮影スタッフなど多くの人と関わることが求められます。そうした場で生き生きとした表情を撮るには、人との日常的なコミュニケーションがとても大切になります。そのため以前から施設を開放し、見学者を受け入れていたのですが、動物も増え、施設も手狭になったことから、現在の場所で動物園を本格的にスタートすることになりました」
100種類500頭羽の動物が暮らす市原ぞうの国の第一の特長は、人と動物たちの距離の近さにある。ラクダやカピバラ、カバなどの草食動物に常時エサやりが行える環境は、来場者に好評だ。
もう一つの特長は、園名の由来でもある象のアトラクションだ。ショーを見るだけでなく、象の背に乗ったり、鼻にぶら下がったりする体験も可能だ。
動物園の花形ともいえる象は現在、絶滅の危機に瀕している。保護のための国際的な取り組みが進む中、取引が厳しく制限されていることから、国内ではやがて動物園から象が消えることが危惧されているという。

こうした中、市原ぞうの国では繁殖にも力を入れている。アジアゾウの繁殖では国内2例目になる「ゆめ花」が生まれたのは2007年のことで、今日まで4頭の繁殖に成功している。そして現在、同園が取り組んでいるのが10歳になったゆめ花の妊活だ。ゆめ花が出産すれば、国内生まれの象の出産例としては国内初となる。ただしそこには、象ならではの難しさもある。
「賢いだけでなく、感情も豊かな象は、人間と同じように相手に惹かれるものがなければ繁殖にはつながりません。今回、ゆめ花の妊活の相手として、2,000km離れた沖縄市の動物園のオス象を選んだのもこうした事情があります。2017年11月には、トラックと貨物船を乗り継いだ嫁入りを終え、今は朗報を待つ段階です」
妊娠が確認でき次第、ゆめ花は故郷である市原ぞうの国に戻り、ここで出産・育児を行う。その背景にも象ならではの生態がある。野生の象はオスが単独行動する一方、メスは10~15頭で群れを作り、育児も協力して行う。そのため、母親や姉妹に囲まれた中で出産させることが望ましいのだ。
ゆめ花の妊活の費用の大部分は、一口5,000円の寄付によって賄われ、支援金の総額は2,000万円近くに及んだ。
「象の繁殖は相性に加え、双方の発情周期が重なることが必要になるため、妊活が必ず繁殖につながるわけではない。そのため寄付を募るべきかどうかかなり悩んだのですが、こうやってサポーターを募ることが、生まれてくる象のファンを増やすことにもつながると考え、その決断をしました」
市原ぞうの国は熱心なファンに支えられ、今後も象の繁殖に積極的に取り組んでいく考えだ。

課題になったリピーターに喜ばれるグッズ開発

民間動物園である市原ぞうの国の経営は、入園料収入と共に併設ギフトショップの売り上げにも支えられている。中でも人気が高いのは、ゆめ花、りり香、結稀、ラージャ元気という同園生まれの4頭の象のオリジナルぬいぐるみだ。来場者に占めるリピーターの割合が高いこともあり、同園では、4頭が誕生日を迎えるたびに新バージョンを発売するなど、リピーターへの対応を積極的に行っている。
こうした中、新たな取り組みとして注目したのが、印刷物の内製化による商品開発だった。同園では象のポストカードを販売しているが、印刷を外注する場合、適正な最小ロットが何千という単位になるため、頻繁に訪れるリピーターのニーズに応えることが難しいという課題があった。しかし内製化であれば、季節に応じて商品を入れ替えることが可能になる。
当初、想定したのは、象が描いた絵の複製の商品化だった。市原ぞうの国では、アトラクションで象が描いた絵を即売しているが、その人気は高く、アトラクション終了後に申し込もうとしても既に売り切れていることが珍しくないという。
「象はとても賢い動物ですから、描く絵もその日の気分次第でそれぞれ違うんですよ。時々、私たちが見てもはっと驚くような絵を描くことがあるのですが、一点物であるためそうした絵はすぐに売れてしまいます。しかし、高品質な複製がその場で印刷できるなら、多くの人に素晴らしい絵を提供することが可能になります」と佐々木氏は事情を説明する。
同園の印刷物内製化に向けた取り組みは、大塚商会の営業担当者がオフィス用品通販サイトの紹介で同園を訪れたことで一気に進むことになった。
「当園の課題を相談したところ、すぐにカラーPOD機のプレゼンテーションを準備してくれました。その際、実機で印刷した見本をいくつか用意してもらったのですが、その中で特に目を引いたのが、無地の手提げ袋作成キットにカラー印刷した見本でした。それを見たとき、即座に『これでゆめ花の紙袋を作ったら』など、いくつものアイデアが生まれました」と佐々木氏は振り返る。
カラーPOD機と大塚商会が提供する用紙カタログ『マテリアルカタログ』によって広がる、オリジナルグッズの可能性が決め手になり、同園は『RICOH Pro C5200S』の導入を決断した。
これまで同園は、プリントやFAXに関しては複合機で対応してきた。長く使い続けた複合機が入れ替え時期になっていたことも、カラーPOD機導入を即座に決定した理由の一つだった
。リプレースに先立ち同園では、複合機から複合機へのリプレースとカラーPOD機へのリプレースについてコスト試算を行っている。リース料はカラーPOD機の方が高くなるが、それは紙袋などのオリジナルグッズ内製化による利益によって十分に相殺できる範囲だったという。

耐水紙(ラミフリー)の活用で園内表示物の制作を大幅省力化

POD機の活用によって、業務の省力化が実現し、オリジナルグッズの開発にまでつながっている

カラーPOD機『RICOH Pro C5200S』が導入されたのは2017年10月下旬。取材時点では約1カ月の運用期間に過ぎないが、既に多くの導入効果が生まれている。耐水性を備える用紙を利用することで、ラミネート加工作業が不要になったことはその一例だ。
「動物園には、キャプションと呼ばれる表示がいたるところにあります。『動物にエサをあげないで』『立ち入り禁止』などの注意書きや、動物の種類や性質などに関する説明がそれです。当園ではこれまで、これらのキャプションをWordでデザインしたものを複合機で出力し、ラミネート加工する流れで制作してきました。ラミネート加工は装置が温まるまでに時間がかかるだけでなく、ラミネートフィルムに用紙を挟み込む手間が必要になります。そのため、50枚加工するのに小一時間ほどの時間が必要になっていましたが、カラーPOD機の導入によってラミフリーという耐水紙に直接プリントできるようになり、作業は大幅に省力化されました。感覚的には、8割は省力化できているという印象ですね」

市原ぞうの国のキャプションは300~400枚に及び、毎年、多くの来園者が訪れるゴールデンウィーク前に全面的に刷新しているという。カラーPOD機導入により、その作業の大幅な省力化が期待されている。
また、最大330.2×1,260mmの長尺印刷が可能になったこともメリットの一つだ。同園ではイベントの際などに横断幕を張りだしてきたが、それは一文字一文字を複合機でプリントしたうえで貼り合わせて作っていた。長尺印刷が可能なカラーPOD機への移行は、こうした手間を不要にしている。

長尺用紙を使用し、園内の横断幕などを作成。また耐水性のラミフリー紙は園内の注意書きなどに活用されている

PDFファイルの活用でスムーズな移行を実現

市原ぞうの国では、『RICOH Pro C5200』の導入にあたり、Wordで作成したデータを、PDF印刷する仕様でチューニングを行っている。その理由を佐々木氏はこう説明する。
「Illustratorなどのデザインソフトを使えば、デザイン作業がよりスムーズに行えると思いますが、当園にIllustratorが使えるスタッフは数名しかいないこともあり、これまでと同じようにWordを前提にした運用を選択しています。そのおかげもあり、とてもスムーズな移行を実現しています。Illustratorによるデータ作成を前提にした移行では、こう簡単には進まなかったはずです」
今後の目標としてまず挙げられるのは、当初からの課題だった、象たちが描いた絵の複製の商品化だ。同園ではB2サイズのオリジナルをA3サイズに縮小し、額装して販売することを計画している。
「タイでは象は神の化身であると考えられ、特に小象が描いた絵はラッキーアイテムとして驚くほど高価で取引されています。当園でも、以前から人気がある桜をモチーフにした絵などはアトラクション前の予約だけで完売するような状態が続いているため、複製のニーズはかなり高いと考えています」
複写は独特な風合いがあるヴァンヌーボVなどの高級紙に印刷し、額装したうえで販売することを想定している。

マテリアルカタログにあった紙袋キットに、人気の象が描いた絵や文字をプリントしてオリジナルグッズとして販売している

「野生動物の保護には、さまざまな考え方があります。私たちは、象との触れ合いを通し子供たちに象に興味を持ってもらい、彼らが高い知性を備えた動物であることを知ってもらうことがその第一歩であると考えています。カラーPOD機を活用することで、象の魅力をより多くの人に伝えていきたいですね」と最後に佐々木氏はまとめた。

今回導入した製品・サービス・ソリューション

  • カラーPOD機『RICOH Pro C5200S』

    高度なプロダクションニーズを満たす色再現性や凹凸紙への対応など、絶え間ない革新を進めながら、企業内業務に必要なオフィス機能もご用意しています。

その他の導入システム

  • マテリアルカタログ

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  • 印刷して、上司への説明に。
  • 印刷して、稟議書に添付して。
  • 印刷して会議資料に。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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