エレコム 法人向け11ac対応アクセスポイント インテリジェントモデル「WAB-I1750-PS」

オフィスの快適モバイル環境を実現する超高速11ac対応無線LAN

エレコムの法人向け11ac対応アクセスポイント、インテリジェントモデル「WAB-I1750-PS」は、「11ac」規格を採用した企業での無線LAN環境を支援する製品だ。

[2014年 6月 4日公開]

インタビューの注目ポイント

  • いち早く無線の最新規格11acに対応した製品
  • 企業での無線LAN環境を支援するさまざまな特長
  • とどまることのないモバイル化の波と無線LAN環境再整備

いち早く無線の最新規格11acに対応した製品

エレコム株式会社
商品開発部 管掌
常務取締役
梶浦 幸二氏

インタビュアー

「WAB-I1750-PS」の大きな特長である11acは高速大容量の無線規格だそうですが。

梶浦氏

この製品を開発した背景にあるのは、急激に進んでいるスマホ・タブレット端末の普及です。弊社では快適なモバイル環境構築を支援するために、最先端の無線規格で最大1300Mbsの(5GHz・規格理論値)高速無線通信IEEE802.11ac (以下11ac)に対応した「WAB-I1750-PS」を開発しました。

無線LANの最大の課題は通信速度です。現在の有線LANは1000Mbpsの通信速度があります。しかし、いま普及している11n/aや11n/g/b規格の無線LANは300Mbpsと1/3以下のスピードしかありません。そのため基幹業務利用では支障が出るとして導入をためらっている企業もあります。

ところが11acは、いまの有線LANをも超える1300Mbpsの通信速度を誇ります。それにより、最近導入の進んでいる有線ギガバックボーン環境をフルに活用することができます。さらなるモバイル端末の普及を見据えたとき、最新の無線規格11acに対応した製品を開発することは大きな命題でした。このような使命をもって開発された「WAB-I1750-PS」は、これからの本格的なモバイル時代の主流となる製品です。

インタビュアー

最新規格の製品が実現しましたが、開発でご苦労された点は。

小島氏

速大容量の通信を安定して行うための技術開発では、基本となる高速無線通信技術の開発だけでなく、3年間の性能保証や各種信頼性試験にパスすることなどさまざまな困難がありました。中でも一番苦労したのが耐熱性能です。製品を盛夏の休日に冷房が止まった状態で日光の当たる場所に設置すると結構な高温状態になります。

例えばモバイル端末の導入が始まった小中学校の夏休み中といった冷房のない場所でも動作不安定にならないように、できるだけ高い温度に耐える製品となることが求められます。耐熱性が劣ると機器の不調だけでなくIC部品が壊れたり寿命が短くなったりするなどの障害も出てきます。「WAB-I1750-PS」の開発では、一般の電子機器の耐熱基準である40℃を上回る50℃の耐熱目標を設定し、開発と検証を繰り返しました。40℃までの耐熱性はすぐにクリアできたのですが、50℃のハードルを乗り越えるのはとても大変でした。

企業での無線LAN環境を支援するさまざまな特長

エレコム株式会社
商品開発部 開発4課
コーポレートネットワーク開発チーム
小島 雄一郎氏

インタビュアー

オフィスでの業務利用に優れた特長を教えてください。

梶浦氏

「WAB-I1750-PS」は11acの採用に加えて、業務で利用する際に効果を発揮するさまざまな特長を兼ね備えています。まず導入の際に注目されるコスト削減対策です。無線LAN化により、オフィスの模様替えや移転の際のLANケーブル配線工事によるコストと手間が大幅に軽減されますが、さらにコスト削減効果を後押しするのがPoEパススルー機能です。

オフィス内に複数の無線アクセスポイントを構築する場合、それぞれの機器にLANケーブルと電源の配線工事が必要です。PoEパススルー機能を持つ「WAB-I1750-PS」なら、LANケーブルだけでアクセスポイント1台をPoE給電により稼働させることが可能です。配線工事を別々にする必要がないため、複数の無線アクセスポイントの設置にまつわる工事費のコスト削減効果につながります。また、節電スケジュールで業務時間外や休日はスリープ(待機電源)設定できるため、省エネ効果も発揮します。

セキュリティ機能は利便性を高めながら強化をはかっています。外来のお客様にインターネット環境を提供できるように、社内の基幹通信とは別に「ゲストWi-Fi機能」を搭載していますので、社内セキュリティを確保しながら来客者がタブレットやスマートフォンなどを自由にご利用いただくことができます。この機能を利用すれば、店舗やショールームなど一般のお客様、ホテル、学校などでも業務用の基幹通信とお客様サービスのためのインターネット接続が同時に提供できます。セキュリティではさらにマルチSSID機能で業務・利用者別のネットワークを構成することも可能です。製品の取り付けについては、盗難・いたずら防止用セキュリティカバーも標準装備しています。学校やホテルなど多くの人が出入りする施設でも安心して設置できます。

11acは従来規格の約2.8倍の超高速通信を実現(理論値)

PoEパススルー機能は工事費の削減に貢献

とどまることのないモバイル化の波と無線LAN環境再整備

インタビュアー

「WAB-I1750-PS」の将来性についてお聞かせください。

梶浦氏

いまのところ11acを上回る無線規格は定められていないので、「WAB-I1750-PS」はこれからの数年間は最高のパフォーマンスを発揮する主流の製品になると思っています。また、モバイル端末も同様に11acの高速通信タイプが主流になるでしょう。企業でのモバイル化はもとより、学校教育の現場でもタブレットの導入が加速したり、2020年の東京オリンピック開催で日本を訪れる外国人に無線LANによるインターネット環境を提供したりするなど、無線LANの利用機会は今後さらに増えると予測しています。企業と連携して無線環境の整備に取り組む自治体も増えています。東日本大震災以降は、災害時の有効な通信手段としても無線LAN利用が着目されています。

このようなモバイル端末の利用普及が加速することにより、市場ではさらに使い勝手のよい無線LAN環境の再整備とサービスの提供が求められてきます。これからのモバイル時代を見据えた次世代無線LAN環境を構築することは、他社に優位性を保つための有効な設備投資となります。最新の次世代規格11acに対応し、さまざまな利用シーンに応じたセキュリティを搭載、パススルーやPoE機能などでコスト削減にも大きな効果を発揮する「WAB-I1750-PS」の導入をぜひご検討ください。

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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