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エプソン プロジェクター「EB-1410WT」

インタラクティブプロジェクター「EB-1410WT」、会議の前・最中・後の時間を有効活用することを提案

エプソンのインタラクティブプロジェクター「EB-1410WT」は、「電子黒板」機能を内蔵した超短焦点タイプで、壁掛けやボードスタンドにセットして使用するモデルだ。使い方もユニークで社内のパソコン、サーバーにあるデータを壁面やホワイトボードに投射し、会議中にその投写面に電子ペンで書き込み、書き込みを含めてデータが保存できる。この商品に込めたエプソンの思いとはどんなものなのか。
エプソン販売株式会社 取締役 販売推進本部長の中野修義氏に聞いた。(公開日:2013年4月4日)

電子黒板機能をプロジェクション技術で実現

セイコーエプソン/エプソン販売のインタラクティブプロジェクターが誕生したのは、電子黒板が盛んに小/中学校に導入されていた頃にさかのぼる。

「当社は電子黒板に使われているテレビのパネルを持っているわけではありません。私たちが持つプロジェクション技術で電子黒板を再現できないか?電子黒板導入のネックになる重量を軽く、価格も大幅に安くできるのではないか?と開発がスタートしました」とエプソン販売の取締役 販売推進本部長の中野修義氏は開発経緯を振り返る。

電子黒板の価格は50万円に近い価格から100万円を超す価格帯のものが主流。学校への導入も1校1台がせいぜいだ。重量が重いことから設置についても大きく費用がかかることが多く、導入を阻む要因の一つとなっている。

中野氏「プロジェクター本体だけなら電子黒板の半額程度の価格で提供できる。ボードスタンドも組み立て式のため搬入コストも安く抑えることができる。プロジェクターならではの強みを生かした商品が開発できることがわかり、インタラクティブプロジェクターという新しい商品が誕生することになったのです」

ボードに書き込む際、プロジェクターに書いている人の姿が投影されて影ができてしまっては実用的とはいえない。そこで超短焦点でプロジェクターの映写で影ができない仕様とした。超短焦点は、学校で利用する際にはプロジェクター単体で利用し、教卓に置くとちょうどいいというメリットもあった。

3,000ルーメンを超えた明るいプロジェクターの中でも、エプソンの3LCD方式は白以外の赤、緑、青も暗くなることなく表示する。暗い部屋でなくても表示しやすい。

エプソン販売株式会社
取締役 販売推進本部長
中野 修義氏

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「エプソンコネクト」というコンセプトをプロジェクターにも

実際に商品が誕生し、電子黒板同様文教市場への販売がスタートすると、「ビジネスの現場で利用できないのか?」という声があがるようになった。超短焦点のプロジェクターと自由に書き込みができるボードをセットで提供することで、「会議を行う際の事前準備、会議の最中、会議終了後をもっと効率化するような使い方の提案ができるのではないか?」というアイデアが社内から出てきたのだ。

中野氏「現在、エプソンでは、クラウドコンピューティングによる『エプソンコネクト』というコンセプトを推進しています。クラウドを活用することで、プリントアウトする際もスマートフォン、タブレット、携帯電話、パソコンとどんなデバイスからでも印刷したいものを、印刷した場所で印刷できるようにする。このコンセプトをプロジェクターに適応することで、会議の前、最中、終了後の作業を効率化できると私たちは考えたのです」

会議の前は会議用に資料を用意し、参加者向けにプリントアウトするなど、事前準備が必要だ。プロジェクターであればパソコンを無線LAN、USBケーブルなどで接続し、入っているデータを会議にそのまま利用する。USBメモリを利用することでパソコンレス環境でもデータを利用できる。タブレットやスマートフォンのデータをキャプチャし、取り込んで利用することも可能だ。

会議中はプロジェクターで資料を表示し、情報を確認するだけでなく、電子ペンで自由に書き込みできる。パソコンに接続しなくても、プロジェクターの電源をオンにするだけで、壁面などを「ホワイトボード」として使うこともできる。

電子ペンで書き込んだデータもそのまま保存することができるので、そのデータを会議の議事録や資料として利用可能。次回の会議に利用することもできる。もちろん、電子ペンの書き込みを含め、印刷することも可能だ。データとしての保存、印刷と会議中のデータを会議後にさまざまな形で利用することで会議後の作業負担を軽減できる。

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事例紹介で利用分野拡大を

発売したのは2013年1月だが、2,000件を超える案件が動いている。実はプロジェクター市場は2011年度が18万3,000台、2012年度が19万8,000台と大幅に市場規模が伸びているわけではない。ところが文教市場向けインタラクティブプロジェクターは母数が少ないこともあって市場規模は急伸している。ビジネス市場でもインタラクティブプロジェクターを市場拡大につなげることをエプソンでは狙っている。

中野氏 「今後必要なのは事例を紹介していくことです。新しい製品なので使い方がわからない方にも、使い方を示すことで市場が広がると考えます」

超短焦点プロジェクターの特長を利用すれば、テーブルに図面を表示してそれを元に議論を進めることや、ホワイトボードの書き込み機能と連携してデジタルサイネージとして利用できる。

新しい製品ではあるが、文教市場に先行導入された実績があるだけに必要な機能が備わっていることもこの製品の大きな強み。例えば、プロジェクターを取り付けるボードスタンドの脚はかなり頑丈で太く、学校で子供たちがぶつかっても倒れないものとするため。万が一地震が起こったとしても簡単に倒れない仕様だ。

新しい用途としての可能性と、実利に適した仕様がエプソンのインタラクティブプロジェクターの大きな特長となっている。

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  • 本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は公開時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。(公開日:2013年4月4日)

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