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富士通、新・法人向けPC発表。柔軟な働き方の実現へ進化

富士通のノートパソコン「LIFEBOOK」、タブレット「ARROWS Tab」の新ラインアップ

富士通クライアントコンピューティングは、富士通ブランドの法人向けPC製品として、「LIFEBOOK U938/S」「ARROWS Tab V727/S」「ARROWS Tab Q738シリーズ」を発表した。

[2018年 2月 5日公開]

モビリティ&セキュリティを重視したラインアップ

富士通クライアントコンピューティングは、2018年1月16日、富士通ブランドの法人向け製品として、タブレット2シリーズ3機種、ノートパソコン5シリーズ14機種、デスクトップパソコン1シリーズ3機種を発表した。

新製品のコンセプトを、「お客様の環境変化に合わせたクライアント付加価値の進化」と位置づけ、場所、時間にとらわれない柔軟な働き方を実現する、モビリティ&セキュリティを重視したラインアップをそろえた。セキュリティには富士通独自ソリューションを搭載し、薄型、軽量、頑丈設計の「LIFEBOOK U938/S」、外出先でのプレゼンに最適な高視認性タブレット「ARROWS Tab V727/S」、1台2役のハイスペックの大画面タブレット「ARROWS Tab Q738シリーズ」など、特徴ある製品が並んでいる。

なお、今回の新製品発表は富士通のパソコン事業がレノボグループの傘下となることが発表されて初めてとなるが、富士通クライアントコンピューティングの代表取締役社長 齋藤邦彰氏は、「レノボグループも富士通も、最も大事なことはビジネスをどう広げるのかだと考えている。現状においては、富士通のパソコン事業が独自のポートフォリオ、カスタマーベースで事業展開を行っていくことが最適だと判断した。ただし、双方にとってよい方向とすることが大前提となるため、周囲の環境が変われば富士通独自のパソコン事業の再検討を行う。変化がなければ現在の路線を継続していく」と説明した。

軽量、堅牢性に加え、快適な操作性を追求した「LIFEBOOK U938/S」

「LIFEBOOK U938/S」は、13.3型で軽量のノートパソコン。「LIFEBOOK U937/P」の後継製品で、今回も黒の筐体のほか赤い筐体も用意されている。重量は799グラムと少し重くなってはいるものの、15.5ミリの薄さながら落下や加圧試験など評価試験をクリアした、頑丈設計を実現した機種となっている。

特にU937/Pに比べて強化されたのがキーボード。「お客様から、キーボードの打鍵感がいま一つという指摘を頂いていた。今回、その部分を改善した」(齋藤氏)と利用者の声を受け、快適な操作性を実現している。

持ち運んで利用することを想定していることから、手のひら静脈認証などの生体およびカード認証機能を搭載。富士通が開発したリモートデータ消去ソリューションや新しい秘密分散ソリューションに対応している。

不要時は収納しておくことができる有線LANポートを標準搭載し、社内では有線LANに接続しながら作業することができる。さらに、社内だけでなく、さまざまな場所の利用を想定し、マルチキャリア対応の無線WANモデルを用意した。出荷開始時期は1月下旬からとなっている。

13.3型で軽量のノートパソコン「LIFEBOOK U938/S」

外出先でのプレゼンに最適な高視認性タブレット「ARROWS Tab V727/S」

「ARROWS Tab V727/S」は、A4サイズの資料表示に適する3対2の液晶画面を搭載したタブレットだ。12.3型の液晶は、450カンデラの高輝度LCDで、低反射処理が施されている。客先で画面を見せながらプレゼンテーションを行うといった使い方を想定しているためだ。

持ち運んで利用することが前提となることから、薄さは8.9ミリ、重量は780グラム。さらに、フォリオカバー、キーボードを合わせても約1.4キログラムと軽量に仕上げられている。フォリオカバーには本機を立てかけるスタンドとしての機能も持たせ、キーボードとフォリオカバーを合わせて利用することでノートパソコンと同様に利用することもできる。

付属しているペンは瞬間充電式で、15秒充電で約90分間使用可能だ。複数の客先でプレゼンテーションを行う際に、ペンが充電切れで利用できないといった事態は避けられるだろう。また、バッテリーについては利用頻度が多い法人需要であることから、保守、管理を行いやすくするためユーザー自身でバッテリー交換を行うことができる。3月上旬から出荷開始の予定だ。

A4サイズの資料表示に適した「ARROWS Tab V727/S」

1台2役の大画面タブレット「ARROWS Tab Q738シリーズ」

「ARROWS Tab Q738シリーズ」は、13.3型の大画面で、重量は800グラム、薄さ9.7ミリと薄型軽量。高強度断面設計で、薄型ではあるものの堅牢性を失わない構造となっている。

CPUに第8世代インテルCore i5プロセッサーを選択することが可能で、ノートパソコン代わりのメインマシンとして利用できる。企業内での利用を想定し、有線LANポート付きの軽量スリムキーボード、拡張クレードルも用意した。タブレットとノートパソコンを2台持っているユーザーが、Q738シリーズ1台に統合することも可能な、高性能、拡張性の高いモデルとなっている。

ペン入力の機能も強化し、筆圧、書き心地にこだわった仕様となった。4096段階の筆圧検知機能を搭載し、V727/Sと同様に15秒充電で90分間使用可能な瞬間充電式ペンを添付しており、ペンによる作業を快適に行うことができる。出荷開始2月下旬を予定。

13.3型の大画面「ARROWS Tab Q738シリーズ」

遠隔データ消去ソリューションのほか、秘密分散ソフトも提供

富士通独自のセキュリティソリューションも充実しており、手のひら静脈認証機能、遠隔データ消去ソリューション、離席対策・覗き見対策ソフトを搭載。また秘密分散ソフト「Portshutter Premium Attachecase」が、カスタムメイドメニューとして提供され、オフライン時の業務継続とシンクライアント端末相当の安全性を実現する。

秘密分散ソフトは、作成したファイルを復元できないデータに変換・分散してパソコンとサーバーに自動で保存し、パソコン、サーバー両方の分散片がそろっている場合のみデータを復元し、閲覧、編集といった作業が行える。

外出時には、サーバーに保存した分散片をBluetoothで接続したスマートフォンなどに保存。パソコン本体にはもう一方の分散片しかないため、万が一、パソコン盗難、紛失した場合でも、ファイルを復元することはできない。外出先やネットワークがつながっていない環境でも、持ち出したデータの閲覧、編集が可能で、大規模なシステム改修をすることなく、ファイルサーバー導入だけでセキュアな環境を構築することができる。

オフライン時の業務継続と高い安全性を実現

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。