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日本ヒューレット・パッカードが、コンパクトサーバー「HPE ProLiant Thin Micro TM200」を発表

クラウドバックアップ、セキュリティゲートウェイなどに適した小型サーバー

日本ヒューレット・パッカードが、コンパクトサーバー「HPE ProLiant Thin Micro TM200」を発表。クラウドバックアップ、セキュリティゲートウェイなどの用途に適している。

[2017年 6月22日公開]

コンセプトは、「どこにでも置ける」「サーバークオリティ」「導入が簡単」

日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2017年3月、「どこにでも置ける」「サーバークオリティ」「導入が簡単」をコンセプトとした、小規模システム向けのコンパクトサーバー「HPE ProLiant Thin Micro TM200」を発表した。汎用サーバーとしてではなく、クラウドバックアップ、ハイブリッドマネジメント、セキュリティゲートウェイなどクラウド連携に適した製品だ。日本のニーズに対応するため、パートナー企業を通じて、パートナーのソリューションをTM200に付加して販売推進することを計画している。

代表的なスリム型サーバーの4分の1の大きさながら、24時間稼働前提の高い信頼性

HPE ProLiant Thin Micro TM200は、「どこにでも置ける」「サーバークオリティ」「導入が簡単」の3点をコンセプトとした新製品だ。

「どこでも置ける」は、サイズがコンパクトであることを指す。薄さ5センチ、25センチ四方サイズで、代表的なスリム型サーバーと比較して4分の1の大きさで、設置スペースが限られている場合でも導入しやすい。設置スタイルも、通常の平置きスタイルに加えてスタンド、ディスク拡張、壁掛けなど、利用する場所やスペースに合わせて設置スタイルを選ぶことができる。

「サーバークオリティ」は、内部で利用するパーツがパソコンではなく、インテルXeonプロセッサー、メモリー、ディスクなどProLiantと共通のもので、24時間動作を前提とした利用に対応した信頼性のある構成となっている。管理チップIntegrated Lights-out-4(iLO4)を標準搭載し、遠隔操作、障害監視を行う機能があらかじめ組み込まれていることで、運用開始後の管理も行いやすい仕様となっている。

「導入が簡単」は、小型で低消費電力を実現するためにシステム・オン・チップ(SoC)を搭載した点だ。各種コントローラーを一つのチップに集約したSoCによって、シンプルな設計を実現した。シンプルな構成であることから、サーバー構成を選択する際に選択するのはディスクとメモリーのみ。通常のサーバー製品は、選択対象が複数あるため「選ぶのが難しい」という声もあるが、選択する対象を絞り込んだことにより導入が容易に行える。

各種サーバーOS、仮想化ハイパーバイザーをサポートし、クラウド連携ソフトにも柔軟に対応する。社内に置くオンプレミスサーバーではあるが、クラウドとの連携を前提とすることで、ハード単体では実現できない拡張性を実現する。

利用シーンに合わせて「どこにでも置ける」

ProLiantと共通のパーツを使用

クラウド活用やセキュリティ対策に関連したソリューション例

HPE ProLiant Thin Micro TM200は米国でも販売されているが、そのコンセプトは日本と異なる。

「米国ではアプライアンス製品として販売している。日本ではパートナーさんのソリューションを搭載した、日本の現場に合った製品として提供することを想定し、アプライアンス製品ではなくサーバーとして発売することにした」(日本ヒューレット・パッカード データセンター・ハイブリッドクラウド事業統括 データセンター・ハイブリッドクラウド製品統括本部 サーバー製品本部 前田裕貴氏)

ソリューション例の一つ目は、クラウドバックアップ。管理者が一括バックアップ管理を行うためにHPE ProLiant Thin Micro TM200を活用してローカルマシンのデータを集め、クラウドにそのデータのバックアップを行う。HPE ProLiant Thin Micro TM200にデータを集約することで、データ圧縮・重複排除といった機能との連携が可能となる。キャッシュとしてのデータの一時保存、クラウドとローカルの二重保存などを選択することができ、選択内容に合わせたディスク容量を選ぶことができる。

データを集約し、クラウドにバックアップ

二つ目のソリューションは、HPE ProLiant Thin Micro TM200とハイブリッドマネジメントサービスをセットとしたもの。データセンター事業者が提供するマネージドサービス用オンプレミス端末として、HPE ProLiant Thin Micro TM200を利用する。クラウドを導入しても必要となるオンプレミス環境のIT管理と監視、復旧サービス、業務サービスを行う。

マネージドサービス用端末としての活用

三つ目のソリューションは、セキュリティゲートウェイとしての活用。セキュリティソフトウェアをHPE ProLiant Thin Micro TM200に実装し、コンパクトという特徴を生かして高度なセキュリティが必要となるさまざまな場所に置いて利用する。例えば100ユーザーが同時接続する拠点オフィスで、最新ファイアウォールと統合認証ソリューションをHPE ProLiant Thin Micro TM200上に統合することで、拠点オフィスが標的型攻撃を受けても情報漏えいすることを防ぐ、セキュアLAN in a Boxとして利用できる。

セキュリティゲートウェイとしての活用

日本の現場に合ったソリューションをパートナーと共に提供

HPE ProLiant Thin Micro TM200に欠かせないのが、パートナーの存在だ。HPEでは販売パートナーと、ソリューションを持っているソリューションプロバイダー/ISVが協力する「IT EcoSystemフレームワーク」を構築。さらに日本全国で、「IT EcoSystem Forum」を開催し、各地でパートナー同士の交流を促進している。

「パートナーの中には、特定技術を持っているが自社で販売網を持っていないケースもある。ユニークな力を持ったパートナー同士が連携することで、ビジネスマッチングの場を提供することがIT EcoSystem Forum開催の狙いでもある。その連携に加え、当社がプロモーションや技術アドバイスを行い、お客様に適切な商品を届けていくことで、共にビジネスを拡大することをIT EcoSystemフレームワークで実現する」(日本ヒューレット・パッカード 執行役員 エンタープライズパートナー営業統括 エンタープライズアカウント営業統括本部 統括本部長 佐藤真人氏)

今回、パートナー企業によるHPE ProLiant Thin Micro TM200ベースのソリューション開発・販売を推進するため、「TM200ソリューションコミュニティ」を起ち上げた。開発支援として検証機の貸し出し、開発・デモ用機械割引を行うという。販売にあたっても、HPEによるウェブサイトへの掲載とプロモーション活動、販促物の作成支援、セミナー・イベント費用支援、事例作成、IT EcoSystem Forumへの登壇などを支援していく。

パートナーと共にソリューションを提供

ハイブリッドクラウドを、さまざまな規模の企業が利用する環境作り

HPE ProLiant Thin Micro TM200を投入した背景として、オンプレミスとデータセンターの両方を利用するハイブリッドITの需要が加速していることがあるという。

「ハイブリッドITに対しては、オンプレミスでありながらクラウドで利用されているテクノロジーを導入することで、シンプルにハイブリッドIT環境を実現するソリューションを提供していく」(日本ヒューレット・パッカード データセンター・ハイブリッドクラウド事業統括 データセンター・ハイブリッドクラウド製品統括本部 統括本部長 本田昌和氏)

オンプレミスとクラウドをミックスしての利用を想定し、クラウド用に提供されているさまざまなサービスを活用しながら、オンプレミスで従来のアプリケーションを利用する。別々だった運用を共通化し、柔軟で迅速なサービス配備、シームレスなデータ連携実現を目指している。

「これまでハイブリッドITは大企業中心に利用が進んできた。しかし、当社ではソリューションパッケージの推進、オンプレミスとクラウド間のアプリケーション可搬性、連携を強化するハイブリッド技術への投資、国内のパートナーのソリューション開発と販売を支援することで、大企業だけでなくさまざまな規模の企業がハイブリッドITを利用する環境作りを行っていく。プラットフォームの提供に加え、ソリューションにフォーカスすることがHPEのスタンスだが、TM200はまさにそれを実現した製品」(本田氏)とアピールする。

ハイブリッドITをシンプルに

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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