手のひら静脈認証「PalmSecure」富士通

小型・低価格化により幅広いセキュリティ分野での導入が期待される手のひら静脈認証

生体認証の仕組みには、静脈認証の他に指紋、瞳の虹彩、顔認証などがあるが、富士通は手のひら静脈認証の技術開発とシステムに取り組み、低価格な装置として「PalmSecure」を提供している。

[2016年 2月 9日公開]

最新内容に表記を一部更新[2017年 6月 5日更新]

インタビューの注目ポイント

  • 銀行のATMでも採用される静脈認証。指でないてのひら静脈認証の信頼性を知ってほしい
  • 「PalmSecure」は、装置として小型で価格が安いため、普及を期待している
  • 「マイナンバー」や「改正個人情報保護法」の施行で、幅広い規模、分野での導入が見込まれる

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銀行のATMでも採用される静脈認証。指でないてのひら静脈認証の信頼性を知ってほしい

株式会社富士通パーソナルズ
ソリューション営業本部
営業推進統括部
藤田 るみな氏

インタビュアー

これまで、認証に最も多く利用されてきたのは暗証番号でした。しかし、暗証番号は漏えいしやすいといった問題があることから、生体認証に注目が集まっています。

藤田氏

生体認証にも指紋、瞳の虹彩などさまざまな種類があります。富士通では10年以上前から手のひら静脈認証の技術開発に取り組んできました。静脈は指紋と同様、個人ごとに全く異なるもので、双子であってもこれまで誤認識したという報告はありません。また、年齢を経ても変化はなく、成長期を終えた19歳以上であれば一度登録したものを生涯利用できます。こうした点が評価され、銀行のATMへの導入事例も出ています。

手のひら静脈認証には、他の生体認証にはないメリットがあります。例えば指紋認証には、偽造指紋を誤認証してしまった事例が報告されています。また、虹彩認証は、精度は高いものの目の色によって複数のバージョンを用意する必要があるため、グローバル対応が必要な企業では導入が難しくなるようです。静脈は皮膚の下にあり、勝手に採取されたりしにくく、偽造例もありません。また、血管自体は人間共通ですので国ごとに仕様を変更するといった必要もありません。

富士通の静脈認証は手のひらをかざすだけで認証を行うことができます。指静脈認証を出されているベンダーさんがありますが、手のひらに比べると指だけでは静脈の情報量が少なく、さらに外気で冷たくなって血流が悪くなり、読み取りにくくなるといった欠点やエラー原因があるようです。冷え性の方が「反応しない」「通らない」「できない」という話も聞かれます。

また、かざす方式ですと、認証機器へ直接手を触れないため、不特定多数で認証を行う場合も、衛生的に利用できます。ですから、医療機関など衛生面への配慮を行う必要がある導入事例が多いのが手のひら静脈認証の特徴となっています。

「指」でなく「手のひら」をかざす方式の認証はメリットと信頼性が高い

「PalmSecure」は、装置として小型で価格が安いため、普及を期待している

インタビュアー

それだけメリットがある手のひら静脈認証ですが、企業の社内への普及はそれほど進んでいないと思います。その理由はどこにあるのでしょうか。

藤田氏

多くの皆様が、「導入した方がいいことは分かっているのだが…」とおっしゃいます。経営者の方の場合、「コストがネック」という声が多いですね。しかし、最近では導入しやすい価格のものも増えています。例えばマウスに静脈認証機能が搭載されたものは、2万円弱の価格になっています。通常のマウスに比べれば価格は高くなりますが、マイナンバーを利用する担当者だけがこのマウスを導入するのであれば、決して難しくはないのではないでしょうか。

  • *認証ソフトは別売です。
インタビュアー

「生体認証=高額で簡単に導入できないもの」という印象が根強いということでしょうか。

藤田氏

はい。「簡単には導入できない、ハードルの高いもの」と思われているようです。導入後についても、「生体認証を導入したら、いちいち認証作業が面倒になりそう」というイメージがあるようなのですが、実際は逆です。パスワードの置き換えとして導入されるのが基本なので、新たに生体認証が加わるというよりも、これまでパスワードで行ってきた認証が静脈認証に変わるだけなのです。何かが加わるわけではありません。今後は、これらの「面倒かも」というイメージを拭い去っていただきたいですね。

また、「生体認証があるのは知っているが、実際には使ったことがない」という方も多いようです。最近では、USBでパソコンやタブレットに接続することができる外付け機器に加え、パソコンに組み込むタイプも出ていますので、気軽に使っていただけると思います。

一昔前、手のひら静脈認証を行うための内部センサーは、ある程度の大きさが必要でした。それが現在では大幅に進化して小型化されています。特に手のひら静脈は大きいものという印象をお持ちの人も多いようですが、実際には赤外線技術を使っていますので、かなり小型のセンサーで読み取りが可能となっています。

小型のセンサーなので、マウスタイプなどの外部接続で持ち運びしやすい製品もご用意

「マイナンバー」や「改正個人情報保護法」の施行で、幅広い規模、分野での導入が見込まれる

インタビュアー

マイナンバー対応で手のひら静脈認証への注目も高まったと思います。

藤田氏

大塚商会さんでは「らくらくマイナンバー対応システム」として、手のひら静脈認証を組み込んだソリューションを提供されています。マイナンバーの運用には、マイナンバー情報を扱えるスタッフを人事、総務などに限定する必要があります。ですので、システムを使える人を制限できる生体認証は導入規模も小さく、適したものだと思います。

また、富士通が提供するソリューションというと、「富士通がシステム開発を行う、大規模なものでしか利用できないのではないか」と思われている方もいらっしゃるようです。先ほどご紹介した、USBでパソコンにつなげて使うことができる外付けタイプのものであれば、ソフト側が対応していれば、すぐに使うことができます。

もちろん、オフィスを工事して導入する入退出管理のような、大規模ソリューションとして手のひら静脈認証を取り入れることも可能です。

システム開発が必要な大規模なシステムも、外付けですぐ利用ができるものであっても、共通しているのは導入後の利用は楽になるという点です。パスワードのように覚えておく必要がありません。入退出管理ではカードを用意することが多いですが、カードを手のひら静脈認証に置き換えれば「持ってくるのを忘れた」という事態が起こりません。また、カードを忘れた場合の対策も必要ありません。精度が高く、運用も楽になる手のひら静脈認証。ぜひ、導入を検討してみてください。

手のひら静脈センサー内蔵パソコン

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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