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富士通 Ultrabook「LIFEBOOK U772/E」

スタイリッシュなデザインにビジネスニーズを凝縮、得意のモバイル技術をUltrabookに応用した富士通

ポケットサイズや薄型軽量など、さまざまな形のモバイルPCを提供し続けている富士通。その得意とするモバイル技術を結集した富士通らしいUltrabook「LIFEBOOK U772/E」が登場した。
スタイリッシュなデザイン性とビジネスに求められる機能を両立させた新製品について、富士通株式会社パーソナルビジネス本部の小中陽介氏、および富士通デザイン株式会社 システム&プロダクトデザイン事業部の藤田博之氏に話を伺った。(公開日:2012年9月19日)

デザインを重視して製品を開発

富士通は、長年に亘って数多くのモバイルPCを世に送り出してきたPCメーカー。特に小型化、薄型化を得意としており、例えばNTTドコモ向けのWindows 7ケータイ「F-07C」は、世界最小のWindows 7 PCとして有名だ。

そんな優れたモバイル技術を持つ富士通では、インテルがUltrabookの仕様を発表する以前から「Hero PC プロジェクト」と呼ぶ次世代モバイルPCの開発プロジェクトをスタートさせていたという。

小中氏 「次世代のノートPCを考えたとき、薄型軽量でモバイル用途に利用できるとともに、プライマリとなる装置をイメージしていました。それはほぼUltrabookに近い形だったので、それならばUltrabookとして開発しようということになりました」

Ultrabookを開発するにあたり、富士通が第一の目標に掲げたのが、デザインだった。

小中氏 「これまでのPCは、実用性を重視するために、質実剛健という雰囲気があります。しかし、モバイルPCは外に持ち出すものであり、見栄えのするものがふさわしいと考えました。そこでデザインを重視した製品開発に着手したわけです」

藤田氏 「今回の製品は、使いやすさや信頼性に加えて、デザイン性の高い非常にインパクトのある製品になりそうだったので、まずは一目見て格好のよいと言ってもらえることを目指しました。そこでまず、デザイン部門の主導で“折り紙”をテーマに、360度どこからでもきれいに見えるように底面にも気を遣ったコンセプトモックを作成しました」

今までの富士通の開発スタイルでは、技術仕様の要件を満たそうとすると、デザイナーが意図したデザインとは違う雰囲気になりがちだった。だが、今回の開発は、デザインを先に決定し、そこにUltrabookの仕様を満たす製品開発に取り組んだわけだ。

富士通株式会社
パーソナルビジネス本部
第一PC事業部
モバイルノート技術部
シニアマネージャー
小中 陽介氏

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ハードディスク内蔵と高い剛性を実現

もう一つ、富士通がこだわったのは、ハードディスクを内蔵することだ。これがUltrabookの開発で最も苦労した点だという。

小中氏「難しかったのは、厚さ16mmを切るサイズの中にハードディスクを入れるということでした。他社のUltrabookは、SSDを内蔵して薄さを実現していますが、SSDでは容量に限界があります。1台目のPCとして使うことを想定すると、最低でも250GB(注1)は必要ですが、この厚さの中にどうやって入れるかが悩みどころでした」

富士通では、高度なシミュレーション技術を用いながら、落下衝撃も含めて一つずつクリアしていったという。特に強度に関しては、従来のように隙間を空けて衝撃を内部に伝えるのではなく、携帯電話のように密着させることで全体的な剛性を確保した。それを実現できたのは、前述したF-07Cでの経験だったという。

小中氏 「本体キーボードの下に障子の桟のような構造の樹脂があり、キーボードの軸の中心を受けています。さらにその下にメインボードやハードディスクなどを配置し、そのすぐ下が裏面のバックカバーになっています。これを当社では、超圧縮クロスグリッド構造と呼んでいますが、隙間なく収まっているので、かなりの力で押しても大丈夫です。同時に、キーボードの打感が得られるように、固めのラバーを採用するなどの工夫をしています」

なお、密着した構造で課題となる熱対策については、熱を逃がす大型ヒートパイプと回転数をリニアに制御する薄型ファンを採用することで解決したという。

注1:カスタムメイドで500GBに変えられますが、基本は250GBのため。

富士通デザイン株式会社
システム&プロダクト
デザイン事業部
システムプロダクトデザイン部
デザインディレクター
藤田 博之氏

LIFEBOOK U772/E 筐体

LIFEBOOK U772/E 筐体拡大画像

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大画面に加えて企業向け機能も搭載

縁がほとんどない液晶ディスプレイも大きな特長だ。本体サイズが13インチモデルと同等ながら、14インチの大画面を搭載している。それを実現するために、富士通では液晶ベンダーと共同でUltrabook専用のアンテナ付きベゼルを開発。ディスプレイ側も隙間のない構造になっており、画面を押しても液晶がにじまないほどの強度になっている。

機能面の特長として挙げられるのが、ポートリプリケータが用意されている点。本体には、USBや有線LAN(専用コネクタが必要)、HDMIなどのインターフェースがあるが、ポートリプリケータを接続すれば、アナログRGB、DisplayPort、DVI-D、LAN(専用コネクタ不要)、USBなどのインターフェースが追加される。ポートリプリケータと外部ディスプレイをオフィスに置いておけば、1台目のPCとしても十分に利用することが可能だ。

このほか、1時間で80%までバッテリが回復する急速充電機能、指紋認証などのセキュリティ機能、運用管理を容易にするIntel vProの搭載など、企業システムに求められる機能を備えている。

LIFEBOOK U772/Eは、“これぞ企業向けUltrabook”と呼べる1台だ。

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  • 本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は公開時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。(公開日:2012年9月19日)

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