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日本HP 大判プリンター「Designjet(デザインジェット)」

テクニカル系大判プリンターにクラウドサービスを融合
新たな付加価値により買い替え需要の拡大を目指す

プリンター市場で世界的なシェアを誇るヒューレット・パッカード(HP)。同社のプリンター事業の中でも、テクニカル系大判プリンターは、最も得意とする分野だ。2011年にはクラウドサービスとの融合により、場所を選ばずに出力できる先進ソリューションの提供を開始している。(公開日:2011年10月4日)

付加価値の高い製品で買い替えを促進

ヒューレット・パッカードと言えば、世界標準のプリンター制御言語「HP-GL」を開発するなど、プリンター市場のリーダー的存在だ。とりわけ、インクジェットと大判プリントの技術には定評があり、CADの図面出力などの用途で利用されるテクニカル系大判プリンターでは、世界市場では常にトップの座を占めている。

ただし、テクニカル系大判プリンターが広く普及した現在、特に国内や欧米市場では買い替え需要が中心だ。その一方でテクニカル系大判プリンターの買い替えサイクルは長く、7~10年使い続けるお客様も少なくなく、買い替え需要を拡大するには、ユーザの購買意欲を喚起する製品戦略が求められる。

根本氏「世界的に見て、現在の大判プリンター市場は、買い替え需要がメインになりつつある流れです。しかし、HP Designjetは過去の製品でも、多くのお客様に満足していただける機能、品質、スピードを備えていましたから、後続製品が多少高速化したり安価になったりしても、お客様の購買意欲をそそることはありません。そこで現在は、いかにお客様に新たな付加価値・利便性を提供し、買い替えていただくところに注力し、製品開発に取り組んでいます」

そうした高付加価値製品として登場したのが、2009年に登場した「HP Designjet T1200シリーズ」だ。同製品は当時では画期的な100万円を切る低価格機種でありながら、ロール紙を2本同時に装着することが可能。

ロール紙は一方に図面を印刷する普通紙、もう一方に3Dレンダリング画像を印刷する光沢紙というように異なる用紙をセットできるので、用紙の交換頻度を減らし、生産性を大きく向上させるものとして買い替えを促進することになった。

日本ヒューレット・パッカード株式会社
イメージング・プリンティング事業統括
グラフィックスビジネス統括本部
ワイドフォーマットビジネス本部
本部長 根本 勲氏

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クラウドサービスと融合した新しい大判プリンター

そして、2011年5月にHPは、これまでにない新しい付加価値サービスを開始した。それが「HP ePrint&Share」。大判プリンターで出力する図面や画像などのデータをクラウド上に保存・共有し、対応するDesignjetで直接印刷できるというソリューションである。

根本氏「現在、設計の仕事はどんどん広がり、建築事務所と建設現場の場所が遠隔地であることは当たり前になっています。ところが大判の図面は、サイズの問題から印刷したものをやりとりして確認するため、修正箇所を設計にフィードバックすることがリアルタイムに行えません。それを解決するために、クラウドとプリンターを組み合わせ、お客様の業務を円滑に、かつ迅速にできるようにしたものが、HP ePrint&Shareです。」

HP ePrint&Shareに対応するDesignjetは、スキャナー内蔵の複合機「T2300eMFPシリーズ」、T1200の後継機にあたる「T1300ePrinterシリーズ」、エントリーモデルの新機種「T790ePrinterシリーズ」の3機種。いずれもPCを介することなく、タッチスクリーンの操作によってクラウド上のデータをダウンロードし、直接プリントすることができる。T2300ePrinterは、スキャンしたデータをクラウド上にアップロードすることが可能だ。

根本氏「当然のことながら、クラウド上に保存されているデータは、当社のデータセンターにおいて堅牢に保護されています。そのため、災害によってデータが消失してしまうというリスクを回避できるなど、事業継続性の面からも安心してお使いいただけます」

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使い勝手と利便性を向上させた新製品

HP ePrint&Shareに対応する新機種では、主に業務の効率化を実現するための機能強化が図られている。

根本氏 「今まで大判プリンターは、スピードやランニングコストの面を中心に進化してきましたが、今回のラインナップでは特に使い勝手を追求しました。タッチスクリーンの操作性が非常に容易になり、マニュアルを見なくても誰でも操作することが可能です。また、前面にUSBポートを配置し、そこにUSBメモリを挿してファイルを直接印刷することも可能です。ePrint&Shareへの対応も含め、そういった細かい利便性を向上させています」

一番の売れ筋製品は、エントリーモデルのT790だという。

根本氏「T790は、この価格帯では業界トップクラスの性能と安定性を有しています。価格的にもお求めやすいので、最初の1台としてお勧めできる製品です」

ダブルロール対応の上位モデルでは、複合機のT2300eMFPが人気急上昇中だ。

根本氏 「T2300はスキャナーが搭載されている以外、ダブルロールやインク容量、タッチスクリーンによる操作性などの機能面がT1300とほぼ同じです。その価格差はわずか10万円なので、T1300を導入するのであれば、T2300でより活用の幅を広げてはいかがでしょうかという提案をさせていただいています。遠隔地間で大判FAXの代わりに利用することも可能ですし、古い図面のデジタル化・データ化にも役立ちます。そのため、買い替えの際にT2300を選択するお客様が増えています」

事業継続性を向上させるには、クラウド活用の有効性が認められている。それを実現したHP Designjetは、大判プリンターの新たな標準となるに違いない。

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  • 本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は公開時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。(公開日:2011年10月4日)

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