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リコー デジタルカラー複合機
「RICOH MP C6003/C5503/C4503/C3503/C3003」

汎用的なオープン系モバイルOSのアプリで複合機の新たな使い方を提案

オフィス内の機器をスマートフォン、タブレットと連携する機能は決して珍しいものではない。しかし、リコーのデジタルカラー複合機「RICOH MP C6003/C5503/C4503/C3503/C3003シリーズ」は、全く新しいアプローチでスマートフォン、タブレットとの連携を実現した。アプリから複合機を操作するだけにとどまらず、汎用的なオープン系モバイルOSをベースとしたソフトウェア開発キットを公開し、カスタムアプリケーションを開発しやすい環境を作ったのだ。開発を担当したIW開発本部 AP開発センター 第五開発室 室長の中島正人氏は、「これまで敷居が高かった、特定業種向けアプリが作りやすくなります」と話す。アプリとの連携で複合機はどのような進化を遂げるのか、中島氏と、IW開発本部 AP開発センター 第五開発室 開発1G 永田匡氏にお話を伺った。(公開日:2015年5月28日)

使いやすさを求めユーザーインターフェイス変更に着手

スマートフォンを参考に開発を進めたそうですが。

中島氏「最初はユーザーインターフェイス(以下UI)をもっと使いやすいものにしたいというところからスマートフォンを研究しました。旧型のカーナビを操作する際、スマートフォンのようなピンチ、フリックといった操作ができないことに不満を感じた経験がありませんか?複合機でも同様の感想が出てくる可能性があると考えたことから、UIの大幅強化に取り組みました。

ただし、複合機の歴史は長いですから、従来の複合機の操作に慣れているお客様もたくさんいます。そこで、従来の標準操作部を残し、新たに直感的な操作が可能な10.1インチ大型フルカラータッチパネル『MultiLink-Panel』を搭載しました。

従来の操作部は、選択肢はたくさんあるもののボタンを押す回数は少ないので、複合機を頻繁に使っているお客様は使いやすいでしょう。それに対し、タッチパネル操作のタッチ数は多少多くなりますが、文字も大きく、複合機の操作に慣れていないお客様、年齢が高いお客様でも使いやすいと思います。

スマートフォンのUIを分析すると、ボタンを押す回数は少ないことがわかりました。そこで、よく使う機能については、『かんたんコピー/かんたんスキャナー/かんたんファクス』というアプリを搭載し、よりシンプルに使っていただくことができます。

株式会社リコー
テクノロジーセンター
IW開発本部 AP開発センター
第五開発室 室長
中島 正人氏

RICOH MP C6003

RICOH MP C6003

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アプリ連携で特定用途でのみ利用も可能に

スマートフォンを研究したことで、新しい方向性が出てきたということですが。

中島氏「今回、オープン系OSをベースとした、複合機を操作するアプリを開発できるソフトウェア開発キットの提供を開始しました。従来Javaベースのソフトウェア開発キットを提供してきましたが、今回採用したオープン系OSは、一般的にモバイルで培われた汎用性の高い開発環境が整っているため、サードパーティの皆さんも、よりアプリケーションを作りやすくなったと思います。」

永田氏「実は製品開発においても、それらの特性を生かし、プロトタイプを作ってその社内評価を聞いて改良するというスタイルを取りました。週一回ペースでプロトタイプを作り、“スマートフォンのUIは使いやすいって本当か?”、“実際に触って試してください”といったやりとりを3カ月ほど続けました。」

中島氏「複合機をスマホアプリで操作することで何ができるのか?と思われるかもしれません。例えば、いっぺんに両面コピーができる機能があります。免許証や健康保険証などIDの両面をコピーする際に有効な機能ですが、操作がちょっと複雑です。そこで複雑な操作を簡単にする機能のアプリを提供し、レンタルビデオ店のようなIDコピーをする件数が多いところで使ってもらえば、力を発揮します。このように特定業務用アプリを作ることで、複合機をより使いやすくご利用いただけるのではないか?と思っています。」

株式会社リコー
IW開発本部 AP開発センター
第五開発室 開発1G
永田 匡氏

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クラウドビジネスへの連携にも期待

今日のお話を伺うと、複合機がいろいろなソリューションを載せるプラットフォームになってきている印象を受けました。

永田氏「プラットフォームというのはまさに開発中に意識していた部分です。過去にプラットフォームを開発した経験もあります。今回採用のオープンOSにはオフィス用機能が抜けていますので、オフィス用プラットフォームとなるような製品開発を進めました。」

中島氏「プラットフォーム化によって新しい方向性も生まれました。先ほどお話ししたように、特定業務用アプリというのもその一つですが、ほかのリコー製品ともつなげる新たな連携が容易になりました。

例えばインタラクティブホワイトボードとつなげることで、会議がもっと能動的になるのではないか?という提案ができます。サイオステクノロジーさんが開発した紙の書類を電子文書化する『Quickスキャン』との連携で、紙を電子化する作業がもっと手軽になるかもしれない。『つなげる』という今までにない発想が生まれました。

また、現在リコー全社で取り組んでいるクラウドとの連携によって、複合機の新しいビジネスモデルを作っていくことができる可能性が出てきました。まだ答えは出ていませんが、新しいビジネスモデルのベースが出来上がったのではないでしょうか。」

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  • 本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は公開時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。(公開日:2015年5月28日)

関連製品

本記事内でご紹介した複合機に関連する製品について、次のリンク先にてご案内しています。

Quickスキャン(製品ページ)

インタラクティブホワイトボード(メーカーズボイス)

メーカーズボイス

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