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セイコーアイ・インフォテック 大判プリンター「Teriostar LP-1140」

日本企業に適した省サイズを実現した大判マルチファンクションプリンター

セイコーアイ・インフォテック(SIIT)の大判マルチファンクションプリンター「Teriostar LP-1140」は、建築業や製造業でのCAD図面をプリントする際に利用する大判マルチファンクションプリンター。LP-1140の最大の特徴は省サイズ化の実現。日本企業のオフィス環境に合わせ、省スペースに適応していることが最大の特徴となっている。SIITが省スペース製品を投入した狙いはどこにあるのか。同社企画営業部企画一課の大和久睦丘氏に商品開発の狙いについてうかがった。(公開日:2014年3月14日)

開発者を客先に連れて行って見えた現実

この製品の特徴は、省サイズだそうですが。

大和久氏「この商品は日本のお客様に合わせて開発された商品です。大判のプリンターは海外でも使われていますが、海外での利用状況と日本の利用状況は大きく異なります。

まず、プリントサイズが日本はA1サイズが多いのに対し、海外、特に米国ではA0サイズが主流となります。A0サイズを印刷するプリンターは、A1印刷用に比べ、当然筐体のサイズも大きくなります。海外の場合、専用の部屋で印刷が行われるなど、スペースを気にしないケースも非常に多い。
ところが日本のお客様の場合、自動車業界などいくつかの特定の業界を除いては、A1サイズまでの大きさでの出力が主流です。その場合はできるだけ小さい筐体の商品を選ばれるお客様が多いのです。

実際に日本のお客様のところに訪問させていただくと、社員の方の机のすぐ隣に置かれている場面もよく見かけます。ずらっと机が並び、その列の前にあるお誕生日席のようなスペースにプリンターが置かれているのです。こうした状況は比較的小さな会社はもちろん、大きな会社の場合でも意外と同じです。海外の企業のようにプリンター専門の部屋を置いている会社はそう多くないのではないかと思います。

実はLP-1140の開発段階で、開発者と共にお客様のところを回りました。プリンターを置くスペースがないだけでなく、“オフィスに通じる階段が狭くて、大きなプリンターを搬入できない”というお客様もいらっしゃいました。日本のお客様の環境を踏まえて開発したのがLP-1140になります。

海外向け製品と日本向け製品では、サイズに大きな違いがあるのですね。

大和久氏「当社も海外進出にともない、海外サイズの製品に注力した時期がありました。しかし、日本のお客様に合わせたサイズの製品が必要ではないかということでLP-1140を開発しました。海外向け製品を提供した経験を経て、日本のお客様ならではのニーズがたくさんあることがわかりました。LP-1140はまさに日本のお客様を意識した商品です。」

株式会社セイコーアイ・インフォテック
企画営業部
企画一課
大和久 睦丘氏

Teriostar LP-1140

「Teriostar LP-1140」 拡大画像

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紙を入れる、取り出すスペースも前面に

ロール紙のセッティングも前面から行える仕様ですね。

大和久氏「これもお客様のところを回った成果として生まれた仕様です。狭いスペースに置かれているプリンターは壁に接して置かれていることが多かったのです。そこで前面からロール紙のセットをはじめ、トナーの補給、パネル操作と、ほぼすべての操作を前面から行える仕様としました。

お客様からは大変好評を得ていますが、開発スタッフからするとこれは苦労が多かった部分だと思います。何しろA2サイズのプリンター並に小さな筐体の中に、A1サイズの印刷ができる機構をレイアウトしなければいかないのですから。しかも、ただ押し込めばいいというわけではなく、お客様のご使用時やメンテナンス時の作業性も考慮したレイアウトにする必要がありました。
この省スペース化した筐体の実現は、開発スタッフの苦労がつまっている部分であります。

それ以外にも、実際に操作していただくとわかるのですが、使いやすくするための細かい工夫が色々とあります。操作パネルの高さも、女性が操作することも多いために、あまり高いと操作しにくいという声があったことを受けて、低く抑えました。

排紙機構についても、上段トレイを装着するとA1とA2、A3とA4を併用して図面を印刷する場合、サイズごとに自動仕分けできます。“小さい紙が大きな紙の間に挟まって、行方不明になってしまうことが多い”というお客様の声を聞いたからです。お客様の声に応えた仕様となっています。」

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お客様自身でドラム交換ができる仕様に

お客様で感光ドラムの取り替えができるそうですが。

大和久氏 「有償サポートにご加入いただくと、交換用の感光ドラムカートリッジをお渡しします。カートリッジの構造をできるだけシンプルにすることで、お客様自身で簡単に感光ドラムの交換ができるようにしました。

この仕様としたのは、この製品が業務用プリンターだからです。
業務に利用する以上、できるだけダウンタイムが少ないにこしたことはありません。プリンターの故障の原因はさまざまありますが、圧倒的に多いのが感光ドラムまわりに起因する画質トラブルです。画質トラブルが起こった際、第一段階として感光ドラムをお客様自身で交換していただく。この結果、ダウンタイムが大幅に減っています。
当社としても、保守スタッフが出向かなくともトラブルが修復するため、効率が上がっています。」

これも日本のお客様に合わせたサービスですね。

大和久氏 「そうです。日本で数十年にわたり、ビジネスを展開してきた当社だからこそ、お客様の声を反映させることができた製品、それがLP-1140です。発売以降のお客様の声を聞いても、我々の方針は間違いではなかったと手応えを感じています。
これまでスペースの関係でプリンター導入を控えていたお客様にこそ、検討していただきたい商品です。」

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  • 本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は公開時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。(公開日:2014年3月14日)

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