シャープ ディスプレイ(モニター)「BIG PAD」

ホワイトボードと大型ディスプレイを統合、映像を見ながら板書できる次世代の「文具」

シャープのディスプレイ(モニター)「BIG PAD」は、電子黒板、プロジェクター、大型テレビの機能を1台でこなしてしまう画期的な製品だ。

[2012年 7月25日公開]

インタビューの注目ポイント

  • 大型液晶パネルを活かす製品
  • シャープ独自の技術を適用
  • 1台で何役もこなすディスプレイ

大型液晶パネルを活かす製品

シャープ株式会社
ビジネス・ソリューション
事業推進本部
ディスプレイ事業部 商品企画部
北条 直樹氏

インタビュアー

多くの企業の会議室には、板書するためのホワイトボード、資料を投影するためのプロジェクター、ビデオの視聴やテレビ会議に利用する大型テレビなどが設置されている。これらの設備・機器は、会議の必需品とも言える。最近では、ホワイトボードに板書した内容をプリントできる電子黒板、あるいはホワイトボード機能を持ったプロジェクターなどの新しい機器も登場しているが、いずれも従来の設備・機器の代替に過ぎない。

しかし、シャープが2011年に発売した「BIG PAD」は違う。電子黒板、プロジェクター、大型テレビの機能を1台でこなしてしまうスグレモノだ。

北条氏

シャープでは、2006年から大型液晶パネルを投入して以来、ディスプレイとタッチパネルを組み合わせた製品の商品化を進めています。従来もインタラクティブ プレゼンテーション システムというカテゴリーの製品として、何世代か提供してきました。ただし、従来製品は大型ディスプレイにタッチパネルをオプションとして後付けするというタイプのもので、液晶面とタッチパネルの面が開けば開くほど、スムーズに板書できないという課題がありました。それを改善するために、最初からディスプレイにタッチパネルを組み込んだ製品を企画しましたのが、BIG PADです。

シャープ独自の技術を適用

インタビュアー

BIG PADは、基本的にコンピューターのタッチディスプレイとして働くものだ。タブレットの画面を大型化したものと考えても差し支えない。ホワイトボードにフェルトペンで板書するのと変わらない書き心地を実現しているのは、シャープが独自開発したハードウェアとペンソフトの機能である。これらの開発が、製品化に際して最も苦労した点だと北条氏は話す。

北条氏

60・70型の製品では、赤外線を当てて上下左右の位置を特定する赤外線遮断方式を採用しています。その方式に改良を加え、目で見た位置と手で押さえた位置の視差を考慮して座標を検出する新技術を開発しました。ただし、赤外線遮断方式は大型化が難しいので、80型では上段の左右にCCDカメラを設置し、映像を通じて座標を検出する赤外線カメラ方式を採用しています。ソフトウェアは、“書いて消す”という基本動作をそのまま実現するために、特定の面積以上のものが触れると黒板消しとして機能するようにしています。このソフトウェアでは、直線を引く、図形を描く、手書き文字を活字に変換するなど多くの機能を盛り込んでいます。

インタビュアー

また、そもそもディスプレイであるBIG PADは、プレゼンテーションソフトと連携して利用したり、ドキュメントにその場で修正を加えたりできる。さらに、ドキュメントをネットワーク経由で印刷・保存したり、メールを利用して会議の内容を転送したりすることも可能だ。

タッチディスプレイ BIG PAD PN-L702B

1台で何役もこなすディスプレイ

インタビュアー

それでも単純にホワイトボードの代替と考えてしまえば、高価な設備機器という感は否めない、と北条氏は言う。しかしBIG PADは、ビデオ映像の視聴やテレビ会議に利用する大型テレビの代替になるし、部屋を暗くしなくても視認性に優れたプロジェクターの代替にもなる。「1台で何役もこなすディスプレイ」(北条氏)なのだ。

さらにBIG PADの用途は、企業の会議室にとどまらない。学教の教育現場はもちろん、例えば図書館における検索端末として利用したり、シャープが「企業内サイネージ」と呼ぶ掲示板・告知板としても利用できる。

BIG PADは現在、60型・70型・80型の3製品をラインアップしている。70型が一般的なホワイトボードとほぼ同サイズになると言えば、だいたいの大きさを想像できるだろう。いずれも解像度は、1920×1080ドットのフルHD。その映像品質は、シャープの液晶テレビ「アクオス」で一般消費者に高く評価されているものだ。オプションのスタンドにはキャスターが付いており、会議室で使わないときには、上述したような別の用途として利用することが可能だ。

接続するコンピューターは、Windows PCであれば機種を問わない。外部にPCを接続しなくても利用できるように、オプションで「アドバンストコントローラー」と呼ぶ一体型PCも用意されている。今後は、AndroidタブレットやiPadと画面を共有できる機能も追加されるという。

北条氏

シャープは、シャープペンシルという文具から始まった会社です。その伝統を引き継ぎ、いわば次世代の文具と言えるのが、BIG PADなのです。

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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