HPE StoreOnceは、複数サーバーのバックアップ装置として利用できます。その際、バックアップサーバーを設置することでバックアップ運用の一元管理が可能です。
また、テープ装置からの置き換えは、ご利用のバックアップソフトのバックアップ先を変更するだけなので、運用の大幅変更も不要(注)です。
注:バックアップソフトのバージョンによっては追加作業が必要な場合もあります。不明な点は、ぜひお問い合わせください。
HPE StoreOnce
災害対策にも有効な仮想テープ装置
HPE StoreOnceは、ディスクとテープ両方のメリットを持つディスクバックアップ装置です。テープ交換もなく管理負荷を低減、また遠隔地に受け側のHPE StoreOnceを設置することで災害対策も実現します。
- * HPE=(Hewlett-Packard Enterprise)ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
テープ装置にありがちなお悩みごと
テープ装置には、「テープ」という記録媒体の特性上、いくつかのデメリットがあります。
- テープを交換する必要性
- テープの保管、管理
- サーバーごとにテープ装置を管理する必要性
- 重複するデータの二重バックアップ
HPE StoreOnceの三つの特長
HPE StoreOnceには、主に三つの特長があります。
特長1 複数サーバーのデータを一括バックアップ
特長2 重複排除機能でデータを軽量化
重複排除機能は、バックアップデータの重複する部分を自動的に排除する機能です。重複排除機能がないディスク装置にデータをバックアップすると、すぐにディスク使用容量が限界に達してしまいますが、重複排除により効率的なディスク利用を実現できます。これにより、より多くの世代管理が可能です。
また、重複データがないためデータ自体が軽量化されるので、災害対策として遠隔地にデータ転送する場合の回線負荷を軽減できます。
特長3 テープ交換や保管といった面倒な手間が不要
テープ装置では必要だったテープ交換作業が不要になります。また、データを記録したテープを保管する必要もなくなります。
よく例えられるのは、VHSビデオからHDDレコーダーへの乗り換えです。バックアップ装置もテープからディスクにすることで、媒体管理の手間を低減します。
追加導入で災害対策にも有効
HPE StoreOnceを遠隔地にもう一台用意し、バックアップデータを遠隔地に複製することで、災害対策になります。複数サーバーの一括バックアップデータでも、重複排除機能でデータが軽量化されるので、回線に負荷がかかりません。
大塚商会では北海道に石狩データセンターを有しており、そちらにデータを保護するサービスメニューも用意しています。
HPE StoreOnceのよくある質問と回答
HPE StoreOnceは、テープバックアップの速度より速いのでしょうか?
バックアップ速度は、LTO3~5の装置の方が高速です。しかし、HPE StoreOnceは、ディスク装置なのでバックアップジョブの同時実行が可能です。その特長を活用することで、テープ装置単体よりも高速なバックアップ運用を実現します。
HPE StoreOnceは、HPE社以外のサーバーとも接続可能でしょうか?
可能です。ただし、障害時の対応においてHPのサポート範囲が限定されます。障害時には、切り分け対応が必要になりますのでご注意ください。
HPE StoreOnceの重複排除機能は、データの何を見ていますか?
HPE StoreOnceの重複排除機能は、データのブロック情報を見ています。異なるファイル名のデータでも同じ情報は、一つとして認識します。
バックアップソフトは必要ですか?
HPE StoreOnceにバックアップを取るには、BackupExecやArcserve等のバックアップソフトが必要です。
HPE StoreOnceのラインアップ
ラインアップ一覧
モデル | StoreOnce 3620 | StoreOnce 3640 | StoreOnce 5100 |
---|---|---|---|
U数 | 2U | 2U | 2U - 12U |
物理容量 使用可能容量 | 24TB-48TB 16TB-31.5TB | 48TB-144TB 36TB-108TB (注1) | 48TB - 288TB 36TB - 216TB |
RAID保護 | ハードウェアRAID6 | ハードウェアRAID6 | ハードウェアRAID6 |
インターフェイス | 1GbE x4 10GbE x 0-8 (注2) 25GbE x 0-8 (注2) 16Gb FC x 0-8 (注2) 32Gb FC x 0-8 (注2) | 1GbE x4 10GbE x 0-8 (注2) 25GbE x 0-8 (注2) 16Gb FC x 0-8 (注2) 32Gb FC x 0-8 (注2) | 1GbE ×4 10GbE × 0-8 (注2) 8Gb FC × 0-8 (注2) |
- (注1)ディスク拡張ライセンスの追加で使用可能容量を合計31.5TBに拡張
- (注2)ネットワークカードオプションで追加
セキュリティの導入事例をご紹介
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学校1~100名
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