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データ分析にはどのような手法がある? 目的別手法やAIを用いたツール、導入の注意点を解説

データ分析は近年のビジネスに欠かせないものとなっています。適切な手法でデータを分析して、効果的な施策に結び付けていきたいもの。この記事では、多種多様なデータ分析の方法や導入する際の注意点について解説します。

データ分析では定量データと定性データの両方が大切

データ分析を軸にしたビジネス戦略の立案は、大企業だけではなく、中小企業でも積極的に導入されています。デジタルマーケティングを推進する上で、データ分析は重要な役割を担っています。また、DX推進に尽力している企業にとってもデータ分析は欠かせません。

データ分析にはさまざまな種類があり、目的に応じてこれらを使い分けることが重要です。まずは基本である「定量データ分析」と「定性データ分析」について解説します。

定量データ分析

定量データ分析では、明確な数値化が可能なデータを基に分析を行います。例えば「店舗の来客数」などの客観的な数値を扱うため、主観に左右されません。

しかし、分析の精度を高めるためには、できるだけ多くのデータが必要となります。また、数値の背後にある因果関係や顧客の心理などを知るまでには至りません。

定性データ分析

定性データ分析では、数値ではなく質的データを基に分析を行います。例えば、アンケートの自由回答や口コミなどが挙げられます。「なぜ購入したのか」「なぜ好きなのか」など、顧客の心情を探るのに適しています。

定性データ分析は明確な数値を扱わないため、分析者の主観に左右されやすく、経験者の勘や直感に委ねられる面もあります。定量データ分析に比べると、データの収集と分析に時間とコストがかかる傾向がありましたが、近年は後述するAIの進歩により効率が上がりつつあります。

データ分析の手法「統計学」「視覚化」「AI」それぞれを解説

データ分析には、統計学、視覚化、AIなどの手法があります。効果的な分析結果を得るためには、最適な手法を選択することが重要です。以下では、データ分析の手法について解説します。

定量データ分析である「統計学」の手法

統計学の手法はさまざまですが、ここでは主なものを四つ解説します。

クロス集計

アンケートなどで得た、二つ以上の質問項目をかけ合わせるデータ分析手法です。「年齢×性別」「居住地×年収」など、回答者の属性による回答の違いを細分化して把握でき、多くのデータ分析の場で使用されています。

クラスター分析

大きな集団(クラスター)の中から、似ているものをグルーピングして分析する手法です。クラスター分析の対象は、人、企業、商品、地域などさまざまです。例えばマーケティング業界では、顧客を分類して適切な施策を決定する際などに用いられます。

回帰分析

ある結果と、それに関連する要因の間に、どの程度の因果関係があるかを明らかにする統計手法です。回帰分析では、結果と要因を数値化して表します。例えばマーケティング業界では、回帰分析が商業的施策の将来予測や事業の効率化などに役立てられています。

因子分析

データの中にある複数の要素に共通する因子を探り出す分析手法です。因子分析によって、大量にあるデータの背景にある潜在的な要因を見つけ出すことが可能です。マーケティングや心理学など多くの分野で用いられています。

「視覚化」を用いたデータ分析の手法

データを理解しやすいように可視化する分析手法を「視覚化」といいます。視覚化によるデータ分析の手法には、主に次のようなものがあります。

チャート

視覚化の手法としてポピュラーなのが、グラフとして見せる「チャート」です。数値をチャートで表すことで、直感的に把握できるようになります。分析するデータの種類によって、棒グラフや円グラフ、折れ線グラフなどを使い分けます。表計算ソフトでも作成できるなど、簡単に活用できる点がメリットです。

地図

地図もデータ分析の手法の一つです。陸地の形状や建設物の大きさなどを可視化し、一目で把握できるようになっています。さらに現代では、衛星写真などで正確な地図の作製が可能になりました。また、地図は気候や人口密度の状況などを、色の濃淡で示すヒートマップで表すこともできます。

ダイヤグラム

多数のデータを、階層やツリー状に組み合わせて可視化するデータ分析手法です。さまざまなデータの関連性を見つけ出すときや、要素を抽出する際に用います。

マトリックス

データの要素を縮約してX軸、Y軸の2次元の平面図に記載し、散らばり/まとまりの状況からデータの相関や傾向を可視化する手法です。主成分分析とも呼ばれます。

「AI」を用いたデータ分析の手法

近年はAI技術の進歩により、膨大なデータを処理した上での分析が可能になりました。分析が難しいとされる定性データを扱うのも得意です。以下、AIを活用したデータ分析の手法をご紹介します。

決定木分析

ツリー構造でデータを分類し、予測や検証をする手法です。YES/NOの2択で分岐していくため工程がシンプルで、汎用性の高い手法です。

アソシエーション分析

大量のデータの中から自社にとって有益な情報を導き出す手法です。「このような前提があれば、このような結果が出る」と仮定し、データ同士の関連性を分析していきます。

ファジー理論

ファジーとは「あいまい」という意味。人間の言葉や推測が持つあいまいさを変数と捉え、真‐偽(1-0)の間の任意の数で予測する手法です。

データ分析を行う際の注意点

データ分析にはさまざまな種類があり、適切に使い分けることが求められます。また、分析結果に基づいた正しい施策を実行するためには、分析の目的を明確にすることや、分析結果の運用体制を整えておくことも必要です。
以上を踏まえて、近年のトレンドであるBIとAIについて解説します。

BIツールをうまく活用する方法も

BIとはBusiness Intelligenceの略称です。ビジネスに必要なデータの収集・分析・視覚化を行い、企業の意思決定をサポートすることを指します。BIツールはそれらのプロセスを自動化するもので、以下のようなことが期待できます。

データの可視化

企業が保有するデータソースと連携し、ダッシュボードに必要なデータを抽出して、リアルタイムでの表示が可能です。

データ分析

集計したデータの分析もできます。詳細な分析や、データから法則性や関連性を見いだすデータマイニングも可能です。

レポーティング

必要に応じてデータを抽出し、レポートを作成できます。表やグラフ化して出力することも可能です。

AIを用いたデータ分析の活用例と注意点

AIとはArtificial Intelligenceの略称で、人工知能を意味します。人間の脳を模しているため学習能力を備えており、学習を重ねることで分析の精度が増す点が特徴です。

高速計算と膨大な量のデータ処理を得意としており、近年はさまざまなビジネスの現場でAI分析が用いられています。以下に主な活用事例を紹介します。

商品の需要予測

小売店では、発注担当者が過去の経験とデータを基に、商品の発注業務を担うのが従来の形でした。しかし、この方法では担当者の経験値によって精度が左右され、予測が外れることもあります。小売店は購買情報など、AI分析に活用できる膨大な情報をすでに保有しています。AI技術の普及により、これらのデータを需要予測に有効活用できるようになりました。

水道管の劣化予測

水道管は地中に埋められているため、劣化状態を目視で確認しにくいという問題があります。かつては職員の経験や勘に頼る部分もあった分野ですが、今ではAIが埋設年数や周囲の環境などのデータを元に、水道管の劣化を予測・分析できるようになりました。

来場者予測

来場者の予測は天候や日時などが判断要素になりますが、膨大なデータを基に、マンパワーで正確な予測をするのは困難といえます。そこで、大量のデータを用いた分析が得意なAIに任せることで、より正確な数値を出すことが可能になりました。

以上のように、AI分析はプロセスを自動化することができます。その結果、人手不足が解消でき、必要な業務に人員を配置できるというメリットもあります。一方で、大量のデータの管理や情報漏えいに細心の注意が必要です。また、AI分析を導入する際は、専門家による分析モデルの構築が必要です。専門家の採用が難しい場合は、AI分析ツールの活用も一つの方法です。

AIを用いたデータ分析ツール導入のご相談は大塚商会まで

大塚商会の「dotData AI分析サービス」は、ビッグデータを分析し、データの傾向を基に予測・判別などを行うほか、分析結果を基に中小企業診断士からアドバイスも受けられる※総合的なサービスです。大塚商会が保有する実行環境を利用するため、お客さま自身でのAIシステムやソフトウェアの導入は必要ありません。

  • * 大塚商会のコンサルタントや経営支援サービスの提携中小企業診断士によるアドバイスや戦略提言はオプションとなります

分析・予測の作業は大塚商会のデータサイエンティストが行いますので、お客さまはデータをご用意いただくだけで最先端AIの分析結果を手にすることができます。

データ分析で売り上げや業務効率の向上を考えている経営者、ご担当者の方には、大塚商会のAI分析サービスをおすすめします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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