まずはお気軽にご相談ください。

【総合受付窓口】
大塚商会 インサイドビジネスセンター

0120-579-215(平日 9:00~17:30)

【営業戦略の立て方】役立つフレームワークを紹介!データ分析の重要性とAI活用への期待

企業として成長を遂げるためには、「シェアの拡大」や「昨年度よりも高い売上金額」などの営業目標を立てることが一般的です。この長期的な営業目標のことを、「営業戦略」と呼びます。

ある程度具体的な目標を提示することで、企業としての成長度合いが可視化され、社員のモチベーションを上げられる可能性もあるでしょう。

この記事では、フレームワークを用いた営業戦略の立て方や、営業戦略におけるデータ分析の重要性、営業課題の解決のためにAIがどうサポートできるのかを紹介します。

営業戦略とは?

まず、営業戦略の定義や目的、営業戦術との違いなどを紹介します。

中長期的に計画された営業活動方針や目標

営業戦略とは、企業のシェア拡大や売り上げ向上をはじめとした営業目標を達成するために、中長期的に計画される方針や目標です。具体的なアプローチ方法や目標の規模は、企業によって異なります。有限であるリソースと予算を駆使しながら、効率的に営業活動を実施するための目標を定めることが最たる目的といえます。

営業戦術との違い

営業戦略が目標やビジョンという定義だとすると、営業戦術はその目標に向かうために実施するスキルや手法を指します。例を挙げると、「新規顧客の増加」という営業戦略を打ち出す場合、「SNSアカウントでのフォローキャンペーン実施」などの具体的な施策がこれにあたります。

市場の動向は流動的なため、実際に営業活動を行って初めて成果が分かることも少なくありません。そのため、営業戦術はフレキシブルに改善される場合もあります。つまり、営業戦略の根底にある軸が揺らぐことなく確立しさえすれば、個々のプロセスごとに決定される営業戦術の修正も、より容易になり得るということです。

効果的なターゲティング

営業活動を効率良く実施し、企業の利益を向上させるためには、顧客のターゲティングが重要です。ターゲティングとは、市場調査を実施した内容から、自社のサービスを購入してくれそうな顧客層を絞るプロセスを指します。

よくあるのは、性別や年齢、購入履歴などからターゲットを判断するケースです。また、実店舗の存在する企業であれば、エリアごとの特徴を踏まえた商品の仕入れ、顧客の滞在時間や時間帯などを踏まえたターゲティングを実施します。

このような情報をもとに顧客層を絞ることで、購入意欲の高そうな相手にアプローチできるようになり、効率的な営業活動が実現できます。

営業戦略の立て方とは?フレームワークの活用法

営業戦略を立てる際は、フローに沿って作成することが一般的です。ここでは作成時の5ステップや、役立つフレームワークを紹介します。

営業戦略を立てるときの流れ

営業戦略を立案するには、以下の5ステップからなる構成が一般的です。

STEP1.営業目標の設定

営業目標にはKGIとKPIの2種類があります。KGIは最終目標を指し、具体的な売上数値などの目標を設定します。KPIはKGIを実現するための「やるべきプロセス」をリストアップした目標を指します。KGIを市場動向から設定するケースも多いため、STEP2で紹介する市場調査と平行して進めると効率的です。

STEP2.事前分析・市場調査

自社の展開しているサービスや商品が、現在市場においてどのような立場であるかを明確に把握するプロセスです。客観的に市場全体を把握することで、自社の現状や課題が浮き彫りになります。

STEP3.課題抽出

調査や分析によって得られた情報から、営業目標を実現させるために求められる課題を洗い出しましょう。なかには一企業だけでは解決困難な課題が見えることもありますが、次のステップへの重要な材料になります。

STEP4.具体的な戦術の考案

ここからは、実際にアプローチをかける手法を考案します。具体的な戦略は短期間で実行できるプロセスが前提のため、一つの目標に対して複数のプランを用意するのも手です。

STEP5.状況に応じた改善・変更

事前に計画した戦術を実行した際、毎回計画とおりに進むとは限りません。成果や進捗(しんちょく)が予想を下回った場合は、あらためて課題を抽出し、改善やプロセスの変更を図りましょう。課題とともに見えた自社の強みやオリジナリティを生かすことで、競合他社との差別化につながるケースもあります。

フレームワークの採用

ビジネスシーンにおけるフレームワークとは、課題解決や目標設定を円滑に実施するためのテンプレートを意味します。営業目標に合わせてフレームワークを採用すると、課題抽出や分析をより簡単に行うことが可能です。
ここでは営業戦略の立案に利用される、主なフレームワークを紹介します。

3C分析

「自社」「競合他社」「顧客」の三つの視点から、自社の現状を分析します。外部との比較分析を行うことで、自社の独自性や不足分を客観的に把握できる手法です。

STP分析

「顧客層の細分化」「ターゲット層の抽出」「ポジションの明確化」という三つのプロセスを通じて、営業戦術を計画する土台を構築するために用いられます。

PEST分析

外部環境がどのような影響を与えるかを予測するためのフレームワークです。リスクヘッジの策定を重要視している企業では、規制緩和などのマクロ環境の分析を実施するケースもあります。この手法では「政治」「経済」「社会」「技術」の四つの要素を分析します。

SWOT分析

内部環境(自社)にとっての「強み」「弱み」と、外部環境(他社・市場)による「機会」「脅威」という四つの要素を分析します。プラス要因とマイナス要因を整理し、課題抽出を実現します。

企業の営業戦略に「データ分析」が重要な理由

効果的な営業戦略の立案には、事前にデータ分析を行うことが重要です。では、データ分析を実施することによって具体的に得られるメリットは何なのでしょうか。

データ分析によって見えてくること

現代の企業は、膨大なデータを取り扱っています。このデータを適切に管理することで、自社の現状や課題の分析、精度の高い未来予測が可能です。

特にビジネスシーンでは、自社を起点に市場全体を俯瞰(ふかん)すると、意思決定の手助けとなり、新たなアクションを先手で起こせる可能性もあります。スピーディーに対策を打ち、競合他社と差別化を図ることが、激しい企業競争から頭一つ抜け出すために大切です。

分析対象となるデータの種類

企業が抱える情報は「ビッグデータ」と呼ばれるほど膨大になっている現状ですが、分析するデータの内容は、営業戦略の目標や方針に合わせて精査する必要があります。

以下では、営業戦略を立てるうえで必要なデータの例を紹介します。

顧客データ

顧客に関するさまざまな情報は、自社の蓄積した情報のなかで最も大きな財産となり得ます。性別や居住地、年齢などの顧客の属性を把握することで、新たなターゲット層へのアプローチや、既存顧客に対するフォローアップなどがより簡単にできるでしょう。近年では、ECサイトや自社アプリなどで顧客データを蓄積する手法も多く見られます。

営業活動データ

企業を成長させる際、売り上げを伸ばすだけでは不十分です。例えば、利益率を度外視すると「売り上げは右肩上がりなのに、利益として還元されない」という事態におちいります。営業活動において蓄積したデータを通じて、自社の業績での伸びしろや、改善点を把握することが重要です。

社内データ

社内では、業務記録や在庫、人事、勤怠情報などのデータを部門ごとに扱います。これらのデータを分析することで、業務フローに課題がある部門を比較検討し、改善点の具体例や解決策を抽出できます。

AI導入も有効!データ分析を営業戦略に生かすには

このように、営業戦略を策定するためにはデータ分析による事前調査が重要です。近年では、DX化などの影響によって、AIを導入したデータ分析の方法も注目を集めています。

データ分析を活用する際の注意点

営業戦略のプロセスにデータ分析を落とし込むためには、以下の注意点を抑えておきましょう。

目的を明確にする

データ分析の方法は複数存在し、営業戦略に対し、そのデータをどのように活用するか検討する必要があります。また、分析を一度行えばそれで終わりというわけではありません。複数の分析を用いて多角的に状況を把握することで、課題や将来予測がより明確になる場合もあります。分析がゴールではなく、営業戦略の立案をスムーズに実行するために、まず得たい情報を明確に定めましょう。

客観的な視点を持つ

分析したデータをもとに具体的な戦術を計画する際は、主観的な感情を取り入れないことが重要です。複数の社員で計画を立てたり、分析ツールを導入したりするなど、属人化を防ぎつつ客観的に可視化するよう努めましょう。もし自社内での解決が難しい状況であれば、分析アナリストのアウトソーシングも有用です。

AIによるサポートは有用?

かつてのAI技術は、ルーティンが決められているプロセスでは効率的に動作するものの、イレギュラーな事態への対応は難しい側面がありました。ところが、ディープラーニング(深層学習)の技術が発達し続けている現代では、臨機応変な対応が求められるプロセスにおいても、効果を発揮できるように進化しています。

ディープラーニングでは、ただデータを蓄積して学習するだけではなく、そのデータの範囲内から新たなパターンをAI自身が導き出せるようになりました。ディープラーニングで学習したAIは、データが多ければ多いほど分析の精度が高くなるという利点もあります。このような背景のもと、近年はAIの技術を用いた営業ツールなどを導入する企業が増加しています。

「大塚商会のdotData AI分析サービス」
勘と経験と度胸の戦略立案からAIを活用したデータドリブン経営へ

営業課題の解決や営業戦略の立案に役立つAI分析サービスのご相談は大塚商会まで

革新的なAI分析ですが、専門的な人材や予算を確保する余裕がないため、導入をためらう方もいるかもしれません。確かにかつてのAIによるデータ分析は、大企業の持つビッグデータを中心に行われていたため、外部委託は数千万単位の費用が必要になるケースも珍しくありませんでした。

そこでぜひお使いいただきたいのが、「dotData(ドットデータ)AI分析サービス」です。米国のdotData社と提携し、リソースの一部を切り出して利用できるため、従来の10分の1程度の予算で導入できるようになりました。試験的に部門単位での導入を行う運用方法も可能です。

近年はAIによるソリューションがニーズを高める一方で、技術に対するリソースや人材の不足を課題とする企業も少なくありません。そこで大塚商会は、専門的スキルを保有する必要がなくとも、高度な分析技術とプロセス削減による効率化で最善のサービスをご提供します。データ分析を効率的な営業支援に活用したい方は、ぜひ大塚商会の「dotData AI分析サービス」をご検討ください。

AIによる産業革命が目の前に迫る!データ分析ツール「dotData(ドットデータ)」

AI・IoT・RPAの選び方や価格など、ぜひお気軽にお問い合わせください。

資料送付のご希望や価格のお問い合わせはお気軽にお寄せください。また、「導入・準備にどれくらい時間がかかるのか」などのご質問もお待ちしています。大塚商会での社内活用ノウハウも交え、お客様の導入目的や環境に合わせて、分かりやすくお答えします。

お電話でのお問い合わせ

【総合受付窓口】
大塚商会 インサイドビジネスセンター

0120-579-215(平日 9:00~17:30)

*メールでの連絡をご希望の方も、お問い合わせボタンをご利用ください。

以下のようなご相談でもお客様に寄り添い、具体的な解決方法をアドバイスします

  • どこから手をつければよいか分からない
  • 検討すべきポイントを教えてほしい
  • 自社に必要なものを提案してほしい
  • 予算内で最適なプランを提案してほしい

何から相談したらよいのか分からない方はこちら(ITよろず相談窓口)

ページID:00237455

ナビゲーションメニュー