在宅勤務で働き方改革

＜社員＞
社長から「働き方改革の検討をしてくれ」とお願いされたのですがそもそも働き方改革って何をすればいいんですか？

＜課長＞
「働き方改革」というと、長くなりがちな労働時間を削減したり、在宅勤務とかで女性活躍を推進したりすることがニュースで取り上げられているな。

＜社員＞
「在宅勤務」、家で仕事ですか…あまりピンと来ないですけど…。

＜課長＞
例えば、一緒に住んでる子どもや、奥さんやご両親の調子が良くなかったりすると、看病する必要があるだろ？ そういうときに、家で仕事ができたら、とても便利じゃないかな？

＜社員＞
看病しながら仕事ができたら、とっても気持ちが落ち着きますね。

＜課長＞
最近は育児や介護で仕事を離れる人が増えているから、在宅勤務ができる企業ってとても魅力的に映るんじゃないかな。

＜社員＞
そういえば、大学のゼミの後輩が在宅勤務ができる会社をわざわざ探していたし、有利に働きそうですね。でも、家で仕事するって、その環境を整えるのにすごく費用がかかりませんか？

＜課長＞
いや、そうでもないみたいだ。 リモートアクセスっていう仕組みを使えば、自宅でも会社にいるのと同じように業務ができるって話を以前聞いたことがあるが、確か1人あたりの経費は数百円だったはず。

＜社員＞
えっ、そんなもんなんですか。そういうのってもっと高いものだと思ってました。でも、事務所にいないんですよね？ 会議とか相談はしづらくないですか？

＜課長＞
そういうときは、「TV会議」や「Web会議」を利用するんだよ。最近導入したノートPCにはカメラがついてるし、別で買ってもそんなに高くない。今は法人向けのサービスも安いのが出ているらしい。

＜社員＞
PCのカメラでそんなことできちゃうんですね。

＜課長＞
これからの日本は労働人口が減ってくる。少しでも働きやすい環境を整えていかないと、企業の存続にも関わってくる。

＜社員＞
だからですね！ ちょっと、さっきの後輩にうちの会社勧めてみます！

＜課長＞
いいね、人事が喜ぶよ。まぁ導入してからな！