ABC

読み方 : えーびーしー

英語正式表記 : Activity Based Costing

ABCとは

Activity Based Costingの略で「活動基準原価計算」と訳す。活動(作業)ごとに人件費などの間接費を把握することで、原材料などの直接費だけではない、より正確な原価を計算する手法。1980年代に米ハーバード大学のロビン・クーパー教授とロバート・キャプラン教授が管理会計の手法として提唱した。会議や報告書作成など、コストとして意識されにくい業務の費用対効果を測定できるため、業務改革に用いられることも多い。

ABCの実践は、業務を細かな作業単位に分類し、「だれが、どの作業に、何時間かけたのか」を調べればよい。この結果に作業担当者の人件費(時間単価)を掛け合わせれば、作業ごとのコストを算出できる。例えば、年収600万円、年間2000時間労働の社員が、毎日1時間かけて一つの報告書を作っていたとする。この場合は、報告書一つ当たり3000円、1カ月当たり約6万円のコストがかかっていることが分かる。

ABCによって算出した作業ごとのコストを削減することが、業務改革につながる。上記の例であれば、アルバイトを活用して人件費を半分にしたり、報告書の作成時間を半分にすれば、コストを半減できる。作成頻度を半分にすれば、報告書一つ当たりのコストは変わらなくても、1カ月当たりのコストを半減できる。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]