アドホックネットワーク

読み方 : あどほっくねっとわーく

アドホックネットワークとは

イーサネットや無線LANのアクセスポイントといったインフラを使わずに、端末同士が直接、接続して構成するネットワークのこと。アドホックとは「その場限り」の意味。無線通信を使ってデータを端末から端末へバケツリレーのように手渡すことから「マルチホップネットワーク」とも呼ぶ。

応用分野は広い。例えば、会議室でノートパソコン同士を無線接続すれば、その場の人同士でファイルを共有できる。無線LANのアクセスポイントを設置できない場所でも、端末同士でデータを中継すれば通信エリアを広げられる。複数の携帯ゲーム機を接続して多人数プレイを実現する、自動車同士でブレーキ信号を伝え渋滞状況を把握する、といった使い方も考えられる。防災関係者は、通信インフラが途絶した場合の代替手段として注目している。

無線LANの普及に伴って注目を集め、2004年から標準化の動きが活発化した。米国電気電子技術者協会(IEEE)は、同年3月に「IEEE802.11s」タスクグループを結成。「メッシュネットワーク」の名で規格策定作業を本格化した。インターネット関連の標準化団体、IETF(Internet Engineering Task Force)も「MANET(Mobile Ad-Hoc Network)」委員会で関連規格の策定に取り組んでいる。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]

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