エージェント

読み方 : えーじぇんと

エージェントとは

自律的に動作するソフトモジュール。適用分野によって大きく三つの実現形態がある。

一つ目は、ネットワーク上を移動して、ユーザーが指定した情報を自動的に収集する機能を備えるもの。ネットワークエージェントと呼ばれることもある。Webで効率的に情報を集めるニーズが高まるにつれ、注目されている。

二つ目は、モバイル環境においてデータを送受信する際に使われるもの。回線に障害が発生した際に、回線の復旧を待って送信が中断した時点から自動的にデータを再送信する機能を備える。通信コストを削減できるほか、モバイル用アプリケーション開発が容易になる。

三つ目は、オブジェクト指向技術における「オブジェクト」の発展形として提唱されているもの。オブジェクトは外部からのメッセージを受けて手続きを起動する受け身的な存在であるのに対し、エージェントは置かれた環境に応じて自発的に活動する。大規模な分散システムにおける性能や信頼性、複雑なソフト開発における生産性や保守性などを向上できる。

インターネット関連の標準化団体「W3C」が標準化を進める次世代Web「セマンティックWeb」も、エージェント技術を利用する。Web上のデータの「意味情報」を元に、エージェントソフトが各種の処理を自動実行する。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]