AR

読み方 : えーあーる

英語正式表記 : Augmented Reality

ARとは

Augmented Realityの略。拡張現実。インターネット上のサービスや企業の情報システムから取得したデータを現実の世界に重ね合わせて表示する技術、あるいはその技術によって実現した環境そのものを指す。従来は高度なセンサー技術や高性能コンピュータが必要だとされ、コスト面で一般への普及は難しいと見られていた。しかし、GPSや無線通信機能を持つ携帯電話などを使うことで、手軽にARを実現できるようになった。

ARの普及のきっかけになったのが、iPhoneのアプリケーション「セカイカメラ」である。このセカイカメラではiPhoneで街角の景色などを映すと、「エアタグ」と呼ぶデータが表示される。エアタグはiPhoneのGPS機能を使って現実にある施設などとひも付いており、施設名や商品情報、他の利用者がその場で書き込んだ情報などが記述されている。公開後4日間で10万人がダウンロードするなど反響は大きく、ARの一般への認知が一気に進んだ。

このほか、PCでカメラから取り込んだ映像と3次元グラフィックスを合成することで、商品説明などに活用しようという動きもある。目に直接レーザーを当て、仮想の映像と現実を網膜上で合成するシステムも開発されており、今後ARの応用範囲が広がると見られている。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]