電子カルテ

読み方 : でんしかるて

英語正式表記 : Electronic Medical Records/Electronic Health Records

電子カルテとは

患者に関する情報をコンピュータを使って電子的に記録したもの。データだけでなく、管理するシステム全体を電子カルテと呼ぶこともある。病院全体の業務を把握しやすくしたり、医療の質を高める効果が期待できる。紙のカルテを物理的に保管する必要がなくなり、紛失の恐れが少なくなる。長期の大量保存も可能だ。

記録するデータは、患者の症状や検査結果、処方した薬の種類、データの変更履歴、レントゲン画像や添付資料など。欧米ではEMR(Electronic Medical Records)、EHR(Electronic Health Records)などと呼ばれる。電子カルテを交換するための主な規格には、医療情報全般を扱う「HL7」と、画像情報を扱う「DICOM」の二つがある。

医師や看護師が患者の情報を共有するだけでなく、各種検査の手配や、医事会計システムなどと連動できる。複数の病院間で電子カルテを共有することも可能だ。ただし改ざんを防いだり、原本であることを保証したりする機能によるセキュリティ確保が必要になる。

政府は2006年1月に発表した「IT新改革戦略」で、ベッド数400以上の病院は2008年度まで、400未満の病院は2010年度までに、電子カルテを含む統合系医療情報システムを導入することを目標として掲げている。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]