電子透かし

読み方 : でんしすかし

電子透かしとは

電子コンテンツ(デジタル著作物)の中に著作者名や販売会社名、購入年月日などの情報を埋め込むための仕組み。不正利用や不正コピーを防止するために利用できる。情報を埋め込む方法は「不可視性」と「可視性」の二つに大別できる。不可視性は一見するとわからないが、専用のビューアを使うと情報を埋め込んだ部分を確認できる。可視性は目に見える形で情報を埋め込む。実際にコンテンツを利用する場合はパスワードなどを使って透かしを除去する必要がある。埋め込む情報も文字列など規則的なものと、乱数など不規則なものがある。電子透かしを埋め込むと、見た目にはわからなくても画質が劣化するという問題がある。画質の劣化を抑えようとして弱い透かしを使うと、改ざんされやすくなる。逆に強い透かしを使うと改ざんはされにくいが、画質の劣化が強くなる。

すでに日本音楽著作権協会(JASRAC)は、CD販売や音楽配信を手掛ける事業者に対して、新規に許諾を与える著作物に電子透かしの埋め込みを義務付けることを決めた。ブロードバンドの広がりで、インターネットを通じたコンテンツ配信が活発になってきたうえ、ピア・ツー・ピアと呼ばれるファイル共有ソフトが広がって、デジタルコンテンツの無断複製が社会的に大きな問題となりつつあるからだ。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]

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