グリッドコンピューティング

読み方 : ぐりっどこんぴゅーてぃんぐ

グリッドコンピューティングとは

スイッチさえ入れれば電気が利用できる電力供給網のコンセプトを、情報処理の分野で実現する取り組みのこと。グリッドとは、電力供給網を意味する「パワーグリッド」から取っている。利用者は、手元のパソコンの電源を入れるだけで、プロセサやデータ、アプリケーションなどネットワーク上に存在する様々な資源を利用できるようになる。

核となるのは「仮想化」の技術である。たとえば、数百台のパソコンを接続して仮想的な1台のスーパーコンピュータを構築し、複数の利用者で共用できる。主として科学技術計算の分野から利用が始まっている。日本国内では、文部科学省系の研究機関によって「IT Based Laboratory」や「Super-SINET」といったプロジェクトが進められた。仮想的なスーパーコンピュータの共用に取り組んだ。

民間企業による取り組みも始まった。社内にある様々なコンピュータを集めて一つの仮想的なコンピュータを構築し始めた。日本でも野村證券が投資家ニーズに合わせた複雑な商品の開発にグリッドコンピューティングを利用している。各社の狙いはサーバー資源の有効活用。ある部門で余剰となっている処理能力を、処理能力が不足している部門に回すことでサーバーの利用効率向上を図る。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]

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