IPv6

読み方 : あいぴーぶいしっくす

IPv6とは

IP(Internet Protocol)の次世代の仕様。TCP/IPの標準化組織IETF(Internet Engineering Task Force)が開発した。1994年7月に仕様案(ドラフト)が確定、1995年12月に標準仕様になった。1996年以降、ルーターやパソコン用TCP/IPソフトなどでIPv6を実装する動きが始まっている。

IPv6が開発された背景として、インターネットの普及により現行のIPv4での32ビットアドレス方式ではアドレスが不足することが明らかになったことがある。IPv4アドレスの枯渇はNATなどの技術的な工夫によって回避してきたが、その根本的な対策となるのがIPv6だ。

IPv6のアドレス空間はIPv4の4倍の128ビットに拡張された。このため「340億の100兆倍の100兆倍(2の128乗)」という、天文学的な数の機器に固有のIPアドレス(グローバルアドレス)を割り当てられる。事実上アドレスの割り当てに制限がなくなると考えてよい。パソコンや周辺機器にとどまらず、携帯電話や家電製品、医療機器などにもIPアドレスを割り振り、相互に通信できるようになる。複数の送信アドレスの一括指定、通信経路を明示的に指示する、通信路が混雑した場合に画像や音声などの伝送データを一部廃棄するための優先度を指定できる、などの機能も標準装備された。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]