システム共同化

読み方 : しすてむきょうどうか

システム共同化とは

異なる企業または組織が一つの情報システムを共用すること。ソフトウエアをサービスとして使う「SaaS(Software as a Service)」、グループ企業で共通の業務やシステムを集約する「シェアド・サービス」も広義のシステム共同化といえる。また、インターネット経由でソフトの機能やハードウエアを利用する「クラウドコンピューティング」もシステム共同化の一形態と見なせる。

システム共同化が本格的に普及し始めたのは2000年代に入ってから。最大の実例は地方銀行の勘定系システムで、計画を含め全国108行のほぼ8割が、自前のシステムを手放して他行と共同利用している。公共分野でも、政府が官公庁共通の人事給与システムを構築中である。地方自治体が行政関連のシステムを共同化するケースもある。銀行、電機などの異業種が人事システムを共同化するといった実績もある。

メリットは、システムの開発や運用・保守にかかるコストを利用者で均等に負担できること。複数の企業が役割の似ているシステムを別々に持つよりも2 ~3割程度削減できるといったケースが多い。メリットが大きい半面、システム共同化には、戦略的な独自機能を追求しにくい、ITスキルが空洞化する、といったデメリットも指摘されている。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]

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