負荷分散

読み方 : ふかぶんさん

負荷分散とは

特定のハードウエアに処理が集中しないよう、ネットワークで接続した他のハードにも処理を分散させること。専用の負荷分散装置を利用するか、ソフトウエアを使って負荷を分散する。クラスタリングはその代表例である。

特に不特定多数の利用者から不規則で大量のアクセスが生じるWebシステムでは、負荷分散は不可欠といえる。Webシステム向けの負荷分散装置の一般的な機能としては、WebブラウザからのHTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストをいったん受け付け、各サーバーの稼働状況や処理する業務ロジックなどによって、リクエストの送り先となるサーバーを選択する。振り分け先はあらかじめ優先順序をつけたり、動的に変えることも可能だ。

最近では、遠隔地のデータセンターに設置したハードにミラーサイトを構築し、専用のハードを利用して負荷を分散するとともに通信回線の障害などにも対処する、広域負荷分散という手法も登場している。

ただし、負荷分散を実行すれば、問題をすべて解決できるわけではない。全サーバーの処理性能を超えるアクセスがあれば、システムは正常に機能しなくなる。大規模なDDoS(分散サービス拒否)攻撃を受けた場合に、負荷分散装置そのものがダウンすることもある。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]