マルチコアプロセサ

読み方 : まるちこあぷろせさ

マルチコアプロセサとは

一つのパッケージ(またはチップ)に複数のプロセサコアを搭載するプロセサ。マイクロプロセサの動作周波数を上げて性能を高める手法が、発熱の問題から限界に達しつつあるため、マルチコア型が主流になりつつある。

マルチコア型は当初、米IBMのPower4(2001年)や米サン・マイクロシステムズのUltraSPARC IV(03年)など、ハイエンドサーバー向けプロセサで製品化された。しかし05年4月に米インテルが「Pentium Extreme Edition 840」を出荷。米AMDも同月「Athlon 64 X2 デュアルコアプロセサ」で続き、中下位サーバーやクライアント用途にも広がっている。サンは06年に、8コアを搭載するUltraSPARC T1(開発コード名Niagara)を出荷した。

現在のプロセサコアの単位面積当たりの発熱量(熱密度)は原子炉並みになっている。高価な冷却装置を付ければいっそうの周波数向上は不可能ではないが、価格競争力が低下してしまう。そこで各社は周波数を高めるのではなく、コアを複数持たせるマルチコアプロセサに性能向上の糸口を見いだした。従来、複数のチップで実現していたSMP(対称型マルチプロセサ)マシンを1チップで実現できる。SMPマシン実現に必要な外付けチップが不要となる分、価格性能比を向上できるメリットもある。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]

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