多次元データベース

読み方 : たじげんでーたべーす

多次元データベースとは

複数の属性項目(次元)を持ったデータを管理し、分析の視点を次々に切り替えて検索・表示できるデータベース。すべての項目の組み合わせに対応した集計結果をあらかじめ保持しているため、条件を変更した際に短時間で結果を表示できる。DSS(意思決定支援システム)や、EIS(役員情報システム)といったOLAP(オンライン分析処理)アプリケーションに利用されることが多い。

業務システムで多用されているリレーショナルデータベース(RDB)は、データを2次元の表形式で管理している。分析処理では、検索条件に従って複数の表を操作し、結合した結果を表示する。分析の視点を変えるたびに表結合の処理が発生するため、応答時間が長くなる。RDBの10カ条を定義したE.F.コッド博士自身が、RDBでは処理速度に限界があるとして多次元データベースをOLAPの必要条件に挙げたことから注目され始めた。

多次元データベースは独自のデータ構造を持つ。業務システムのRDBからデータを抽出して格納する必要があり、リアルタイム性は損なわれる。最近はRDB自身が高速検索機能を実装して多次元分析用途に利用できるようになっているほか、RDBに多次元データベースを統合する動きが強まっている。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]

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