多チャンネル型動画配信サービス

読み方 : たちゃんねるがたどうがはいしんさーびす

多チャンネル型動画配信サービスとは

放送番組やイベントのライブ映像などのコンテンツを、事業者やテーマ別に分類・整理して、テレビの放送チャンネルのようなスタイルで提供する動画配信サービス。パソコンやスマートフォンで視聴できる。

2016年4月11日、パソコンやスマートフォンでさまざまな番組を視聴できる動画配信サービス「AbemaTV」がサービスを開始した。サイバーエージェントとテレビ朝日が設立する共同出資会社AbemaTVが運営し、ニュースや音楽、スポーツ、アニメなどを扱う24チャンネルを提供する。

各チャンネルはテレビ放送のように番組編成していて、番組表に合わせて特定の時間に番組を配信する。配信番組は無料視聴できる。月額960円の有料会員は、各番組を好きなタイミングで視聴できるVOD(Video On Demand)サービスも利用できる。

インターネットを使って特定の時間に番組を配信するサービスとしては、ニコニコ生放送やYouTube Live、ツイキャス、LINE LIVEのようなユーザー投稿型のサービスか、WOWOWやスカパー!、J:COMなどの放送事業者による加入者向けのサービスとして提供されるケースがほとんどだった。放送事業者や制作会社がテレビ放送向け、あるいは放送と同等に制作した番組をまとめて無料の多チャンネル型動画配信サービスとして提供するのは国内では珍しい。

海外では英BBCが放送番組の見逃し配信サービスとして、多チャンネル型の動画配信「iPlayer」を提供している。iPlayerではこれまでBBCの番組のみを配信していたが、2016年4月に民放番組も配信する方針を示し注目を集めている。米国では、VOD型のサービスを提供しているHuluが、ケーブルチャンネルのストリーミング配信による多チャンネル型のサービスを始めると報道された。

端末のスペックやインターネットの回線速度は年々向上しており、動画配信の技術的なハードルは低くなっている。多チャンネル型かVODか、定額制か従量制か広告無料型かなど、今後はビジネスモデルの模索が続きそうだ。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2016年 7月15日 公開]