ニューロマーケティング

読み方 : にゅーろまーけてぃんぐ 

英語正式表記 : Neuromarketing

ニューロマーケティングとは

商品開発や販促に脳科学を応用する考え方。脳の働きから人の深い「気持ち」の部分を把握することで、より消費心理に適合した商品を作れる可能性がある。

ニューロマーケティングは、脳科学の知見を人の消費行動や心理の解明に応用し、「脳にとって心地良い商品を出す」といった形でマーケティングに活用する取り組みである。まだ基礎研究の域を出ないが、徐々に注目を集めつつある。「右脳人間」「左脳人間」といった言葉が使われるように、脳の働きが人間の判断や行動に影響を与えることはよく知られている。これを応用すれば消費行動を喚起できそうだが、現実には困難であった。

この10年ぐらいで、マーケティングに応用するための研究課題の一部が解決に向かいつつある。1つは、脳科学の発展である。脳の各部位がどんな働きをするかということはまだまだ謎が多い領域だが、「右脳の側頭葉は顔の視覚認知と関係が深い」ことなどが部分的に解明されつつある。

もう1つは、「fMRI(機能的磁気共鳴画像装置)」の開発である。従来は被験者に聞いたり、脳波を測定したりといった手法で間接的に脳の活動を把握するしかなかった。現在では、医療検査用のMRI(磁気共鳴画像装置)を応用したfMRIで、脳の活動の画像を直接撮影できる。fMRI機器は高価で、まだ日本に限られた数しか存在しないが、研究者が共同で使える環境が整いつつある。

これまでも、POS(販売時点情報管理)データやアンケートなどで消費行動を推測する試みは行われてきた。これらは表層的な行動を表しているが、「気持ち」のレベルまでは分からない。ニューロマーケティングを活用すれば、人の深層心理に響く商品を作り出せる可能性がある。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 8月15日 公開]

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