並列メインフレーム

読み方 : へいれつめいんふれーむ

並列メインフレームとは

複数プロセサを密結合したシステム複数台を、並列に動作させる機構を持ったメインフレーム。数台~数十台程度のシステムがデータベースを共有して並列処理を行う。処理能力の拡張性とアベイラビリティ(可用性)が向上する。

並列メインフレームが登場したのは1994年ごろ。背景に、オープン系システムに価格性能比で対抗するため、メインフレーマ各社がCMOSプロセサの採用を決めたことがある。CMOSプロセサは、それまでのメインフレームが搭載していたバイポーラプロセサに比べて開発・生産コストが低い。だがバイポーラプロセサに比べて処理性能が劣るため、多数のプロセサを並列稼働させる仕組みが必要になった。

ただし、実際に複数システムを接続して並列処理を実行しているユーザーは少ない。CMOSプロセサの処理能力の向上は著しく、すでにバイポーラプロセサの最終世代を大きく上回る。このため、利用中のメインフレームと並列メインフレームを、1対1で置き換えるユーザーがほとんどであった。

過剰なまでの域に達した並列メインフレームの性能を売り込もうと、Linuxの搭載などで複数台のオープン系サーバーをメインフレームに集約させる提案を進めているメインフレーマもある。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]