公開鍵暗号

読み方 : こうかいかぎあんごう

公開鍵暗号とは

データや文章などを特定の規則に従って変更する(暗号化)ときと、暗号化されたデータを元に戻す(復号化)ときに、異なる「鍵」を利用する暗号アルゴリズム。RSAが有名である。鍵は固有の対になっていて、一方を他のユーザーに公開することから、公開鍵暗号方式と呼ばれる。これに対し、暗号化と復号化に同じ鍵を使う暗号アルゴリズムを共通鍵暗号という。

公開鍵暗号は不特定多数のユーザーとの暗号通信ができるため、インターネット上での送信者のなりすまし、コンテンツの改ざん防止に効果を見込める。なりすまし防止の場合、送信者が本人専用の秘密鍵を使い、不特定多数の送り手は公開されたの復号鍵を使う。公開鍵で復号できるデータはその公開鍵と対になっている秘密鍵を使って暗号化したデータだけであることから、送信者の本人性を確認できる。逆に、送信者が相手の公開鍵を使ってデータを暗号化すると、対応する秘密鍵を持つ受信者以外はこのデータを復号化できないため、通信途中で第三者に改ざんされる危険性が低くなる。

公開鍵暗号としてはほかに、RSAより少ない計算量でRSAと同等の安全性を確保できるという「だ円曲線暗号」がある。暗号の強度は一般に鍵の長さに比例するが、だ円曲線暗号はRSAよりも短い鍵長で高い強度を実現する。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]