検収

読み方 : けんしゅう

検収とは

納入品が要求仕様に合っているかの検査のこと。システム開発においては、顧客企業がシステムインテグレータから、元請けベンダーが下請け企業から納品されたシステムの動作を検証し、合否の判定を下す作業を指す。

システムの検収が済むと、受注者に費用を支払うことになる。現在、システム開発のアウトソーシング比率が高くなっている。外部企業との契約機会が多くなるにつれて、検収はますます重要になっている。

検収は受注者から発注者へと責任が移る分岐点である。検収後に問題点が発覚した場合、あらかじめ定めておいた保証期間内ならベンダーが修正作業を行うという契約が多いが、その後は、追加費用が発生する。

検収をきちんと実施しないことは、発注者・受注者の双方にとって望ましくない。本来は、不具合の原因がプログラム瑕疵にあれば受注者負担、仕様に問題があれば、発注者負担で修正すべき。だが、不具合の原因がどちらなのかを特定するのは容易な作業ではないため、不具合が瑕疵に属する可能性があっても、受注者が仕様の問題と主張し、修正作業に応じない場合がある。一方で発注者による仕様変更であっても、力関係を背景に瑕疵として受注者に契約範囲外の作業を強いる構図も存在する。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]