センチメント分析

読み方 : せんちめんとぶんせき

センチメント分析とは

テキストマイニング技術などを使い、ソーシャルメディア上の書き込みから、商品や事象に関する消費者の感情を分析する手法。

「先週発売した新商品が、消費者にどう受け止められているか知りたい」。例えばメーカーの商品開発担当者がこんなニーズを持ったとき、従来は市場調査や購入者を対象にしたアンケート調査などを行う必要があった。

ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及で、こうした調査を簡易にできるようになった。商品名をキーワードに検索し、どれくらい話題になっているかを把握するソーシャル・リスニングを行うのだ。

とはいえせっかく話題になっていても、ブログやSNSで「買ってみたけど全然良くなかった」といった悪い評判が多ければ何らかの対策が必要になる。

書き込みに込められた「感情」を判断するのが「センチメント分析」である。テキストマイニング機能を使い、コメントの内容を「肯定的」「中立」「否定的」の3パターンに分類するという使い方が主流だ。センチメント分析は、「ネガポジ分析」とも呼ばれる。

効果:選挙予想にも活用

企業に加え、最近は政党も強い関心を寄せている。2012年末の衆議院選挙で各政党の評判を調査した「永田町インデックス」というサイトでは、政党や党首名をキーワードに、それを含むブログを抽出しセンチメント分析を行った。

課題:微妙な表現は人が判断

ソーシャル・リスニングツールの多くは、センチメント分析機能を備えている。ただし、微妙な表現の書き込み内容を自動的に判別するのは難しい面もある。「アベノミクスには賛成だが、消費税には反対」という書き込みの場合、発言の主が安倍政権に肯定的なのか否定的なのか判断がつきにくい。

また「新製品の○○、ヤバイ!」という書き込みについては、発言者が10~20代の場合は褒めている確率が高く、それ以上の世代だと否定している可能性が高くなる。

これを補うには様々なパターンを人が解釈した後に、新しいアルゴリズムをシステムに実装し続け、分析精度を上げていく必要がある。

永田町インデックスのセンチメント分析技術を開発したホットリンク(東京・千代田)は2013年5月、ツイッター、ブログなどのSNSの種類別にセンチメント分析できる技術を米セールスフォース・ドットコムに提供した。ベンチャーの先進的な成果を大手ITベンダーが活用する動きも増えそうだ。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2014年 6月27日 公開]

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