ショールーミング

読み方 : しょーるーみんぐ

英語正式表記 : Showrooming

ショールーミングとは

ある商品を買いたいと思って店舗に行き、現物を見たがその場では買わず、帰宅後にインターネットの価格比較サイトで最も安く買えるページを調べてネット通販で購入した─。インターネットが普及し、様々なEC(電子商取引)サイトやオークションサイトなどを比較し、より安く購入できる環境が整ったため、こうした消費行動をする顧客が増えている。こうした行為をショールーミングと呼ぶ。実店舗では購買行為が発生せず、顧客が商品を見るだけになってしまっていることから名づけられた。

効果:スマホ普及で加速

ショールーミングに拍車をかけたのがスマートフォンの普及である。米国では店頭で現物のバーコードを読み取ると、価格比較サイトに自動的にアクセスし、最安値のショップを選んでくれるアプリが広がっている。米アマゾン・ドット・コムが運営する「プライス・チェック」などは、自社のECサイト内で価格を比較するアプリを提供している。日本でも既に同様のサービスが始まっており、例えば楽天は店頭で商品のバーコードを読み込んで、楽天市場内の商品価格と比較できるアプリの提供を開始した。

これらのアプリは消費者にとって、商品をより安く購入できる有効なツールになる。しかし、小売業にとってはコストをかけて店舗を出しても顧客をネット通販に奪われてしまい、販売機会を失うことになる。ショールーミングが増加している米国の小売業界では危機感が高まり、プライベートブランド(PB)など他店では購入できない独自商品を増やしたり、店舗の従業員による商品説明などのサービスを拡充したりして、店頭での商品購入を促す対策が始まっている。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2013年10月22日 公開]

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