スパイラルアプローチ

読み方 : すぱいらるあぷろーち

スパイラルアプローチとは

情報システムの開発期間を大幅に短縮するRAD(Rapid Application Development、高速アプリケーション開発)の代表的な開発方式。要件定義、プロトタイプ(完成イメージを示す試作プログラム)の設計、開発、テストといった一連のサイクルを繰り返し、完成度を高めていく。この様子が「らせん」に例えられることから、この名称がある。

スパイラルアプローチでは、プロトタイプを早い段階で作成し、現場のユーザーにそれを評価してもらいながら開発を進める。画面や帳票のプロトタイプを見せ、ユーザーが求めるものと食い違っていないことを随時確認する。そこで生じた仕様やデザインの変更要求から、ただちに次の改良版プロトタイプを作成する。

スパイラルアプローチでは、どの時点でサイクルを断ち切るかをあらかじめ決めておく必要がある。いつまでもサイクルを繰り返して要件が固まらない事態を避けるためだ。

これに対し、要件定義、基本設計、詳細設計、プログラム開発、テストと段階的に前進する開発方式をウォータフォールモデルと呼ぶ。大規模なシステム開発では、ウォータフォールモデルのいくつかの段階ごとに、スパイラルアプローチを採用するなど、二つのアプローチを併用することも多い。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]

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