システム子会社

読み方 : しすてむこがいしゃ

システム子会社とは

ユーザー企業の子会社で、主に情報システムの開発・保守・運用を手がける企業のこと。多くは、大手企業が情報システムの導入に本腰を入れ始めた1980年ごろから設立された。システム化を推進する専門要員を継続的に採用・育成するには、別会社化したほうが得策と各社は判断した。もう一つ、親会社向けの案件で培った業務知識を生かして外販事業に乗り出せば、連結の収益力が向上するとの読みもあった。

そこで80年代後半から90年代にかけて、大半のシステム子会社が外販事業に注力した。資本関係のない企業から開発案件を受注したり、特定業務・業種向けパッケージを開発する動きが活発になった。だが外販事業は、新日鉄住金ソリューションズや野村総合研究所といった一部の例外を除き、あまりうまくいっていない。もともとシステム子会社は営業要員がいない上に、優秀な要員は親会社向けの案件に割り当てざるを得ない、といった子会社特有の事情もある。

このため、システム子会社を外販事業から完全に撤退させている企業が少なくない。開発・保守・運用をITベンダーにアウトソーシングするのを機に、システム子会社をITベンダーに売却する親会社も続出している。だが、ITベンダーが経営の支配権を握ると、システム子会社の親会社に対する忠誠心は低下しやすい。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]

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