VDT症候群

読み方 : ぶいでぃーてぃーしょうこうぐん

VDT症候群とは

メインフレームの端末やパソコン、情報携帯端末といったVDT(ビデオディスプレイ端末)を使うことによって起こるとされる様々な疾病の総称。以前はメインフレームのオペレータなどに患者が限られていた。最近では、パソコンの普及や端末画面のカラー化/大型化、ノート型パソコンや情報携帯端末などの利用者拡大に伴って、幅広い層における健康問題としてクローズアップされている。

VDT症候群としてあげられる主なものは、手や手首、首、肩の痛みなど上肢の障害、ドライアイや眼精疲労など目の障害の二つ。そのほか、自律神経失調症など精神の障害、アトピー性皮膚炎の悪化など皮膚の障害、ホルモン分泌の異常など内分泌系の障害などもVDT作業によって引き起こされるとみられる。

ただし、VDT作業に伴う眼精疲労が労災保険(労働者災害保証保険)の適用対象になることは非常にまれ。眼精疲労の主な原因であるドライアイは個人差が大きい、というのが労災を認定する労働基準監督署の見解だ。

VDT症候群とは別に、パソコンから出る電磁波が健康に与える悪影響を懸念する声もある。ほかにも、携帯電話の電磁波や高圧送電線が健康に与える影響の調査結果が報じられているが、科学的な検証はなされていない。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]