VLIW

読み方 : ぶいえるあいだぶりゅー

英語正式表記 : Very Long Instruction Word

VLIWとは

Very Long Instruction Wordの略。一つの命令で複数の処理を実行するアーキテクチャのマイクロプロセサのこと。通常、命令長128ビット長以上の命令で、3~4個の処理を同時に処理するプロセサを「VLIW型」という。VLIWの命令フォーマットは、一般に整数/論理演算ユニット向けの処理と、浮動小数点演算ユニット向けの処理、分岐処理ユニット用処理、ロード/ストアユニット向け処理などの組み合わせからなる。最適化コンパイラが各ユニット向けの処理を同時に実行できるように調整するため、コンパイラの出来が性能に大きく影響する。

VLIW型プロセサの研究開発は1980年半ばごろ、さかんに行われたが、その後、下火になっていた。(1)マイクロプロセサが改良されるたびにプログラムを再コンパイルする必要がある、(2)既存のマイクロプロセサと互換性がない、といった課題を解決できなかったためだ。

2000年以降、米トランスメタのCrusoeや米インテルのIA-64(Itanium、Itanium2)がVLIW型のアーキテクチャを採用して再び注目された。Crusoeはインテルのx86用命令を独自のVLIW命令に動的に変換することで、(2)の問題を解消。 IA-64は命令の一部に処理の依存関係を示すフラグを埋め込むことで(1)の課題をクリアしたが、普及面では後れをとっている。

出典:ITpro「今日のキーワード」(C)日経BP社

[2010年 1月 1日 公開]

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