2024年12月期 第1四半期 決算の概況

2024年 4月30日 第202416号

株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚裕司)は、2024年12月期第1四半期の決算の概況を発表します。

2024年12月期第1四半期(2024年1月1日~2024年3月31日)決算の概況について

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、資源価格の高騰や円安による物価高が続く中、個人消費が伸び悩むなど一部に弱さもみられましたが、堅調な企業業績を背景に設備投資は底堅さを維持、インバウンド需要の回復など総じてみれば景気は緩やかな回復基調が続きました。

このような経済状況にあってIT投資分野では、生産性向上、競争力強化やコスト削減を目的としたデジタル化への対応などIT投資需要は底堅く推移しました。

以上のような環境において当社グループは、「お客様に寄り添い、DXでお客様と共に成長する」を2024年度のスローガンに掲げ、お客様接点の強化に努めました。今年で47回目となる実践ソリューションフェアにおいては、「AIではじまる、DXのあたらしいかたち。」をテーマに、当社自身がAIの活用を含めたDX推進により業務プロセス改革や生産性向上を実現してきたノウハウやソリューションの紹介を行いました。当フェアの展示も含め営業活動においては、オフィスまるごとの方針に基づき、お客様それぞれの状況に応じた課題の解決に向けた提案に努めました。具体的には、DX統合パッケージと様々なサービスを組み合わせた業務のデジタル化や効率化に向けた提案や中堅・中小企業のお客様でも手軽にAIの価値を享受できる最新のAIソリューションなど、DX推進への取り組みを支援いたしました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、堅調な企業のIT投資需要を捉え、2,666億64百万円(前年同期比9.9%増)となりました。利益につきましては、販売費及び一般管理費は増加したものの増収に伴う売上総利益の増加により、営業利益172億42百万円(前年同期比2.2%増)、経常利益176億41百万円(前年同期比1.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益116億79百万円(前年同期比0.8%増)と増収増益となり、売上高及び各利益は過去最高となりました。

システムインテグレーション事業

コンサルティングからシステム設計・開発、搬入設置工事、ネットワーク構築まで最適なシステムを提供するシステムインテグレーション事業では、パソコンやパッケージソフトの売上高を伸ばし、売上高は1,754億30百万円(前年同期比10.8%増)となりました。

サービス&サポート事業

サプライ供給、ハード&ソフト保守、テレフォンサポート、アウトソーシングサービス等により導入システムや企業活動をトータルにサポートするサービス&サポート事業では、オフィスサプライ通信販売事業「たのめーる」やサポート事業「たよれーる(注)」などストックビジネスに引き続き注力し、売上高は912億33百万円(前年同期比8.2%増)となりました。

  • (注)たよれーる=お客様の情報システムや企業活動全般をサポートする事業ブランド

2024年12月期 第1四半期の業績(2024年1月1日~2024年3月31日)

連結

 売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属
する四半期純利益
(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)
2024年12月期
第1四半期
266,6649.917,2422.217,6411.211,6790.8
2023年12月期
第1四半期
242,60915.516,87522.417,43121.611,59110.2

(%表示は対前年同四半期増減率)

連結セグメント別売上高

 システムインテグレーション事業サービス&サポート事業
(百万円)(%)(百万円)(%)
2024年12月期
第1四半期
175,43010.891,2338.2
2023年12月期
第1四半期
158,29921.484,3105.8

(%表示は対前年同四半期増減率)

単体

 売上高営業利益経常利益四半期純利益
(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)
2024年12月期
第1四半期
238,8559.315,1994.016,7544.311,6504.5
2023年12月期
第1四半期
218,50415.214,61919.616,06716.911,1475.8

(%表示は対前年同四半期増減率)

  • * 2024年2月1日に発表した連結業績予想に変更はありません。
  • * その他詳細資料につきましては、当社ホームページに掲載いたしますのでご覧下さい。