セキュリティの「今」が一度に分かる
実践ソリューションフェア2026
2026年2月に東京・大阪の2会場で開催した「実践ソリューションフェア2026」には、過去最多数の企業が出展。「セキュリティ対策を強化したいが、何から始めればいいのか分からない」そんな課題を抱える現場担当者や経営層の方々をはじめ、大手企業から中堅・中小企業まで、幅広い層の来場がありました。出展企業の一つ、サイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーであるトレンドマイクロ株式会社(以下、トレンドマイクロ)の小峯勝弘氏は「お客様のセキュリティ意識が明らかに変わってきている」と語ります。展示会の様子や出展を通じて実感したことについて、小峯氏に伺いました。
セキュリティからAI、ロボットまで、
ITの最前線が一堂に
「業務システム、AI、ネットワーク、ロボット、複合機、災害対策など、さまざまなジャンルのソリューションが一堂に展示されており、『ITの今』が一度に体感できるイベントだと思います」――そう語るのは、トレンドマイクロでパートナービジネス本部ジェネラルビジネス営業部部長を務める小峯勝弘氏です。
小峯氏は今回、セキュリティプラットフォーム「Trend Vision One」と中小企業向けUTM(Unified Threat Management)「トレンドマイクロCloud Edge」の展示を主導しました。この2製品を選んだ背景には実践ソリューションフェアならではの特性があると言います。
「実践ソリューションフェアは展示企業の多さもさることながら、来場者の数が非常に多く、なおかつ幅広いのが特徴です。当社のブースにも大手企業から小規模な企業まで、実に多様なお客様に訪れていただきました。規模の大きな企業向けのTrend Vision Oneと、中堅・中小企業向けのトレンドマイクロCloud Edgeの2つを揃えることで、できるだけ多くのお客様の課題に対応できると考えました」(小峯氏)。
「自社に合ったソリューションを探したい」という来場者にとって、業種・規模を問わず幅広い選択肢が揃っていることは、実践ソリューションフェアの大きな魅力の一つといえるでしょう。
パートナービジネス本部
ジェネラルビジネス営業部 部長
小峯 勝弘 氏
企業の「守りのDX」への姿勢に、確かな変化
近年、セキュリティが取り沙汰される機会が増えています。サイバー攻撃の脅威、大手企業による情報流出など、組織の規模を問わず、企業経営におけるセキュリティの重要性を痛感させるニュースが少なくありません。
従来、多くの企業でセキュリティへの投資は「コスト」と認識されていました。収益に直結する「攻めのDX」に対して、セキュリティをはじめとする「守りのDX」は優先順位で後回しにされることもしばしばです。しかし、そうした意識が変化しつつあるのを、小峯氏は今回の実践ソリューションフェアへの参加を通じて実感したと言います。
「今回、特に印象的だったのは、来場される皆様が自らセキュリティの情報を積極的に集めていたことです。例えば、ブースでよく話題にあがったのが「ニセ社長詐欺」でした。これは、社長をかたる人物が企業担当者にメールを送り、指定口座への送金を指示する特殊詐欺で、昨今は中小企業を中心に被害が増えています。以前であれば、こうした新手の脅威は、私たちのようなセキュリティ事業者から対策を促すのが通例でした。ところが今回は、多くのお客様から『どう対処すればいいか』と尋ねてこられました。これは、企業におけるセキュリティの優先順位が確実に高まっている証拠だと思います」(小峯氏)。
また、小峯氏は「サポートサービスへの関心」にも、セキュリティに対する意識の変化を感じたといいます。トレンドマイクロは、自社製品を利用する企業を対象に有償サポートサービス「セキュリティエキスパートサービス」を展開しています。このサービスでは24時間365日体制のテクニカルサポートや検体解析、インシデント時の支援などが提供されるもので、従来は大手企業を中心に利用されていました。しかし、今回の実践ソリューションフェアでは、中堅規模の企業からも導入検討の声が度々あがったそうです。こうした生の反応が聞けるのは、多様な来場者が集まる実践ソリューションフェアの強みといえます。
セキュリティに対する脅威が高まるなかで、企業の「守りのDX」への投資の姿勢にも変化の兆しが見えはじめています。とはいえ、社内にセキュリティの専任担当者を置ける企業はまだ少数派です。人手不足がさらに過酷さを増すなかで「外部の専門家に自社のセキュリティを任せたい」という企業のニーズは、今後さらに高まっていくでしょう。
セキュリティ対策は「技術」と「知識」の二本柱で
年々、セキュリティのリスクが増すなかで、小峯氏は対策の視点として「技術」と「知識」の二つを挙げます。最新ソリューションの導入やセキュリティ人材の確保など、専門的な技術や知見で自社を守る取り組みは今後より一層求められます。一方で小峯氏が同じくらい重視するのが、「知識」による対策です。
「『知識』というと、専門的なものを想像されるかもしれませんが、そうではありません。『届いたメールの宛先や件名に注意する』『セキュリティソフトは常に最新の状態に保つ』といった基本的な習慣のことです。こうした取り組みは軽視されがちですが、実際には、大規模なインシデントの多くが、基礎的な対策の怠りから生じています。だからこそ、日頃からの注意喚起やアップデートの徹底が重要なのです。そして、こうした知識を組織全体に根付かせるには、経営層が率先して発信することが大切です。社長や上司が『セキュリティは全員の問題だ』と繰り返し呼びかけることで、従業員一人ひとりの意識は確実に変わっていきます」(小峯氏)。
小峯氏が商談やセミナーでも繰り返し伝えているというこのメッセージ。地道な取り組みの積み重ねこそが、自社を守る確かな備えになるのです。
幅広いニーズに応える、
トレンドマイクロの二つの製品
「技術」による対策については、「ぜひ当社にお任せいただきたいと思っています」と小峯氏は自信を見せます。サイバーセキュリティ分野におけるリーディングカンパニーとして、トレンドマイクロが長年培ってきた知見や研究成果、イノベーションへの取り組みは他に類を見ません。実践ソリューションフェア2026に展示したこれら二つの製品には、そうした同社の知見と技術が凝縮されています。
「今回は大規模組織向けのTrend Vision Oneと、中小企業向けのトレンドマイクロCloud Edgeを展示しましたが、両製品に共通しているのは、幅広い脅威に対応できることです。Trend Vision Oneは、エンドポイントやクラウド、メールなどの複数のセキュリティサービスを包括しており、お客様の状況に合わせてサービス単体での利用も可能です。トレンドマイクロCloud Edgeはパッケージソリューションで、これ一つで中小企業のセキュリティ対策を完結できます。展示会では『セキュリティ対策を強化したいが、何から始めてよいのか分からない』というお客様や、『インシデントを経験した際にうまく対応できず悔やんでいる』というお客様にも多くご来場いただきました。そうしたセキュリティに難しさを感じているお客様の『信頼できるパートナー』になることが、当社のミッションです」(小峯氏)。
「出会いたい製品に出会える展示会」
最後に、実践ソリューションフェアの印象について尋ねると、小峯氏は「出会いたい製品に出会えるイベントだと思います」と答えました。
「実践ソリューションフェアの最大の利点は、大塚商会の営業の皆さんが、来場したお客様を案内してくれることだと思います。先ほどお話ししたお客様のように『何から始めてよいのか分からない』という方にとって、膨大な数のブースから自社に最適なソリューションを見つけ出すのは容易ではありません。展示会に足を運んだにもかかわらず、大した成果を得られず帰社した経験のある方も少なくないと思います。その点、実践ソリューションフェアは大塚商会の経験豊富な営業担当者が、お客様の状況や課題をヒアリングしながら最適な製品のブースへと案内してくれます。お客様の課題が整理された状態で製品をご紹介できるため、私たちもより本質的な提案がしやすくなります。お客様にとっても参画企業にとっても、最適な出会いが得られるのが実践ソリューションフェアです。漠然とでも『セキュリティの課題を何とかしたい』と思っている企業の方々には、まさにうってつけの展示会だと思います」(小峯氏)。
「信頼できるパートナー」を探している企業にとって、実践ソリューションフェアはその出会いの場になり得ます。トレンドマイクロのような各分野のリーディングカンパニーが集い、大塚商会の営業が来場者一人ひとりの課題に向き合う。セキュリティの不安を「解決できる課題」に変える第一歩を、ぜひここから踏み出してみてください。
