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実践ソリューションフェア2026 開催レポート

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デジタルだけでは届かない。
展示会が生む、SmartHRとお客様の接点

2026年2月に東京・大阪で開催された「実践ソリューションフェア2026」には、業種や業態、組織規模を問わず、日本全国から数多くのお客様が訪れました。プラチナ協賛として出展した株式会社SmartHR(以下、SmartHR) の春花祐太氏と村上史織氏が口を揃えるのは、少し意外なメッセージです。「展示会に関心がない担当者の方こそ、ぜひ来場してほしい」――。その真意と、出展企業から見た実践ソリューションフェアの価値について、お二人に伺いました。

シェアトップ企業が抱える「3%の壁」

株式会社SmartHRブランディング統括本部パートナーマーケティング部部長の春花祐太氏は、今回プラチナ協賛へと格上げした理由をこう明かします。「昨年のゴールドスポンサーから1ランク上げたのは、実践ソリューションフェアが『普段、接点を持てないお客様と出会える貴重な機会』だからです」

「クラウド人事労務ソフトSmartHR」を提供する同社。その背景には「オンラインコミュニケーションの限界」があると春花氏は説明します。

「どれだけ精緻なデジタルマーケティングを実践しても、どれだけWeb広告にコストを費やしても、リーチできないお客様は存在します。事実、SmartHRは競合製品中でシェアトップクラスですが、市場占有率は約3%です。できるだけ多くのお客様と接点を持てるように全力を尽くしてきましたが、それでも市場全体からすればごくわずかに過ぎません。ならば、普段の展開施策では接点を持てないお客様と出会える場に積極的に出ていくべきだと考えました」(春花氏)。

実践ソリューションフェアには、業種・業態を問わず、多様な企業からお客様が足を運びます。そのなかには「ITシステムや展示会に馴染みは薄いが、デジタルで自社の課題を解決したい」と意気込むお客様も少なくありません。特に近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が広く認知されるなかで、「初めて展示会に来場した」というお客様も増えつつあります。

「SmartHRは、これからDXに着手するお客様にも利用しやすい製品です。当社製品に限らず、会場には『DXの第一歩』として最適なシステムやソリューションが数多く展示されており、ITに馴染みの薄いお客様でも十分に満足できる展示会だと思います」と春花氏は続けます。業種や業態にかかわらず、自社に適した製品と出会えるのが、実践ソリューションフェアならではの利点です。

ブランディング統括本部
パートナーマーケティング部 部長
春花 裕太 氏

DXの第一歩は「ペーパーレス化」から

実際に、展示会当日にも「DXに取り組みたいが、何から始めてよいか分からない」という来場者は少なくなかったそうです。近年の「DXブーム」を受けて、さまざまな業界で業務のデジタル化やデータ活用が進んでいますが、必ずしもあらゆる企業がDXに親和的とは限りません。

例えば製造業では、PCが配布されていない従業員は珍しくありません。そのため、紙の帳票による記録や申請業務を実施せざるを得ず、それがDXの壁になることがしばしばです。こうした状況は製造業に限らず、建設業や医療・介護など、現場仕事が中心の業種でも広く見られます。

SmartHRのブースにも、そうした課題を抱えるお客様が数多く来場しました。「DXを始めたい」というお客様にまずペーパーレス化を勧めたと話すのは、パートナービジネス事業本部 第1アライアンス営業部で部長を務める村上史織氏です。その理由をこう説明します。

「近年、DXに注目が集まるなかで、『デジタル化を急がなければ』と焦りを感じている企業も多い印象です。しかし、DXの基盤となるデータが整備されていないと、AIやBI(Business Intelligence)を導入しても十分な成果は得られません。そのため、これからDXに取り組むというお客様には、まず紙の申請業務のペーパーレス化をご提案しました。ペーパーレス化ならば、ITに馴染みの薄い方でもイメージを描きやすく、取り組みやすいようです。実際に、展示会でも多くのお客様にご納得いただけ、SmartHR導入のきっかけになった事例も生まれました」(村上氏)。

パートナービジネス事業本部
パートナーアライアンス事業部
第1アライアンス営業部 部長
村上 史織 氏

展示会が拓いた「DXへの道のり」

SmartHRは入退社などの業務を効率化するフローの中で、従業員の人事・勤怠・給与などのデータを網羅的に収集・一元管理できるデータベースでもあります。そのため、業務効率化にとどまらず、蓄積したデータを活用した戦略的な施策にも役立てられます。展示会当日にも、そうした可能性に着目してSmartHRの導入を決めた来場者がいたと村上氏は振り返ります。

「従業員50名ほどの企業のお客様でした。その企業では入退社の際の手続きを効率化したい一心でSmartHRの導入を決定されましたが、ゆくゆくは従業員の経験やスキルを可視化するタレントマネジメントの施策にも活用したいとおっしゃっていました。SmartHRにはタレントマネジメントに関する機能もあり、それを利用すれば蓄積した従業員データを活用した採用管理や人事評価、配置シミュレーション、スキル管理などが可能です。このお客様のように、後々の利用範囲拡大を念頭にSmartHRを導入する企業は少なくありません」(村上氏)。

近年、SmartHRはAIの活用にも力を注いでいます。その一つが「AIアシスタント」。これはユーザーからの問い合わせに対して、24時間365日いつでも自動的に回答する機能です。就業規則や社内ルールなどの問い合わせへの対応工数を大幅に削減でき、バックオフィス業務の効率化に貢献します。また、「HRアナリティクス」の機能では、人事や組織づくりに関する仮説検証をAIがサポート。組織の課題を入力すると、課題解決のために参照すべきデータをレコメンドし、改善施策の立案に示唆を与えます。

今後SmartHRでは、こうしたAI活用をさらに加速させ、「組織の意思決定を支えるツール」の確立を目指すといいます。ペーパーレス化を入り口にデータ基盤を確立し、データ活用へと導く。それがSmartHRの描く、DXの現実的なロードマップです。その入り口となる出会いが、実践ソリューションフェアで生まれることも少なくありません。

対面が生む、製品との「本当の出会い」

最後に、春花氏に実践ソリューションフェアの魅力を尋ねると「対面で製品を説明できること」だと答えました。対面だからこそ、製品サイトだけでは伝えきれない、込められた思いをお客様にお届けできるのだといいます。

「当社はサービスビジョンとして『worker-friendly― 働くみんなが使いやすい ―』を掲げています。ここには『ユーザーの働くシーンを想像し、利用するすべての人が使いやすい製品を作る』という開発思想が込められています。SmartHRのUI・UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)には、この思想が隅々まで反映されているのですが、一つひとつを製品サイトで説明し尽くすのは困難です。しかし、実際の画面に触れていただきながら、SmartHRの利便性やその裏にある開発思想をご説明するのは比較的容易です。これはお客様にとってのメリットでもあり、UIやUXに込められた意図や狙いを含めて説明されたほうが製品を深く理解できるからです。実際に、展示会当日には、画面に触れていただいたことで『これなら自社でも使える!』と確信して、導入を決定するお客様もいらっしゃいました。対面でのコミュニケーションを通じて、製品の強みや使いやすさを体験できるのが、実践ソリューションフェアの何よりの魅力だと思います」(春花氏)。

「『展示会に関心がない』というお客様こそ、ぜひ足を運んでいただきたいです」と春花氏は呼びかけます。DXの実現は一朝一夕には叶いません。しかし、実践ソリューションフェアには、その道のりを共に歩んでくれる製品やパートナーが数多く出展しています。会場には人事・労務にとどまらず、業務効率化やセキュリティ、AI活用など幅広いソリューションが揃っており、「DXをどこから始めるか」、そのヒントがきっと見つかります。自社の変革に向けた第一歩を踏み出すつもりで、会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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