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実践ソリューションフェア2026 開催レポート

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実践ソリューションフェアで示した、業務に変革をもたらすAI活用の最前線

大手企業、中堅・中小企業と規模や業種を問わず、今やAIの活用による業務革新は喫緊の課題です。既に多くの企業がAIを導入・利用し、業務効率化や生産性向上を実現している一方、「具体的に、どのような場面でAIを利用したらいいのか分からない」といった声も少なくありません。そうした企業の悩みに明解な答えをもたらしたのが、2026年2月に開催された「実践ソリューションフェア2026」の日本マイクロソフト株式会社(以下、日本マイクロソフト)の出展ブースです。同社のブースで提示されたのは、AIを日々の業務に直結する「成果」へと落とし込む道筋でした。

AIの業務活用が急拡大、中堅・中小企業でも
実利用フェーズに

AIの進化は、単なる技術的なトレンドの枠を超え、仕事のやり方の定義そのものを根本から問い直すフェーズへと突入しています。そうした中で、2026年2月に開催された「実践ソリューションフェア2026」で日本マイクロソフトの展示ブースが示したのは、AIがこれまでの「補助ツール」から「自律的な業務の担い手」へと進化し、あらゆる規模の企業が活用できる姿でした。

現在のAI市場は、大手企業による先行的な導入事例を経て、中堅・中小企業層へと、その裾野を急速に広げています。そして、漠然とした理解に留まっていたAI活用は、今や具体的な業務改善やコストメリットを追求する段階に至っています。

「ビジネスの現場では対話型AIの利用経験者が9割に達しているというデータもあります。AIは既に『未知の技術』ではなく、業務に組み込むべき『不可欠なツール』へと変化しているのです」と語るのは、日本マイクロソフト コーポレートソリューション事業本部 SMB統括本部 クラウド&AIプラットフォーム本部 シニアパートナーソリューションスペシャリストの安藤貴泰氏です。

日本マイクロソフト
コーポレートソリューション事業本部
SMB統括本部 クラウド&AIプラットフォーム本部
シニアパートナーソリューションスペシャリスト
安藤貴泰氏

「事実、本フェアでの当社ブースへの来場者は、大企業のお客様だけでなく、中堅・中小企業の経営層や、総務・情報システム部門の担当者の姿も目立ちました。例えば当社の生成AIである『Microsoft Copilot(以下、Copilot)』の活用についても、単なる情報収集に留まらず、『具体的にどう使えば成果が出るのか』といった利活用推進の段階に移行していることが感じられました」(安藤氏)。

そうしたことから、コストに関する問い合わせや相談も多かったと言います。「AIの導入を検討するにあたり『この規模の業務で利用した場合、どのくらいコストが発生するのか』『リターンはどの程度見込めるのか』といった、ビジネス上の投資判断を仰ぐような質問も数多くいただきました」と安藤氏は振り返ります。

「AIを業務にどう活用すればいいのか?」
尽きない担当者の悩み

一方で、AIの活用にあたって、ブースでは次のような質問を寄せる中堅・中小企業も数多く見受けられたと言います。一つが「既にCopilotを導入しているものの、使い方が分からない」というものです。安藤氏は「Copilotを導入済みでの企業であっても、具体的な操作方法や、日進月歩で進化する最新機能を把握しきれていないことも分かりました」と補足します。

また、Copilot導入後の具体的な活用法や成果創出の道筋を描けず、悩んでいる担当者も多かったと言います。特にIT部門の専任担当者が不在、あるいは人員が不足している企業では、AIの特性を理解し、業務設計に落とし込むためのハードルが高いのも実情です。「AI活用推進を任命された若手スタッフの方が、マネジメント層に成果を求められる中で、具体的な方策や、推進ステップが描けないといった悩みを抱えている人も少なくありませんでした」(安藤氏)。

「業務ですぐ使える」AIの最先端を提示した
日本マイクロソフトの出展ブース

このような中堅・中小企業の担当者が抱えるAI活用の悩みに、具体的な解決の糸口を示したのが、日本マイクロソフトの出展ブースです。 パートナーと顧客双方の声を踏まえ、安藤氏は、次のように語ります。

「実践ソリューションフェアへの参加には、大きく二つの目的がありました。一つは、当社のAIやクラウドの取り組みをお客様に直接お伝えすること。もう一つは、実際にお客様がどのような環境で製品やサービスを利用し、どのような点でつまずいているのかを、現場で直接伺うことです。特に今回は、“AIを導入した後、業務でどう活用すればよいのか分からない”という声を多く耳にしました」(安藤氏)。

そうした声を受け、今回の出展で同社が重視したのは、AIを単なる情報検索や要約のためのツールとして紹介することではなく、「業務の中で、どの作業をAIに任せられるのか」「AIがどこまで実務を担えるのか」を、来場者自身が具体的にイメージできるようにすることです。

「AI活用の第一歩としてCopilotを導入していても、実際の業務に落とし込めていないケースは少なくありません。そこで今回は、Copilotを起点に、AIがユーザーに代わって能動的にタスクを実行する“エージェント”という考え方を、実際の業務シナリオとともに体験していただくことを意識しました」(安藤氏)。

こうした考えのもと、ブースでは「Microsoft Copilot」を基点に、業務に応じたカスタマイズを可能にする「Copilot Studio」などを組み合わせ、AIが日常業務をどのように支援・代替できるのかを具体的に示しました。

このほかにも、大塚商会のサポートとマイクロソフトのクラウドサービスをセットで提供し、Officeアプリ、スケジュール管理、Web会議、掲示板機能などを組み合わせて利用できる「たよれーる Microsoft 365」も披露されました。

メーカーの製品担当者に直接、AI活用の実例が聞ける絶好の機会

実践ソリューションフェアに来場したことで得られた最大のメリットは、これらの最新のAI技術やソリューションを、具体的な業務シーンに即した形で直接体験できることです。その一例が、Copilotに実装された「エージェントモード」のデモンストレーションです。

これまでの生成AIは、ユーザーが入力したプロンプトに対してテキストで回答を返す「対話型」が主流でしたが、エージェントモードはその一歩先を行くもの。具体的には、ユーザーがWordやExcelといったアプリケーション上で指示を出すと、AI自身が自律的に新しいシートを作成したり、複雑なデータの書き込みや修正を自動で進めたりする機能です。WordやExcel内でエージェントがタスクを自動処理するデモを通じて、参加者はAIの現在地をリアルタイムで知ることができました。これにより、自社業務への具体的な適用イメージも明確になったようです。

また、普段は接点を持つことが難しいメーカーの製品担当者やエンジニアに直接会って、具体的な疑問や技術的な相談を投げかけられることも、実践ソリューションフェアならではの大きなメリットです。安藤氏は、「実際、『社内のSQLサーバーとAIと連携させるにはどうすればよいか』『営業部門の効率化にあたって、受注メールの内容をAIが自動で解析し、別システムに商談情報として直接書き込みたい』などの踏み込んだ質問が、多々寄せられました」と語ります。

大塚商会の伴走支援で、課題解決のヒントがすぐに見つかる

また、実践ソリューションフェアは、大塚商会の営業担当者に案内してもらえることもポイントです。同フェアでは大塚商会の営業担当者が顧客の課題を事前に整理し、その解決策となる展示ブースに導いてくれます。これにより、来場者は自身の業務上の困りごとをメーカーに直接ぶつけることができ、その場で具体的な解決策の提示をしてもらえたり、実導入に向けた会話も進めたりすることが可能となります。
また、「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進のステップが描けない」という悩みを抱えているならば、大塚商会の営業担当者がパートナーとして伴走し、フェアでの体験や得られた知見を踏まえながら、DX化を進めるうえでの“道しるべ”を共創してくれることも、同イベントならではの利点です。

業務に着実な成果をもたらす、
AIの現在地を確認

ビジネスにおけるAIの活用は、もはや避けて通れない潮流となっています。近い将来、AIは私たちが意識することなく、誰もが当たり前に使いこなす社会インフラのような存在になっていくことは間違いありません。「マイクロソフトは、AIエージェントが人間のビジネスパートナーとして意思決定やタスク遂行をサポートする世界の実現を加速させています。そうした中で、当社にはどんな支援をして欲しいのか、実践ソリューションフェアで頂いたお客様のフィードバックを製品開発やサービス提供に繋げていきたいと考えています」と、安藤氏は語ります。

今回の「実践ソリューションフェア2026」で日本マイクロソフトのブースが示したのは、AIという先端技術を、日々の業務に直結する確かな「成果」へと落とし込む道筋でした。最後に安藤氏は、「実践ソリューションフェアのステージや展示レポート動画は、おしごとアイデアLABで公開されています。気になるソリューションがありましたら、ぜひ、ご覧いただき、フェアを追体験してください」とアピールしました。

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