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社内アイデアソン開催レポート
~社員の創造力が未来をつくる!~

2025年6月、大塚商会MM本部(まるごとマーケティング本部)では社内アイデアソンを開催しました。25チーム92名がエントリーし、予選を勝ち抜いた8チームが本選へ進出。
日頃の業務を離れ、部署を超えて「自由な発想で課題解決に挑む」このイベントは、多彩なアイデアと熱量が交錯する、まさに“知的フェス”とも言える日となりました。

そもそもアイデアソンとは?

アイデアソン(Ideathon)とは「アイデア」と「マラソン」を組み合わせてできた言葉です。
限られた時間内にチームでアイデアを出し合い、課題解決や新しい価値の創出を目指すもので、近年では企業の新規事業創出、DX推進、社内活性化の手段として注目されています。
似たような言葉に「ハッカソン」がありますが、ハッカソンは、アイデアを実際に「試作品(プロトタイプ)」として形にすることに力を入れるイベントです。一方で、アイデアソンは、まだ形になっていない「アイデアそのもの」をたくさん生み出すことを目的としています。

アイデアソン開催のきっかけ

なぜ、アイデアソン開催に至ったのか、発起人のひとりであるMM企画開発課 延下係長に聞きました。
「私たちのミッションでもある『世の中にない、新しいサービスを継続的に市場投入する』を実現するには、アイデアを生み出すことが必要になります。そこで多様なスキルや知見を持つ人が、さまざまなアイデアを出し合い、当社が挑戦したことのない未知の領域に挑むために、アイデアソンを開催することになりました。」
予想を超えるアイデアの応募数に事務局内でも喜びの声が上がるとともに本選に進出するチームの選定には苦労したそうです。

アイデアソン開催の流れ

①研修の実施

今回の開催にあたって事前にアイデアソン研修を実施。大塚商会の新規事業創出支援サービスで、ご協力いただいている冨田欣和氏 (knots associates株式会社 代表取締役)を講師に迎え、「たくさんのアイデアを出す正しいブレインストーミング」の方法から学びました。

②予選

チームを結成し、エントリーシートと企画シートを準備して提出する形で募集。
メンバーリストを見ると意外にも幅広い年齢層で構成されたチームが多く、ベテランの経験と若手の新しいアイデアがうまく融合したチーム編成となっていました。
およそ1カ月間の企画検討・市場調査期間を経てエントリーし、2週間後に予選通過チームが発表されました。

③本選

予選通過発表からおよそ2週間後、本選の日を迎えました。
審査員には社内マーケティング担当役員、技術本部役員、マルチAI研究センター長、営業本部役員、人材開発部部長らが参加。さらにゲスト審査員として田尻望氏(株式会社カクシン 代表取締役CEO)にお越しいただきました。

審査のポイントは、まず「先進性」 「独自性」 「実現性」の三つ。そこに会社・社会に対しての「インパクト」を加え、総合的に評価します。

練習を重ねてきたプレゼンを披露する参加者
温かい表情でプレゼンターを見守る審査員

この日、研修の一環として、見学に訪れていた新入社員たちは「大学でもプレゼンテーションをする機会はありましたが、数字的根拠の出し方に違いを感じました。ビジネスで社会にどうインパクトを与えられるかなどをつなげて話されていたので、そこも違うと思います。」と尊敬のまなざしを送っていました。

果たして結果は……

優勝は「チーム六つ星」

将来を見据えた「AI技術を取り入れたサブスクリプション型ビジネスモデル」を活用し、さまざまなサービスを、お客様がより身近に利用できる仕組みを提案しました。

準優勝は「Neo Bl∞m(ネオブルーム)」

二拠点生活やテレワークの普及が進んだこの時代にマッチした、新しい働く環境の提案でした。

特別賞としてゲスト審査員の田尻氏からカクシン賞を受け取ったのは「スマイル31’s」
ポイントや福利厚生を通じて企業と従業員の満足度を向上させる仕組みを提案しました。

アイデア実現に
大きな期待!

審査委員長でもある、十倉義弘常務執行役員は、「アイデアソンをやって本当によかった。優勝したチームは絶対実現してほしいなと思います。新しいことを自分で発想して、チャレンジして……失敗してもいいからやってみてほしい。そして、他の人のアイデアを自分の仕事に取り入れて今後に生かしていってほしい。皆さん、大変お疲れさまでした。」と参加者をねぎらいました。

大塚商会の
「クラウドビジネスの発展」に意欲を見せる優勝チーム

優勝した「チーム六つ星」は「誰もが実現してほしい仕組みなだけに、期待が大きかったと思います。新購買モデルDREAM(※)を意識して、クラウドビジネスがどんどん広がっていく中で、それを大塚商会の強みにしていきたいです。」と語りました。

「DREAM」とは博報堂買物研究所が2025年1月に発表した、新しい購買行動モデルでDialogue(対話)、Recommended(推奨される)、Experience(体験)、Assurance(確信/承認)、Management(管理)の頭文字をとった言葉で、AIエージェントの普及に伴いもたらされる、リアルタイムでパーソナライズされた新しい購買体験を体系化したものです。

【出典】「博報堂買物研究所、「買物フォーキャスト2025」発表 AIエージェントの活用で変わる新しい購買行動モデル「DREAM」を提唱~「検索」から「対話」へ、「選択」から「承認」へ~より一部引用

今後の展望

今回、優勝したアイデアはMM企画開発課を中心にお客様へお届けできるサービスへとブラッシュアップされる予定です。延下係長は「お客様目線でどこに課題があるのか、何に困っているのかという観点から、さまざまなアイデアを出し合って新しい価値提供にチャレンジしていきます。」と活動に意欲をみせてくれました。これからもお客様に寄り添った新しいサービスアイデアが期待されますね。今後の動きにご期待ください。

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