「オールインワンAI画像解析パッケージ」を提供開始

ソリューションプロバイダーの株式会社大塚商会（本社：東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 裕司）は、「オールインワンAI画像解析パッケージ」を2021年9月1日より提供します。人の動きや密集度をカメラ映像からAIが判別、解析を行います。目的に応じた検知・可視化・分析によって課題の把握を実現し、企業のビジネスの推進をサポートします。

カメラの画像データをAIが判別、解析を行う製品・サービスは、今や目新しいものではなくなってきていますが、個別要件が多いためこれまではいくつかの製品やサービスを組み合わせる必要がありました。そのため、管理・運用が別々となり、導入後のサポート窓口も複数になり、運用負荷が高くなっていました。また、企業の独自機能を搭載することが難しく、導入決定に至らないというケースもありました。

大塚商会は、お客様が必要とする「AIによる画像解析機能」を個別に選択し、組み合わせることができるパッケージソフトウェア（管理アプリケーション）を独自で開発、必要なハードウェアと導入後のサポートも含めたオールインワンのソリューション「オールインワンAI画像解析パッケージ」を提供します。本ソリューションは、オンプレミスで提供するため、お客様の環境に合わせて構築することができます。

今回提供する「オールインワンAI画像解析パッケージ」は、検知機能として「入退カウント」「特定エリア検知」「侵入接近検知」「滞留検知（ヒートマップ）」などを実装しました。これらの機能と複数のカメラ（ロケーション）は、1つのプラットフォームで管理され、各種の可視化・分析を行うことができます。さらにAIで解析することによりデータに基づいた施策展開、改善活動が可能となり、業務改善やマーケティングに活用いただけます。

導入企業では、カメラからの画像データを可視化・分析することにより、例えば店舗ではお客様の動線や滞在時間から売れ筋商品の拡充や店舗レイアウトの改善を支援、工場・施設では従業員や利用者の行動を監視し事故を未然に防ぐ安全対策の強化、感染リスク低減に寄与します。これまで人が目視で判断していたことをAIがデータ化することで、「新たな気づき」「新たな価値創造のヒント」を得ることができます。これによって、企業のビジネス発展に繋げることができます。
さらに、お客様のご要望に合わせた個別カスタマイズも可能です。また、導入後の運用支援サービスとして、問い合わせ・障害の切り分け対応を提供しますので、安心して導入いただけます。

今後は、転倒・うずくまり等の「特定行動検知」や、年齢・性別等の「属性分析検知」など機能の拡張を予定しています。

2021年4月本社ビルに開設した「DXオフィス」内で、「オールインワンAI画像解析パッケージ」を実装し、ブース毎の利用状況を可視化・分析した結果をデモンストレーションしています。