ウイルス不活化・細菌の抑制を実現する
日本製「除菌LED照明」を提供

2022年10月17日 第202223号

ソリューションプロバイダーの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:大塚 裕司)は、照明機能と除菌機能を両立させ、長時間にわたって広範囲にウイルス・細菌対策が可能となる日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市 代表取締役社長:小川 裕義)の405nm白色LEDチップを用いた「除菌LED照明」を2022年11月から提供します。
当製品は可視光線域の405nmの波長を用いた照明(注)で、国内の検査機関にて新型コロナウイルスのみならず、さまざまな細菌に対し除菌、不活化・抑制が実証されています。また、日亜化学工業の405nm白色LEDチップのみを使用し、国内で製造しています。

  • (注)紫色の波長域を日亜化学工業の蛍光体技術により自然な白色発光を実現した白色LEDチップを採用。

新型コロナウイルスの世界的感染をきっかけに、国内でもウイルス・細菌対策に効果的な環境対策が模索され続けています。そこで注目したのが、可視光線域の405nmの波長を使った明かりです。最近の研究で可視光線域の405nmの波長にも細菌やウイルスに対する抑制効果があることが実証されており、405nm付近の波長が細菌内で光化学反応を起こさせることで、新型コロナウイルスのみならず、さまざまな細菌に対し除菌・抑制効果があることが実証されています。可視光線域の明かりであるため人体には有害な影響はありません。

今回提供する「除菌LED照明」は、405nm白色LEDチップのみを使用した照明です。また、従来のLEDカバーに採用されている素材では405nm付近の波長がほぼ透過されないため、国内のパートナー企業で新規開発した405nm付近の波長を効果的に透過させる専用特殊カバーを採用しています。実用的な明るさの照明機能と除菌機能を両立し、長時間にわたって広範囲にウイルス・細菌対策が可能となる画期的なLED照明となります。

新製品の「除菌LED照明」の提供価格については、社会貢献製品と考え、広く多くのお客様にご採用いただける設定にしました。11月から提供する直管型LEDランプ、ベースライト、ダウンライトに加え、棚下照明の提供も予定しています。
大塚商会は、2008年にLED照明の提供を開始しこれまでに延べ60,000事業所への導入実績があります。今後もお客様にご満足いただける安心・安全な製品の提供に努めていきます。

「除菌LED照明」概要

製品ラインアップと価格(税別)

直管形LEDランプ40形G13口金、明るさ2,400lm9,800円/本
ベースライト40形、明るさ3,100lm13,440円/本
ダウンライト埋込穴φ150、明るさ1,200lm9,000円/本
  • * 工事費は別途有償です。
  • * ベースライトは別途専用器具が必要です。

概要図

定格寿命

いずれのタイプも30,000時間

製品保証期間

3年間

販売目標

50,000本

「除菌LED照明」に対するウイルス・細菌への効能確認試験

試験依頼:
株式会社インターテクノロジー(本社:東京都千代田区 代表取締役:權 奇周)

検査機関:
株式会社食環境衛生研究所
本社:群馬県前橋市荒口町561-21
代表取締役:久保一弘
URL:https://www.shokukanken.com/

  • * 本発表資料に記載している各検査結果は、試験環境および条件での効果であり、全ての環境下でのウイルス不活化、除菌効果を保証するものではありません。また、全てのウイルス・細菌への効果は検証していません。

除菌、不活化・抑制の結果

ウイルス・細菌の種類検査結果
新型コロナウイルス(オミクロン株)3時間で99%が不活化
緑膿菌12時間で生菌数99%が減少
大腸菌72時間で生菌数98%が減少
O15772時間で生菌数71%が減少

新型コロナウイルスに対する効果確認試験

表

  • * 各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。

お客様お問い合わせ先

株式会社大塚商会
LED・PW課
電話:03-3514-7572