BCP(Business Continuity Planning:事業継続計画)とは、不測の事態が起きた場合でも、被害を最小限に抑え、中核となる事業を継続、または早期復旧ができるよう、平常時に行うべき行動や、緊急時の対応などを取り決めておく計画のことです。
日本では1995年の阪神淡路大震災や、2011年の東日本大震災など、震災の際に注目を集めることが多く、防災計画として捉えられている一面もありますが、実はそれだけではありません。BCPとは、企業活動の継続が困難になり得るあらゆる事態を想定したもの。震災や台風などの自然災害はもちろん、テロなどの人的災害や、インフルエンザなどのウイルス、さらには不祥事など内的なリスクを含んだ計画も必要となります。